こんにちは。
この記事を読んでいるあなたは、

・より自由な働き方として、派遣エンジニアの働き方をしたいけど、その単価ってどのくらい?
・派遣エンジニアになると正社員エンジニアと比べてどのくらい年収に差があるの?
こういったことが気になっているのではないでしょうか?
特に最近、様々な働き方が出てきている中、自由に仕事内容などを選ぶことができる派遣エンジニアは魅力ですよね。
そこでこの記事では、以下のような内容を説明し、そんなあなたの不明点を解決したいと思います。

・派遣エンジニアの単価は?
・正社員エンジニアと年収はどのくらい違うのか?
・派遣エンジニアの年収を上げるにはどうしたらいいか?
ちなみに、
・未経験からも派遣エンジニアになれるの?
こういった前提の情報を知りたい場合は、以下の記事を読んでみてください。
派遣エンジニアに関して知っておくべき情報をまとめています。
この記事の信頼性
僕は新卒でメーカーに、正社員エンジニアとして就職しました。
その後、IT企業に転職したのですが、ここまでの15年くらいで、正社員エンジニア、フリーランスエンジニア、派遣エンジニアなど、様々な形態のエンジニアの人と一緒に仕事をしてきました。
ですので、彼らの働き方や仕事への携わり方などはよく理解しているつもりです。
この記事ではそんな体験も踏まえつつ、派遣エンジニアの単価や年収に関して徹底解説したいと思います。
それでは早速、派遣エンジニアの単価に関して解説していきましょう。
派遣エンジニアの単価は?

「平成30年度 労働者派遣事業報告書の集計結果」によると、情報処理・通信技術者の賃金の平均は、8時間換算で18,930円でした。
8時間換算なので、時間あたりでは2,366円となります。
参考までに一般事務の派遣社員の平均時給単価は約1,500円なので、派遣の中でもエンジニアは、はるかに高い水準といえるでしょう。
ちなみに2,366円は全国平均となります。
東京・大阪などの都市ではもう少し高く、地方ではもう少し安くなる傾向にあります。
正社員エンジニアと年収はどのくらい違うの?
正社員エンジニアの給与はおよそ500万円と言われています。
一方、派遣エンジニアがいくらになるか?を見てみましょう。
ここでは、1年間、以下のような勤務のモデルケースで考えてみます。

・時給: 2,366円 (全国平均)
・1日8時間労働 (定時の8時間)
・1ヶ月20日の勤務
これを計算すると、およそ年収は454万円になります。
正社員と50万円弱の差となり、あまり正社員と変わらないくらいの年収を稼げることになります。
では、このモデルケースに加え、毎日1時間労働を加えた以下のケースでみてみましょう。

・時給: 2,366円 (全国平均)
・1日8時間労働 (定時の8時間 + 1時間労働)
・1ヶ月20日の勤務
これを計算すると、およそ511万円の年収となり、正社員を上回ることになります。
こうやって見ると、派遣エンジニアの年収も決して低くないことが分かりますね。
正社員エンジニアと派遣エンジニア、費用対効果がいいのはどっち?

正社員エンジニアの平均残業時間は、株式会社Geeglyで実施された「IT業界における「残業」に関するアンケート」によると、月平均23.2時間とのことです。
・調査対象:20代~40代の男性・女性
・回答数:334名
・調査内容:IT業界に携わる方の1か月の残業時間について調査
これを、上記で挙げた派遣エンジニアのモデルケースと比べてみましょう。
正社員エンジニア | 派遣エンジニア (モデルケース1, 残業なし) | 派遣エンジニア (モデルケース2, 残業を毎日1時間) | |
---|---|---|---|
毎月の残業時間 | 23.2時間 | 0時間 | 20時間 |
年収の目安 | 500万円 | 454万円 | 511万円 |
こうやって見比べると、現時点では派遣エンジニアの方が費用対効果がよいことが分かりますね。
手早くいい年収を確保するという意味でも、派遣エンジニアはオススメな働き方になります。

派遣エンジニアは、以下の記事で説明した通り、あまり裁量のある仕事を任せてもらえません。
派遣エンジニアとは?【メリット&デメリットと選んでもいい人の特徴】
ですので、もし正社員がスキルアップして裁量のある難しい仕事をこなせるようになると、結果的に正社員エンジニアの方が年収が高くなる可能性もあります。
派遣エンジニアを選ぶ場合は、このあたりも含めてどう考えるか?というキャリアプランを立てておく必要があります。
派遣エンジニアで給与を上げるにはどうしたらいいか?
そんな派遣エンジニアの年収を上げるにはどうしたらいいか?を説明したいと思います。
方法は大きく2つです。
単価を上げる
単価は、より難しい業務を行うことによって上げることができます。
例えば上流工程の業務(例えばプロジェクトマネジメントやソフトウェアの設計)を行うことによって、単価が高くなります。
「より難しい業務内容を受け持つ」ためには、まずはあなた自身のスキルを上げていく必要があります。
派遣先の企業も、難しい業務ができない人にそういった仕事をお願いすることがないためです。
ですので、(正社員エンジニアのケースとやるべきことはあまり変わりませんが)難しい業務を行い単価を上げるには、しっかりとエンジニアとしてのスキルをつけていきましょう。

どうやってスキルをつけたらいいの?
というように迷ってしまう場合は、以下の記事でプログラミングの勉強の仕方を確認してみてください。
残業をする

単価を上げずとも、残業時間を増やすことにより給与の総額を増やすことができます。
派遣が時間に対して給与が支払われる業務体系であるためです。
例えば以下のようなケースを考えてみましょう。
・1ヶ月20日働く
・1日1時間残業する
そうすると、毎月46,000円の残業代をもらうことができます。
つまに年に換算すると55万円以上の給与アップになります。
まとめ
それではこの記事のまとめです。

・派遣エンジニアの単価は、全国平均で2,366円。都市部では高く、地方では低い傾向。
・派遣エンジニアの年収は、多少の残業を加えると正社員エンジニアを上回ることもある。
・現時点だと、派遣エンジニアの方が費用対効果の高い働き方といえる。
・より年収を上げるには、「単価を上げる」「残業をする」このどちらかの方法をとることにより、さらなる年収アップが可能。
最後に
この記事では、派遣エンジニアの単価や年収に関して説明してきました。
派遣エンジニアに関しては、この記事以外にも、
・未経験からも派遣エンジニアになれるの?
こういった内容をまとめています。
もっと派遣エンジニアに関して知りたい場合は、こちらの記事も読んでみてください。
この記事は以上です!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
この記事が、あなたが派遣エンジニアとしてのキャリアを歩む手助けになれば幸いです。
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