プログラマーはタイピングが遅くてもよい?【現役プログラマーの実態】

プログラマーはタイピングが遅くてもよい?【現役プログラマーの実態】 エンジニアの紹介
プログラマーはタイピングが遅くてもよい?【現役プログラマーの実態】

こんにちは。

この記事を読んでいるあなたは、

「プログラマーはタイピングが遅くてもいいの?」
「プログラマーになるためにはタイピングの練習って必要なの?」

このように思っているのではないでしょうか?
確かに、プログラマーって一日中キーボードで文字を打っているイメージもあるため、タイピング速度が必要のように見えますよね。

また、あなたのタイピング速度が遅い場合、プログラマーになれるか不安になっているかもしれません

そこでこの記事では、以下の内容を説明します。

この記事を読んで分かること
・僕のまわりにいるプログラマーのタイピング速度
・プログラマーになるためにタイピング速度が必要か?
・プログラマーになるために、タイピング速度よりも必要なもの

この記事を読んでいただくことで、プログラマーになるためにタイピング速度が早い必要があるか、知ることができます。
最後までしっかり読んで、プログラマーになるための不安を払拭してくださいね!

  1. [体験談]僕のまわりにいるプログラマーのタイピング速度
    1. 優秀なプログラマーでも、指1本でタイピングをする人もいる
    2. 優秀でないプログラマーでも、タイピングが早い人もいる
  2. [結論]タイピングが遅くてもプログラマーになれるのか?
    1. プログラマーのタイピングが遅くても問題ない理由は?
    2. より早いタイピングを要求されるのは、システムエンジニアやプロジェクトマネージャーなど
    3. [参考]プログラマーで作業が早い人の特徴
  3. タイピングが遅くてもプログラマーになれる理由
    1. プログラマーは仕事中、プログラミングをしている時間はほとんどないため
    2. プログラムを自動補完で入力してくれるため
    3. プログラミングの早さよりも、仕事を効率よくこなせる方が重要であるため
    4. 特にプロジェクト後半は、プログラムを書いている時間より不具合修正の時間の方が長いため
  4. プログラマーがタイピングが遅くて困るとき
    1. ミーティングの議事録を書く時
    2. 長く悩んだ後、いい解決方法が思いついたとき
    3. 他の人とペアプログラミングをするとき
  5. プログラマーになるために、タイピングのスピードより気にすべきこと
    1. プログラミングの基本的なスキルを身につける
    2. プログラマーとして必要なスキルを身につける
    3. プログラマーになるための準備をする
    4. プログラマーに最短でなるためにはプログラミングスクールがオススメ
  6. [最後に]プログラマーになるために、本当に必要なスキルを見極めよう

[体験談]僕のまわりにいるプログラマーのタイピング速度

[体験談]僕のまわりにいるプログラマーのタイピング速度

まずは僕のまわりにいるプログラマーのタイピング速度を紹介したいと思います。

優秀なプログラマーでも、指1本でタイピングをする人もいる

僕は前職でメーカーで働いていたとき、スウェーデンのプログラマーとも働いていました。
その人は、今でもスマホで使われている無線の通信規格の策定をするくらい、世界的に優秀な人でした。
もちろん、プログラマーとしても非常に優秀です。

そんな人なのでバリバリとプログラミングをするのかと思いきや、両手の人差し指1本でタイピングをしていました。
Shiftやスペースを押す時は他の指を使いますが、基本的に両手の人差し指のみ、利用します。

両手の5本指を使うのと比べると、プログラミングをする速度は圧倒的に遅いなぁ、と思ったのを覚えています。

それでも、彼は世の中から「優秀なプログラマー」として認められています。

優秀でないプログラマーでも、タイピングが早い人もいる

一方で、優秀でない人でもタイピングが早い人もいました。

これも前職での話なのですが、社員プログラマーだけでは手がまわらず、業務委託の人にで作業をお願いしていた時期がありました。

ここで取り上げるのは、そんな業務委託で作業をしてくれていたプログラマーの人のお話です。

その業務委託の人は、正直仕事のクオリティがイマイチでした。
こちらが言ったことが伝わらないですし、アウトプットも、「それじゃないんだけどなぁ・・・」と思われるようなものが多かった記憶があります。
業務委託をしている側としては、「いかに彼に効率よく働いてもらうか?」を考える必要もありました。

一方、そんな彼とミーティングをしてると、やたらと作業のスピードを自慢(?)してきます。

・タイピングがこんなに早いんだ
・キーボードショートカットを使って、作業がこんなに短時間でできるんだ

彼の主張をまとめると、大体こんな感じでした。
彼が提供できる最大の価値が「作業の早さ」だったのでしょう。

とはいえ、こちら(業務委託をお願いする側)は「作業やタイピングが早いことよりも、まずは中身をしっかりと考えてほしい」と考えます

作業が早くで内容に問題がある仕事をされるよりは、多少仕事が遅くても内容がしっかりとしているものの方が100倍、有益です。
そんな「作業早いぜ男」との会話を通じて、僕は

「タイピングや作業が早くても、中身が伴わないと意味がないんだなぁ」

と思ったのを覚えています。

この記事は、そんな僕の過去の経験を踏まえて、プログラマーにタイピング速度が必要か?をまとめています。

[結論]タイピングが遅くてもプログラマーになれるのか?

[結論]タイピングが遅くてもプログラマーになれるのか?

まずは、結論からお伝えします。

タイピングが遅くてもプログラマーとしては問題ありません。
すでに僕の体験談でも紹介した通り、タイピングが遅くても優秀なプログラマーはたくさんいます。

プログラマーのタイピングが遅くても問題ない理由は?

プログラマーの1日の作業時間を分解してみると、実は、プログラミングを書いている時間はあまり長くありません。

どのようにプログラムを書くかを考えていたり、ミーティングで他の人と話をしていたり、不具合修正の方法を検討している時間の方が圧倒的に長いのです。
ですので、タイピングをする早さがどれだけ早くても、全体の仕事に及ぼす効果はあまりありません。

言い換えると、多少タイピングが遅くてもそれほど致命的な問題にはならないともいえます。

それよりも、ソフトウェアの設計を行って「どのようにプログラムを書くか?」を考える作業の方が難しいですし、重要なことも多いです。

より早いタイピングを要求されるのは、システムエンジニアやプロジェクトマネージャーなど

そして、早いタイピングを求められるのは、プログラマーよりも、システムエンジニアやプロジェクトマネージャーなどの仕事だったりします。

システムエンジニアやプロジェクトマネージャーは、一日のかなり長い時間、人と接することになります。

場合によっては、彼らがミーティングを主催してその場を仕切りながら、議事録を書いていくこともあります。
また、抽象的な企画の話をまとめるときにも、テキストエディタにその場で出てきた意見を書きながらまとめることもあります。

そんなシステムエンジニアやプロジェクトマネージャーのタイピングの速度が遅いと、同じミーティングに出ているまわりの人を待たせてしまったり、活発な議論の妨げになってしまうこともあります。

特にミーティングの場では、プログラマーよりもシステムエンジニアやプロジェクトマネージャーなどの役割の人の方が、早いタイピング速度が求められます。

[参考]プログラマーで作業が早い人の特徴

ちなみに、プログラマーでタイピング速度が早い人には、ある一定の共通点があります。

プログラミング中のタイピングが早い人の特徴
・事前にどのような構成のプログラムにするかが頭の中で決まっていて、「あとはプログラミングをするだけ」という状態になっている
・プログラミングをする内容が決まっている
・開発環境でサポートしているショートカットをバリバリ使っている

僕のまわりにいるプログラマーに限定された話ではありますが、特に優秀なプログラマーでこれらの傾向がみられました。
つまり、タイピングが早いことよりも、以下のような「計画性がある人・タイピングする量を減らせる人」の方が優秀なプログラマーと言えます。

・どのようにプログラムを書くかを事前に決められる (プログラミング中に試行錯誤しない)
・開発環境に搭載されている機能を使って、出来る限り自分の手でタイピングする量を減らす

「タイピングが早い人 = プログラマーとして優秀」ではない、ということを覚えておきましょう。

タイピングが遅くてもプログラマーになれる理由

タイピングが遅くてもプログラマーになれる理由

続いて、タイピングが遅くてもプログラマーになれる理由を紹介します。

プログラマーは仕事中、プログラミングをしている時間はほとんどないため

プログラマーの作業時間を分解すると、プログラムを書いている時間はほとんどありません。

参考までに、僕の経験を踏まえると、プログラマーの一日の時間の使い方は大体以下の通りです。

20%: どのようにプログラミングするかを考える
40%: 調べ物をする
30%: ミーティングで他の人と話す
10%: プログラミング

このくらい、プログラマーがプログラミングをしている時間は少ないのが実態です。
プログラミングに関するタイピングが早くても、全体の時間のうちの10%を効率化するにすぎない、ということになります。

より仕事を早く終わらせたい場合は、

・プログラミングする内容を素早く考えられるようになる
・プログラミングスキルを積んて、調べ物をする時間を減らす
・ミーティングで、他の人との意見を素早くまとめられるようになる

こういった工夫をした方が、全体の仕事スピードは上がります。

プログラムを自動補完で入力してくれるため

VS Codeなどの開発環境では、プログラミング中に、変数や関数名を自動補完してくれる機能があります。

この機能を使うことで、変数や関数名の最初の1, 2文字を入力するだけで候補が表示されるので、あとは選ぶだけです。

ですので、実際にプログラマーがタイピングをしている量は、かなり少ないのが実態です。

10年〜15年くらい前であればこういった補完機能はあまり充実していなかったので、タイピング速度がより重要だったかもしれません。
一方、現在はかなり充実した保管機能があるため、タイピング速度はより重要でなくなってきています。

プログラミングの早さよりも、仕事を効率よくこなせる方が重要であるため

プログラミングがどんなに早かったとしても、間違った方向に向かって作業をしていたら、仕事はいつまで経っても終わりません。

プログラマーの仕事で重要なのは、目の前のタイピングの早さよりも「いかに効率よく・問題を起こさず仕事を進めるか?」です。

効率のいい仕事の進め方さえ決められれば、タイピングが遅かったとしても、大して時間をロスしません。

僕の体験談のところで紹介した通り、スウェーデンの優秀なプログラマーもタイピング自体は非常に遅いです。

ですが、「どのようなソフトウェアが必要か?」を考える力が優れていれば、世界的に優秀なプログラマーになることができます。

特にプロジェクト後半は、プログラムを書いている時間より不具合修正の時間の方が長いため

プロジェクトの後半では、プログラマーの仕事は主に不具合の修正になります。

不具合を修正するときは、以下の流れで作業を行います。

・既存のプログラムを確認
・問題箇所の特定
・修正方法の検討
・プログラムの修正

このうち、実際にプログラミングをしているのは4つ目の「プログラムの修正」部分のみです。
そして、作業にかける時間も、1〜3つ目のステップの方が圧倒的に長くかかります。

プロジェクト後半は、1日中全力で考えた結果、プログラミングは1行修正しただけ・・・なんてこともあります。

プログラマーがタイピングが遅くて困るとき

プログラマーがタイピングが遅くて困るとき

ここまでは、「プログラマーにタイピング速度はあまり必要ない」ということを紹介しました。

一方、プログラマーのタイピングが遅くて困るケースも、ごく僅かですが存在します。
この章では、「プログラマーのタイピング速度が遅くて困るケース」を紹介しましょう。

結論からお伝えすると、この章で紹介するいずれのケースも、他の人に依頼することができたり、プログラマーとして活動する上ではあまり重要ではなかったりします。
これらのケースに当てはまっているからと言って、あまり気にする必要はありません

ミーティングの議事録を書く時

プログラマー同士のミーティングなどでは、プログラマーも議事録を書くことがあります。
議事録を書いているときにタイピングの速度が遅いと、周りの人を待たせてしまいます。

もしあなたがタイピングの遅さに不安がある場合は、タイピングが早い人に議事録を書く作業を変わってもらうなどの対策が必要かもしれません。

とはいえ、議事録を書くのが遅いからといってプログラマーとしてダメ、ということにはなりません。

プログラマーの良し悪しは、プログラミングや設計スキルなど、ソフトウェア開発に直接関与するところで判断されます。

長く悩んだ後、いい解決方法が思いついたとき

そんなに頻繁に発生するわけではありませんが、どうしても解決できなかった問題の解決方法を思いついたとき、プログラマー自身のひらめきにタイピング速度がついてこないことがあります。

具体的には、

「ずーっと悩んでいた問題の解決方法を思いついた!」
「頭の中にあるアイデアを出来る限り早くプログラムに落とし込みたい」

「けど、タイピングが遅いから、頭の回転速度にタイピング速度が追いつかない・・・ 」

というケースです。

とはいえ、こういったケースは非常にレアで、そう何度もあるわけではありません。
ケースとしてはあり得ますが、あまり気にしなくてもよいでしょう。

他の人とペアプログラミングをするとき

特に初心者の頃やプログラマーになった直後は、他の人にプログラミングの様子を見てもらうことがあります。
また、特に難しい問題を修正するときは、1人がプログラミングをしているのを複数人数で見ながらコメントをすることがあります。

誰かと一緒にプログラミングをしている状態でタイピング速度が遅いと、周りの人を待たせてしまうことがあります。

特に他の人に気を遣いすぎてしまう人には、プレッシャーになるかもしれません。

プログラマーになるために、タイピングのスピードより気にすべきこと

プログラマーになるために、タイピングのスピードより気にすべきこと

続いて、これからプログラマーを目指すあなたが、タイピングのスピードよりも気にすべきことを紹介したいと思います。

プログラミングの基本的なスキルを身につける

まずはプログラミングに関する基本的なスキルを身につける必要があります。
プログラマーになるためにも、プログラミングのスキルは前提となります。

もしあなたが

「プログラミングのスキルを出来る限り早く身につけたいよ!」

と思っているのであれば、以下の記事がオススメです。

プログラミングのスキルを最短の時間で身につけて、プログラマーになるための準備を開始できるとっておきの方法をまとめてあります。

プログラマーとして必要なスキルを身につける

プログラマーになるためには,プログラミング以外にもたくさんの必要なスキルを身につける必要があります。

例えば以下のようなものが該当します。

プログラマーになるために必要なスキル
・チームでの開発
・不具合の修正
・ソフトウェアの設計、など

こういったものがないと、「プログラミングしかできない人」という見られ方をしてしまいます。

「プログラマーの仕事って、一人でカタカタするだけじゃないんだ・・・?」

と思ったのであれば、こちらの記事を読んでみてください。
リアルに、現役のプログラマーに必要とされているスキルを紹介しています。

プログラマーになるための準備をする

ある程度プログラマーになるためのスキルが身についたら、実際にプログラマーに転職するための準備を行います。

具体的には、面接官にあなたの実力をアピールするためのポートフォリオを作ったり、転職活動を行うことになります。
これまであなたが努力してきた内容を踏まえて、しっかりとアピールするための準備が必要となります。

面接や現場でどのくらいのスキルが必要とされるのか?その準備方法はどうしたらいいのか?は、以下の記事にまとめました。
こちらの記事を読んでみてください。

プログラマーに最短でなるためにはプログラミングスクールがオススメ

とはいえ、もしあなたがプログラミング未経験だったり初心者だった場合、

「そんなこと言ってもプログラミングの勉强方法が分からないよ!」
「チーム開発のスキルって、どうやったら身につくの?」
「必要なスキルを手っ取り早く身につけたい」

このように思うのではないでしょうか?

プログラミングだけであれば何とか独学で勉强することもできますが、プログラマーになるためのスキルとなると、独学ではほぼ習得ができません。

僕も大学のときにプログラミングは独学で勉强しましたが、プログラマーになるためのスキルは全く不足していました。

そんなあなたにオススメなのは、プログラミングスクールに通うことです。
プログラミングスクールにはいろいろな種類があるので、あなたに合ったものを選ぶことができます。

僕のプログラマーとしての経験を踏まえて、オススメのプログラミングスクールを10個、以下の記事にまとめました。

「できるだけ早くプログラマーになりたいな」

と思っているのであれば、一度見てみてくださいね。

[最後に]プログラマーになるために、本当に必要なスキルを見極めよう

[最後に]プログラマーになるために、本当に必要なスキルを見極めよう

この記事では、プログラマーになるためにタイピングのスピードが必要か?をまとめました。

この他にも、「プログラマーになるためにはこのスキルも必要なのかな?」と迷うものもあるかもしれません。

そんなときは、このサイトの他の記事を読んだり、プログラミングスクールに通って、「何が本当に必要なのか?」を見極められるようになってくださいね。

時間は有限です。
あなたの貴重な時間を大切にしつつ、効率よくプログラマーになる目標を達成しましょう!

この記事は以上です。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

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