【僕は独学のみで苦労した】プログラミングスクールはやめとけはウソ

プログラミングスクールはやめとけ?【通うと失敗する人の特徴7選】 プログラミング
プログラミングスクールはやめとけ?【通うと失敗する人の特徴7選】

こんにちは。

この記事を読んでいるあなたは、

「プログラミングスクールは辞めとけって言われるけど、実際どうなんだろう?」
「プログラミングスクールに通ってもいい?」
「プログラミングスクールに通ってはいけない人ってどんな人?」

このように思っているのではないでしょうか?

確かに、プログラミングスクールに関して調べてみると「やめとけ」という内容も見つかったりします。
プログラミングスクールに通うつもりだったのに「やめとけ」って言われると、不安になりますよね。

そこでこの記事では、

・プログラミングスクールにやめとけって言われる理由
・プログラミングスクールに通わない方がいい人の特徴とは?
・無駄にならないプログラミングスクールの条件

こういったものを説明していきます。

最後まで読み終わる頃には、以下の内容がバッチリ分かるようになります。

・「プログラミングスクールはやめとけ」と言われる理由
・あなたがプログラミングスクールに通ってもいいか?
・あなたの目的に合わせたオススメのプログラミングスクール

特にこれからプログラミングを勉強してエンジニアやプログラマーになりたいと思っている人にとっては、勉強を効率よく進めるために必見の内容になっています
しっかりと読んで理解してくださいね!

  1. この記事の信頼性
    1. エンジニアになる前に知っておくべきだったこと1: チーム開発なので、「動けばいい」プログラムは求められていない
    2. エンジニアになる前に知っておくべきだったこと2: エンジニアはプログラミング以外にも様々なスキルが求められる。
  2. 【結論】プログラミングスクールは、最短時間でプログラマーやエンジニアになりたい人にとっては武器として使える
  3. そもそもプログラミングスクールとは?
    1. プログラミングスクール持つ、3つの機能
    2. プログラミングを教える
    3. エンジニアやプログラマーになるための総合的な戦力を上げる
    4. エンジニア就職や転職をサポートする
  4. 「プログラミングスクールに通うのはやめとけ」と言われる理由
    1. プログラミングは独学でも学べるから
    2. 料金が高いものの、なかなか狙った成果を出せない
    3. 講師のレベルが低く、教えてもらっても理解しづらい / 内容が基本的すぎる
    4. 希望する就職先に就職できない
    5. プログラミングは、プログラミングスクール以外の手段で学べばいい
    6. 都合のいい情報ばかりをアピールして、実態が伴っていないことがある
  5. プログラミングスクールに通わない方がいい「やめとけ」な人とは?
    1. そもそもプログラミングに対する認識が違う人
      1. エンジニアになって「人と話さなくていい仕事をしたい」と思っている人
      2. プログラミングを楽に身につけられると思っている人
    2. あなた自身の目的がはっきりしていなかったり、素質に懸念がある人
      1. プログラミングを勉強して何がしたいか?どうなりたいか?が明確になっていない人
      2. 自分で努力ができない人
    3. プログラミングスクールに通うのをやめておいた方がいい人
      1. プログラミングスクールでどのようなスキルを身につけたいかが、明確になっていない人
      2. 普段の仕事が忙しすぎる人
      3. プログラミングスクールに通うと、講師から必要なものを全て教えてもらえると思っている人
  6. 無駄にならないプログラミングスクールの条件3つ
    1. (エンジニア就職を目指す場合)実践的な内容を学ぶことができる
    2. 方向性があなたに合っている
    3. 講師がしっかりと教えてくれる
  7. オススメのプログラミングスクール
  8. 全ての始まりは、「あなたが何をやりたいか?」

この記事の信頼性

僕は新卒からエンジニアとしてメーカーに入社しました。

大学の研究のときからある程度、独学でプログラミングを勉強していたので、

「会社に入っても、エンジニアとしてある程度やっていけるだろう」

そんな風に思っていました。

ところが、実際はそんなことは全くなく、非常に大変な思いをしました。

あまりに辛すぎて、毎日会社を辞めたいと思っていたくらいです。

エンジニアになる前に知っておくべきだったこと1: チーム開発なので、「動けばいい」プログラムは求められていない

ところが、実際にエンジニアとして働き始めると、単純にプログラミングを書けるだけでは全く歯が立たないことに気づきました。

エンジニアとしてやっていくには、もちろんプログラミングのスキルは必要です。

ただ、実際にエンジニアになって実感したのは、「動けばいい」という僕のプログラムは誰も求めていませんでした。

エンジニアとして働くと複数のメンバー (しかも多いと数百人〜数千人の規模)と一緒に1つのサービスやシステムを作ることになります。

大勢の人が同時に開発するには、分かりやすく読みやすいプログラムが書けるスキルは必須でした。

でも、大学までは「分かりやすく読みやすいプログラミングが必要」だなんてこと、誰も教えてくれません。
友達も、先輩も、教授も、そんなことは一言も言ってませんでした。

そんなことを知らなかった僕は、その時点で「動けばいいプログラム」しか書けず、全く戦力になりませんでした。

入社してから1年くらいは、正直僕は全く会社に貢献できていませんでした。

エンジニアになる前に知っておくべきだったこと2: エンジニアはプログラミング以外にも様々なスキルが求められる。

また、僕は「エンジニアとして働くのはプログラミングをしていればいいんでしょ?」と思っていました。

ところが、実際に働き始めて知ったのは、エンジニアはプログラミング以外にも、ソフトウェアの設計や不具合のデバッグスキル、チームでの開発スキルなど、多岐に渡るスキルを求められるということです。

社会人として働き始めて、こんなことを理解しました。

開発は大勢の人と一緒にやるんだ、ということ
プログラミングをする前には、「設計」という段階があること
不具合の修正がこんなにも大変だということ

学生の頃、こんなことは僕の周りの誰も教えてくれませんでした。

プログラミングは基本的に1人でやってましたし、何か動くものが作れるだけで褒められていました。

ただ、実際に社会人でエンジニアになってみると、必要なスキルをほぼ何も持ち合わせていませんでした。
正真正銘、「デキない」社員です。

今更・・・ですが、もし僕が大学生の間に、エンジニアとして必要なスキルを知ることができていれば、社会人1年目でここまで大変な思いはしなかったでしょう。

ちなみに、この問題はある程度プログラミングを体系的に勉強したり、必要なリテラシーが身についてくることで少しずつ解消しました。

この記事は、そんな僕のエンジニアとしての苦い経験が元になっています。

また、僕はこのブログの中でいろいろなプログラミングスクールの調査をやっており、プログラミングスクールの良いところ・悪いところも理解しています。

「プログラミングスクールに通うべきか?」は、こういった過去の調査を元に書いているので、信頼性はあると思っていただいてよいでしょう。

【結論】プログラミングスクールは、最短時間でプログラマーやエンジニアになりたい人にとっては武器として使える

【結論】「プログラミングスクールはやめとけ?」なのか?

まずはこの記事の結論の1つである、「プログラミングスクールはやめとけ」の答えをお伝えしたいと思います。

結論としては、プログラミングスクール自体に何か問題があるわけではありません。
プログラミングスクールは、「プログラミングの習得」や「エンジニア転職」などの目標を持って学習や準備を進めるためには、通う価値は大いにあります。

むしろ、僕のように「プログラマーになったけど、プログラミング以外のスキルが身についておらず活躍できなかった・・・」という事態を避けたいのであれば、必須と言ってもいいです。

記事の後半で紹介しますが、プログラミングスクールでは、プログラマーとして必要とされる、プログラミング以外のスキルを身につけたり経験することができます。

つまり、独学とプログラミングスクールって非常に相性がよいのです。

こういった経験があれば、他のプログラマーやエンジニア志望の人と大きく差をつけられますし、プログラマーやエンジニアになったあとも非常に楽になります。

僕のようにプログラマーやエンジニアになった後苦労したくないのであれば、プログラミングスクールには是非通っていただきたいところです。

一方、「プログラミングスクールに通うだけでプログラミングスキルが身につくんでしょ」といった受動的な人にはオススメしません。
プログラミングスクールに通ってもあなた自身でプログラミングの勉強をするのは必須です。

本当にプログラミングスクールに通うのはやめておいた方がいいのは、以下のどちらかのケースに該当する場合です。

 「プログラミングスクールはやめとけ」と言われるケース
・あまり明確な目標を持っていなかったり、受動的な態度でプログラミングスクールに参加した結果スキルがつかなかったケース
・悪徳なプログラミングスクールに通ってしまったせいで、高い料金だけを払うことになるケース

きちんとあなたの目標にあったプログラミングスクールを選び、明確な目標を持ってプログラミングの勉強をすることができれば、プログラミングスクールはオススメの学習手段です。

ここからは、以下の流れに沿って説明していきます。

・「プログラミングスクールはやめとけ」と言われる、より詳細な理由
・プログラミングスクールに通わない方がいい人の特徴
・勉強が無駄にならないプログラミングスクールの条件
・成果の出る、オススメのプログラミングスクール

特に、プログラミングスクールはかなり多くの数があり、その中から最適なものを選ぶのは大変だと思います。
これまでエンジニア経験のないあなたが良し悪しを見極めるのは、さらにハードルがあがってしまうでしょう。

そこで、あなたに代わって、あなたの目標に応じたプログラミングスクールもまとめています。
プログラミングスクール選びをするときは、この記事も参考にしてみてください。

そもそもプログラミングスクールとは?

「プログラミングスクールはやめとけ」と言われる理由の説明の前に、そもそも「プログラミングスクール」って何なんでしょうか?

「プログラミングを教えてくれる場所でしょ?」

という声が聞こえてきそうですが、実はプログラミングスクールの機能はそれだけではありません。
この章では、プログラミングスクールの概要に関してご説明します。

プログラミングスクール持つ、3つの機能

プログラミングスクールには、実は3つ機能があります。
プログラミングスクールは、プログラミングを教えるだけではないんですよ?

プログラミングスクールの3つの機能
1: プログラミングを教える
2: エンジニアになるための総合的な戦力を上げる
3: エンジニア就職や転職をサポートする

プログラミングを教える

これが一番有名な内容でしょう。
ほぼどのプログラミングスクールであっても、プログラミング言語を教えてもらうことができます。

教え方は授業形式だったり、教材を独学で進めて不明点がある時に質問をする形式だったりといろいろとあります。

プログラミングスクールによって、

・どのようなプログラミング言語を教えるのか?
・どのような期間で教えるのか?

など、様々な特色があります。

エンジニアやプログラマーになるための総合的な戦力を上げる

エンジニアやプログラマーになるための総合的な戦力を上げる

エンジニアやプログラマーになるには、プログラミングができるだけでは不十分です。

エンジニアやプロラマーに必要なスキル
・毎日パソコンを使った作業になるための基本的なITスキル
・「開発環境」と言われるソフトを使いこなせるスキル
・チーム開発をするためのgitと呼ばれるツールを使えるスキル
・その他、ソフトウェア開発の設計スキル

ここに挙げたものはほんの一例で、エンジニアやプログラマーには多彩な知識とスキルが求められます

プログラミングスクールに通うと、こういった、エンジニアやプログラマーとして働く上で必要なスキルを全体的に底上げしてくれます。
特に初心者の頃は「どのようなスキルが必要なのか分からない」という状態でしょう。

あなたが自分だけで必要な技術と知識を見つけて、学習をするには、おそらく数年レベルの期間がかかってしまうことになります。
学習のとっかかりを教えてくれるだけでも、プログラミングスクールは十分な価値があると思いませんか?

エンジニア就職や転職をサポートする

プログラミングスクールの3つ目の機能は、エンジニア就職や転職のサポートです。

プログラミングスクールによっては、プログラミングを教える以外にキャリアカウンセラーがいたりして、エンジニアとしてのキャリア相談を行うことができます。

特に未経験からエンジニアにチャレンジする場合、一般の転職エージェントはあまり相手にしてくれません。

何故なら、彼らのビジネスモデル上、「優秀な人を高い年収で企業に入社させる」ことが重要だからです。
「未経験からエンジニアを目指す人」は、転職エージェントから以下のように見えています。

・エンジニアとしては初心者で、あまり高くない年収
・入社できるかどうかが分からない

悲しいですが、これが事実です。

そこで利用するのがプログラミングスクールに所属する転職エージェントです。

プログラミングスクールに所属する転職エージェントであれば、対象とする人が「プログラミングスクールに通う人」であるため、冷たくあしらわれることもなく、親身に相談にのってくれます。

ここまででプログラミングスクールに関して理解できたところで、続いて、「プログラミングスクールはやめとけ」と言われる理由を紹介します。

「プログラミングスクールに通うのはやめとけ」と言われる理由

「プログラミングスクールに通うのはやめとけ」と言われる理由

続いて、この記事のメインでもある、「プログラミングスクールはやめとけ」と言われる理由を6つ、紹介したいと思います。

プログラミングは独学でも学べるから

プログラミングの記事はウェブ上に大量にありますし、YouTubeで分かりやすい解説動画を見ることもできます。
また、本屋に行けば、様々なプログラミング関連の本を見つけることができるでしょう。

こういったサービスや本を使うことで、確かにプログラミング言語は独学でも学べます。
あなた一人で勉強していても、「何となく」書けるようになるのは事実でしょう。

おそらく「プログラミングスクールはやめとけ」という人は、「プログラミングは独学で勉強しても『何となく』書けるようになるよね」という意味で言っているのだと思います。

ただ、実務レベルのプログラミングは、

・よりメモリ効率やパフォーマンスの良い書き方
・チームの他の人が見ても分かりやすい書き方
・メンテナンス性の高い書き方
・ビジネスや事業の不確実性を踏まえた書き方 

というように、一人でプログラミングの学習をしているだけでは決して身につかないレベルの話が出てきます。
「何となく」書けるレベルのプログラミングは、はっきり言ってほぼ意味がありません。

僕が新卒でエンジニアになったときに「何となく」なレベルのプログラミングが全く使い物にならなかった経験が元になっています。
この「何となく」なプログラミングが現場で全く意味がないことは非常に強調したいポイントです。

もちろん、エンジニアを何年もやっていれば、本屋のプログラミング本から勉強することは可能です。

オライリー社から出ているEffective JavaとかEffective Pythonを読んで理解できるレベルまで到達していれば、一人でいろいろなスキルを身につけていくことができます。

ただ、プログラミング初心者の人には、到底無理だと思われます。
そこで利用すべきなのがプログラミングスクールです。

プログラミングスクールに所属する講師から読みやすいプログラムの書き方を教わることができれば、一気に実務レベルで使えるようになります。

料金が高いものの、なかなか狙った成果を出せない

プログラミングスクールは、一般的に料金は高めの設定になっています。
期間によりますが、高いものだと100万円を超えるコースも見られます。

100万円を支払うことを考えると、それ相応の見返りを求めたくなるのが人間心理です。

「100万円もかけるのだから、すぐにスキルが見についてエンジニアになれるに違いない」

なんて考えている人も多そうです。

ただ、高校受験・大学受験に向けて学習塾に通ったときのことを思い出してください。
毎月数万円という金額を払って学習塾に行った人も多いのではないでしょうか?

夏期講習・冬期講習など含めると、1年間で100万円くらいかかっていませんか?
高校や大学には、学習塾で勉強するだけで合格しましたか?
さらに学校で勉強したり、家に帰って勉強したのではないでしょうか?

プログラミングスクールになると、どうしても期待値が上がってしまう人も多そうですが、基本的には学習塾と同じようなものです。

プログラミングスクールで勉強をするのはもちろんですが、それ以外の空き時間で勉強したり、プログラミングスクールのカリキュラム以外の内容を勉強していくことも、必要となります。

講師のレベルが低く、教えてもらっても理解しづらい / 内容が基本的すぎる

講師のレベルが低く、教えてもらっても理解しづらい / 内容が基本的すぎる

これはプログラミングスクール側にも問題がある可能性があります。

プログラミングスクールによってはこの前プログラミングスクールを卒業した人が講師をやっているケースもあるといいます。

それはまるで、小学2年生が小学1年生を教えているようなものでしょう。

もちろん授業の内容は理解していると思いますが、深いレベルの解説をしてもらえるかというと・・・ちょっと怪しいですね。

あなたは、プログラミングスクール選びのときに、こういったエンジニアとしての実務経験がない人が講師をやっているようなところを選んではいけません。

希望する就職先に就職できない

プログラミングスクールに通ったことがある人の中には、

「プログラミングスクールに通ったのに、希望する就職先に就職できなかった」

という人もいるようです。

もちろん高い料金と長い時間をかけてプログラミングスクールに通っているので、こう言いたくなるのはよく分かります。

ただ、就職活動・転職活動は、全ての人が希望する会社に入ることはできませんよね?
必ず誰かは不合格になってしまいます。

特に、未経験からエンジニアを目指すのであれば、どうしてもエンジニアへの就職活動は厳しくなってしまいます。

希望する就職先に就職できないのは、プログラミングスクールの良い・悪いの話の前に、「未経験からエンジニアを目指す難しさ」の方が大きいです。

企業としては、過去にエンジニアとして働いたことがあるAさんと、エンジニア未経験のBさんが応募してきたら、当然Aさんを採用します。

未経験からエンジニアを目指すときは、プログラミングスクールが・・・という前に、まずこの事実が前提にあることを知っておくとよいでしょう。

プログラミングは、プログラミングスクール以外の手段で学べばいい

もちろん、プログラミングスクール以外の手段も、プログラミングを学ぶ手段はたくさんあります。

エンジニアの実務レベルのスキルを持つ人は、あえてプログラミングスクールに通う必要はありません。

ただ、すでに説明したとおり、エンジニアとしてやっていくためにはプログラミング以外のスキルも必要です。

独学でも、「何とか書ける」レベルのプログラミングであれば身につけることは可能でしょう。
一方、本当に効率がよかったり、読みやすいプログラミングは、エンジニア未経験の人が独学で身につけるのはかなり厳しいです。

そういったスキルは、エンジニアとして実務で身につけるのか、他の人から教えてもらうしかありません。

エンジニアとして転職をする前は(当たり前ですが)実務を積むことができません。
そういった人に最適なのが、プログラミングスクールで講師から実践的な内容を教わることだったりします。

都合のいい情報ばかりをアピールして、実態が伴っていないことがある

「誰でも3ヶ月でエンジニアに」
「内定率99%」

みたいなプログラミングスクールの広告、見ますよね。

確かにそういった広告が参考にならないのは事実だと思います。
かつ、プログラミングスクールの業界では、こういった広告が割と出回っているのも事実です。

僕も、プログラミングスクールの各広告でこういった「一見良さそうに見える」ような見せ方はするべきではないと考えます。
プログラミングスクールを選ぶ側としては、紛らわしいことこの上ないですからね。

各プログラミングスクールは、こういった広告をプログラミングスクール間の競争のために仕方なくやっている側面もあります。

プログラミングスクールに通う側のあなたとしては、そういった広告は一旦無視するのがよいのではないでしょうか。

「広告は広告、プログラミングスクールの内容は内容」

というように分けて、冷静な目でプログラミングスクールのカリキュラムを見てみることをオススメします。

もしあなたにとって、本当に価値のあるカリキュラムを持つプログラミングスクールを見つけることができれば、そのスクールに通うといいですね。

このブログでも、そんな「内定率xx%」みたいな胡散臭い広告はさておき、「それぞれのプログラミングスクールに通うことで実現できる姿」を中心とした、「目的別・オススメプログラミングスクール」をまとめてあります。
あなたが全てのプログラミングスクールを見てまわるのは大変だと思うので、この記事も参考にしてみてくださいね。

プログラミングスクールに通わない方がいい「やめとけ」な人とは?

プログラミングスクールに通わない方がいい「やめとけ」な人とは?

続いて、プログラミングスクールに通うことを「本当にやめとけ」な人を紹介します。
あなた自身がここに書いてある内容に当てはまらないか、確認しておきましょう。

 これから説明する内容の前半はプログラミングスクールに限らず、「そもそもプログラミングの勉強やエンジニアを目指すのをやめとけ」という内容になっています。
プログラミングスクールに直結するわけではないですが、非常に重要なのでここで紹介いたします。

そもそもプログラミングに対する認識が違う人

エンジニアになって「人と話さなくていい仕事をしたい」と思っている人

そもそもエンジニアの仕事を誤解しているケースです。

「エンジニアは、毎日パソコンに向かってカタカタしているだけでいい」
「人と会話しなくていいからエンジニアになりたい」

なんて思っているのであれば、プログラミングスクール・・・というか、エンジニアを目指すことを見直した方がいいでしょう。

エンジニアは毎日、誰かとの会話が発生します。

しかも普通に生活しているよりもはるかに複雑な内容を、論理的で分かりやすく他の人に伝える必要があります。

「コミュニケーションが苦手だからエンジニアになりたい」と思っているのであれば、運良くエンジニアになれたとしても、仕事がかなり辛くなってしまうかもしれません。

僕も新卒でエンジニアになったときは、よく先輩に「ちょっと何言ってるか分からない」と言われていました。
僕は比較的、論理的に説明できる人間だと思っていたのですが、エンジニアとして求められるコミュニケーションのレベルに全く到達していませんでした。

とはいえ、「コミュニケーションが苦手だとエンジニアにはなれないんだ・・・」と思う必要はありません。

努力をすることでコミュニケーション能力を向上させることができますし、伝えようという気持ちを持って説明すれば、相手も何とか受け取ってくれることも多いです。

プログラミングを楽に身につけられると思っている人

これはプログラミングスクールの「3ヶ月で誰でもエンジニアになれる!」というような広告が悪影響を及ぼしている気もしますが、プログラミングを数ヶ月くらいの学習で身につけられると思っている場合、要・注意です。

プログラミングは非常に奥が深いため、3ヶ月でエンジニアになれるレベルのスキルを身につけるのは到底不可能でしょう。

また、現役のエンジニアも、仕事で一日中プログラミングをしているにも関わらず、仕事終わりや土日の空いている時間にプログラミングを勉強しています。
そのくらい、プログラミングを習得するのは大変なのです。

あなた自身の目的がはっきりしていなかったり、素質に懸念がある人

あなた自身の目的がはっきりしていなかったり、素質に懸念がある人

プログラミングを勉強して何がしたいか?どうなりたいか?が明確になっていない人

プログラミングの学習は、何かしらのあなたの目標を達成するための手段です。

例えば、

「WebエンジニアになってIT企業で最新のサービスを作りたい」
「最新の技術を身につけて、トレンドの最先端をいくアプリを作りたい」
「ITの教養を身につけて、今の仕事の幅を広げたい」

などの目標があるのではないでしょうか。

プログラミングを勉強する場合、あるいはプログラミングスクールに通う場合は、あらかじめこういった目標を明確である必要があります。

もし目標がないと、

「あれ、何故プログラミングの勉強してるんだっけ・・・?」
「プログラミングスクールに通おうと思うけど、AとBのどちらのコースをとったらいいか分からない・・・」

というように、迷ってしまう可能性があります。

もしまだ明確な目標がない場合は、今からでも遅くないのであなたが目指す目標を立てるようにしましょう。

考えても「どうしても目標が出てこない!」という場合は、闇雲に勉強するのではなく、一度あなた自身の気持ちと向き合う時間をとって、「何がやりたいのか?」をゆっくり考えてみることをオススメします。

自分で努力ができない人

プログラミングは、独学であってもプログラミングスクールに通っても、あなた自身の努力が必要です。

しかも、習得できるスキルの中では、比較的初期投資が大変な部類になると思います。

プログラミングを習得するには、マスターに向けてコツコツと努力ができる必要があります。

プログラミングスクールに通うのをやめておいた方がいい人

プログラミングスクールでどのようなスキルを身につけたいかが、明確になっていない人

ここまで説明してきたとおり、現在、数多くのプログラミングスクールがあります。
さらに、それぞれのプログラミングスクールは通常複数のコースを解説しています。

それぞれのプログラミングスクールやコースは、それぞれ異なった目標を持っています。
もしあなたが「プログラミングスクールに通って何をしたいか?どのようなスキルを身につけたいか?」が決まっていない場合、

・あなたに合っていないプログラミングスクールやコースを選んでしまう
・通っても漠然と過ごしてしまう

このようになってしまうリスクがあります。

まずは「何がやりたいか?」が決まってから通うようにしましょう。

ちなみに、それぞれのプログラミングスクールやコースが目指しているものは、こちらの記事にまとめています。

「目的を決めろって言われても、そもそもどんな目的の可能性があるかが分からない!」

という場合は、この記事を参考にしてみるとよいでしょう。

普段の仕事が忙しすぎる人

普段の仕事が忙しすぎる人

プログラミングスクールは、一般的に特定の受講期間が定められてます。

期間はプログラミングスクールやコースによって違いますが、数ヶ月〜長くても1年程度です。
この期間を超えると、プログラミングスクールを強制的に卒業になってしまいます。

ですので、プログラミングスクールに通った場合、あなたはこの期間の中で全てのカリキュラムを完了する必要があります。

あなたが今、仕事をしていなかったり、仕事終わりに十分な時間を確保できれば問題ありません。

ただ、

・毎日仕事が終わるのは午後11時
・土日も疲れて寝ていたり、家族サービスで忙しい 

こういう状況だとすると、プログラミングを勉強できる時間がほぼ無いことになります。

どんなに緩いプログラミングスクールやコースをとっても、平均で1日1時間以上の勉強時間が必要となります。

厳しいプログラミングスクールやコースだと、平日は1日5時間、土日は7時間なんてものもあります。

もしあなたが現状、1日ごとの平均で1時間も勉強できないのであれば、時間をどうにか捻出するように努力するか、プログラミングスクールに入学するのをもう少し後にした方がよいです。

「そうしないと、せっかく申し込んだのに全然活用できない・・・」

ということにもなりかねません。

プログラミングスクールに通うと、講師から必要なものを全て教えてもらえると思っている人

「プログラミングスクールに通ったら、エンジニアに必要なものを全部教えてくれるんだよね?」

と思っているのであれば、要・注意です。

プログラミングスクールは、必要な知識の一部や、その入り口は教えてくれます。
ただ、プログラミングやエンジニアとして必要な知識はそれだけではまかないきれません。

そのため、プログラミングスクールに通うかどうかに関わらず、独学でのプログラミング学習は必要になります。

プログラミングスクールに通う場合、「講師はあなたのプログラミング学習を進めるための道具」くらいの理解がちょうどよいです。

「絶対講師から全ての知識を教えてもらわないと困る!」という人は、少なくとも、今存在するプログラミングスクールに通うことはオススメしません。

無駄にならないプログラミングスクールの条件3つ

無駄にならないプログラミングスクールの条件3つ

(エンジニア就職を目指す場合)実践的な内容を学ぶことができる

ここまで説明してきたとおり、プログラミングだけであれば独学でも学べます。
プログラミングスクールに通う価値は、「一人では学べない内容を学でること」にあります。

具体的には、

・あなたが書いたコードを、エンジニアの観点でレビューしてくれる
・ソフトウェアの設計に関して教えてくれる
・要件定義など、実際の開発の現場で行われている内容に触れることができる
・gitやSlackなど、チーム開発でほぼ間違いなく使うであろうツールやソフトを利用することができる

こういった経験ができるプログラミングスクールがオススメです。

方向性があなたに合っている

プログラミングスクールや各コースには、それぞれ目指している方向性があります。

・できる限りフロントエンドエンジニアになるためのコース
・プログラミングの教養を学ぶためのコース
・フリーランスエンジニアになるためのコース

などなど・・・

当たり前のことですが、プログラミングスクールとコースは、あなたが目指したい方向と同じ方向性のプログラミングスクールを選びましょう。

もしあなたがフロントエンドエンジニアになりたいのであれば、フロントエンドエンジニア向けのコースを選ぶべきです。

「それぞれのプログラミングスクールやコースがどんな方向性を目指しているのか分からない」というあなたに向けて、目的別・オススメのプログラミングスクールとコースをまとめました

たくさんあるプログラミングスクールの中でも、特にオススメで方向性が明確なものを選んであります。
また、具体的なコースまで踏み込んで解説しているので、プログラミングスクール選びと同時に、適切なコース選びまで行うことができます。

講師がしっかりと教えてくれる

ほとんどのプログラミングスクールで問題ないと思いますが、講師がしっかりと教えてくれるところを選びましょう。

まれに「教材だけを渡しておいて、後は放置」というようなプログラミングスクールもあるので、そういったところには気をつけましょう。

この記事から紹介しているプログラミングスクールは、いずれも放置することはありません。安心して選んでください。

オススメのプログラミングスクール

この記事で紹介してきた内容を踏まえて、オススメのプログラミングスクールをまとめました。

以下のような目的別で分類しているので、「どこが一番自分の目的に合っているだろう」ということを、あなた自身で調べる必要がありません。

また、それぞれのプログラミングスクールのうち、特にオススメのコースがあるものは、その具体的なコースまで指定しています。

通うプログラミングスクールを選ぶときは、どのコースにするか?まで選びますよね?
そしてそれが意外と大変だったりします。

そんな大変な作業をあなたの代わりに行っているので、是非チェックしてみてください。

他のサイトでそこまでやっているところは見かけないので、有料級の情報です!

全ての始まりは、「あなたが何をやりたいか?」

全ての始まりは、「あなたが何をやりたいか?」

ここまで、「プログラミングスクールに通うのは辞めておいたほうがいいのか?」を解説してきました。

結論として、もしあなたがエンジニアになりたいのであれば、通ってもいい (むしろ通った方がいい)と考えています。

プログラミングスクールに通うことで、独学だけでは勉強できないチーム開発や、読みやすいプログラムの書き方などを学ぶことができるからです。

ただ、プログラミングスクールに通うべきかどうかに関わらず、一番大事なのは、「プログラミングを学ぶことで、あなたが何をやりたいか?」です。

・エンジニア転職でしょうか?
・フリーランスエンジニアになりたいのでしょうか?
・IT系のリテラシーを身につけることでしょうか?

プログラミングの学習をしたり、プログラミングスクールを選ぶ前に、まず、こういった目標をにするようにしましょう。

この目標によって、どのような勉強をすべきか?プログラミングスクールに通うべきか?が変わってくるためです。

その上で、もしあなたが「エンジニア転職をしたい」「フリーランスエンジニアになりたい」というような明確な目標が持てるのであれば、プログラミングスクールはオススメの選択肢になります。

エンジニアとして働き始める前に、エンジニアとして必要なスキルを習得したり経験をすることができるからです。

「まだ明確な目標なんて決まってない!」と思う場合は、一度じっくりと考えてみることをオススメします。
独学で勉強するか?プログラミングスクールに通うか?を考えるのはそれからでも遅くありませんよ。

目標が決まった上で、「エンジニアになりたい!実践に近いスキルを身につけたり経験をしたい!」と思う場合は、プログラミングスクールに通うことも検討してみましょう。

この記事では、そんなあなたがプログラミングスクールを選びやすくなるように、良心的なプログラミングスクールとコースを厳選&目的別に分類しました。

このまとめ記事を読んでいただければ、目的に合わせたプログラミングスクールとコースをひと目で確認することができます。

独学やプログラミングスクールなど、使える手段はフルに活用して、あなたが目標を達成できることをお祈りしております。

この記事は以上です。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました