プログラマーに必要なスキル11選【最短で身につける方法を解説】

プログラマーに必要なスキル11選 プログラミング
プログラマーに必要なスキル11選

こんにちは。

この記事を読んでいるあなたは、

・これからプログラマーになりたい。
・プログラマーには、どんなスキルが必要で、どのスキルが重要なんだろうか?
・プログラマーになる前に身につけておくべきスキルのレベルは、どのくらいだろう?

こう思っているのではないでしょうか?

確かに、これから未経験からプログラマーに転職する場合、「必要なスキルの全体像やその重要性」、そして「プログラマーになる前にどのくらいのレベルが必要なのか?」って分かりづらいですよね。

そこでこの記事では、以下の内容を紹介します。

この記事を読んでわかること
・プログラマーになるために必要なスキルと、重要度
・必要なスキルを最短で身につけるための方法

この記事を最後まで読んでいただくことで、プログラマーに必要なスキルの全体像を把握することができます。
プログラマーになる前に無駄な勉強をしないためにも、しっかりとこの記事の内容を理解してくださいね!

  1. この記事の信頼性
  2. プログラマーの仕事とは?
  3. プログラマーに必要なスキル11選
    1. プログラミングスキル【重要度: ★★★★★】
      1. 概要: 一番コアとなるスキルで、最重要スキル
      2. プログラマーになる前に目指しておくべきレベル
      3. プログラミングスキルの重要性
    2. 高いITリテラシー【重要度: ★★★★★】
      1. 概要: プログラミングの周辺知識として重要
      2. プログラマーになる前に目指しておくべきレベル
    3. ロジカルシンキング (論理的思考力)【重要度: ★★★★★】
      1. 概要: 複雑なロジックのプログラミングをする上で必須
      2. プログラマーになる前に目指しておくべきレベル
    4. 問題解決力【重要度: ★★★★☆】
      1. 概要: プログラマーの作業はほぼ毎日が問題解決の作業となるため、重要
      2. プログラマーになる前に目指しておくべきレベル
    5. 忍耐力【重要度: ★★★★☆】
      1. 概要: プログラマーの作業の中にはなかなか思う通りに進まないことも多いため重要
      2. プログラマーになる前に目指しておくべきレベル
    6. コミュニケーション能力【重要度: ★★★★☆】
      1. 概要: プログラマーは一人で進められる仕事ではないため、他の人と円滑にやりとりする能力が重要
      2. プログラマーになる前に目指しておくべきレベル
    7. 情報収集力【重要度: ★★★★☆】
      1. 概要: プログラミングをする中で問題解決の糸口を見つけるために、情報を収集する能力が必要
      2. プログラマーになる前に目指しておくべきレベル
    8. スケジュールやタスク管理能力【重要度: ★★★☆☆】
      1. 概要: プログラマーとして仕事をする上で、他の人の仕事との関わりも発生するために重要
      2. プログラマーになる前に目指しておくべきレベル
    9. 高い好奇心【重要度: ★★☆☆☆】
      1. 概要: IT業界はトレンドや技術の移り変わりが激しく、それについていくために必要
      2. プログラマーになる前に目指しておくべきレベル
    10. ソフトウェア開発手法に関する知識【重要度: ★☆☆☆☆】
      1. 概要: プログラマーとして働くために、会社でのソフトウェア開発の知識も必要
      2. プログラマーになる前に目指しておくべきレベル
    11. 広い視野【重要度: ★☆☆☆☆】
      1. 概要: プログラマーの仕事は、最終的には事業や他の部署の人の仕事に繋がるため、必要
      2. プログラマーになる前に目指しておくべきレベル
  4. プログラマーに必要なスキルを最短で身につける4つのステップ
    1. ステップ0: あなたが今携わっている仕事や他の経験を利用してスキルを磨く
      1. 身につけるべきスキル: 他の仕事にも共通するスキル
    2. ステップ1: プログラミングの本で勉強したり、プログラミングスクールなどで教えてもらう
      1. 身につけるべきスキル: プログラミングの基礎に関連するもの
      2. ステップの概要: プログラミングの基礎やその周辺知識を勉強
    3. ステップ2: 一人で試行錯誤しながらWebサービスを立ち上げる
      1. 身につけるべきスキル: 一人でプログラミングができるためのスキル
      2. ステップの概要: プログラミングスキル以外にも、プログラマーが現場で必要となるスキル全般の習得
      3. ステップ2を乗り越えて、プログラマーの面接を受け始める判定基準は?
    4. ステップ3: プログラマーになってから現場で身につけるもの
      1. 身につけるべきスキル: プログラマーとして必要な知識全般
      2. ステップの概要: プログラマーとして働いていく上で必要なスキルの習得
  5. 最後に
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この記事の信頼性

僕は新卒からプログラマーとして働いていました。

途中で違う役割をはさみつつも、これまで5年以上、プログラマーをやってきました。
最近は、プロジェクトマネージャーとして、他のプログラマーの作業を客観的に見ています。

この記事では、そんな僕自身のプログラマー経験、そしてプログラマーを客観的に見た経験を元に、プログラマーに必要なスキルを紹介しています。

プログラマーの仕事とは?

プログラマーの仕事とは?

プログラマーに必要なスキルを紹介する前に、そもそもプログラマーって何だろう?という場合は、以下の記事を読んでみてください。

あわせて読みたい
エンジニアとは?仕事内容、向いている人、やりがいやメリットを解説

この記事ではプログラマーよりも広い概念の「エンジニア」を紹介していますが、基本的には似た業務内容なので、参考にしていただけます。

プログラマーに必要なスキル11選

プログラミングスキル【重要度: ★★★★★】

概要: 一番コアとなるスキルで、最重要スキル

プログラマーになりたいのであれば、このスキルがないと仕事はできません。

未経験からプログラマーを目指したいと思う人は、まずこのスキルをつけるようにしましょう。

プログラマーになる前に目指しておくべきレベル

未経験としてプログラマーになるとしても、合計で300〜500時間くらいの勉強時間は必要になります。
勉強時間が100時間未満の状態でプログラマーになった場合、そもそも面接でほぼ落とされてしまいます。
仮にプログラマーになれたとしても、単純作業ばかりで、プログラマーとしての仕事をさせてもらえない可能性があります。

他の未経験の人が増えていることも考えると、

プログラミングスクールを卒業するくらいの時間(200〜300時間) + 自分でWebサービスを立ち上げる(100〜200時間)

これくらいの時間、プログラミングを勉強しておくべきでしょう。
このレベルであれば、一通り基本的な用語や文法を理解できており、問題が起きても一人で解決できるレベルになっています。

プログラミングスキルの重要性

この記事を読んでいるあなたにとっては釈迦に説法だと思いますが、プログラミングスキルは、プログラマーの飯の種となるスキルで、最重要スキルのうちの1つです。

このスキルがないプログラマーは、飛べない鳥と同じです。

万が一、あなたがプログラマーにならなかったとしても、プログラミングスキルは、これからの世界を生き抜いていくためには習得しておくべきスキルの1つです。
このプログラミングスキルを持っていれば、あなた自身がプログラマーにならなかったとしても、プログラマーの言っていることを理解できるようになります。

高いITリテラシー【重要度: ★★★★★】

概要: プログラミングの周辺知識として重要

スキルというより知識ですが、一般の人よりも高いITリテラシーは必要です。

プログラマーとして働く場合、プログラミングの前にほぼ間違いなく環境構築をする必要があります。
環境構築をするとき、

・パソコンのパス(環境変数)を変更したり
・様々なライブラリをインストールしたり
・サーバのIPアドレスをホワイトリストに登録したり

こういった作業を行います。

もしあなたが高いITリテラシーを持っていない場合、間違いなく環境構築ができなかったり、各種設定で手間取ったりと、困ってしまいます。

また、プログラミングをしているときも、以下のような作業が発生することがあります。
このような作業をすぐに終わらせて、プログラミングに戻れるだけのITリテラシーを持っておくと、仕事の効率を上げることができます。

・VPNを通したり
・HTTPからHTTPSに変更したり
・使っているライブラリのバージョンを上げたり

プログラマーになる前に目指しておくべきレベル

オススメは、複数のプログラミング言語での環境構築を経験しておくことです。
さらに、プログラミングをしているときに、プログラミング言語自体やライブラリのバージョンアップを取り込んだりしてみましょう。

その結果、バージョンごとの相性が悪くエラーが出るところまで含めて、プログラマーになる前に経験しておくと、リアルなエラーと遭遇することができます。

こういったリアルなエラーを解決したことがあれば、プログラマーとして働き始めた後、多少何か問題が起きても動じずに作業を進めることができます。

ロジカルシンキング (論理的思考力)【重要度: ★★★★★】

ロジカルシンキング (論理的思考力)

概要: 複雑なロジックのプログラミングをする上で必須

プログラミングは、論理思考の連続です。
「論理的思考」というと難しく聞こえるかもしれませんが、プログラムを順に追って筋道立てて考えることができればOKです。

少しでも複雑なプログラムになった場合、「Aという機能が動いた結果、Bという機能が動く、結果Cが・・・」というように、順を追って考えていくことになります
また、何か不具合が起こった場合、「Aという機能の結果がXXXで、Bという機能結果がYYYだから・・・Bという機能に不具合があるかもしれない」というように、不具合の場所を特定することがあります

プログラマーになる前に目指しておくべきレベル

処理の流れを順に追ってプログラミングをしたり、不具合を解決する経験を積んでおきましょう。

具体的には、あなた自身でWebサービスを作り始めた場合、

データベースから読み込んで処理をして画面に表示をして・・・

という処理の流れが出来るので、比較的「処理の流れを追う」経験をしやすいですし、不具合解決の訓練にもなります。

どのくらいの規模のプログラムを作る必要があるのか?
例えば、フロントエンドだけで完結するようなプログラムだと、あまり処理の流れを追う必要がありません。
ですので、フロントエンド・バックエンドが連携するWebサービスを1つの目安にしてみましょう。

問題解決力【重要度: ★★★★☆】

概要: プログラマーの作業はほぼ毎日が問題解決の作業となるため、重要

プログラマーは毎日問題と向き合い続ける仕事です。

プロジェクトの後半になると、プログラムを書いている時間より、圧倒的に不具合修正で悩む時間の方が増えてきます

特にいろいろな関係者やシステムが連携するプロジェクトの場合、かなりの難易度になり、大勢のエンジニアが数日かけて1つの不具合を解決する、という状態になることもあります。

問題を解決するためには、具体的には以下のようなものが必要となります。

・問題を分析する (具体的におかしい箇所を見つける)
・問題が発生する条件を見つける (どうやったらその問題が発生するのか?を再現できるようにする)
・問題の解決方法を考える (どのようにプログラムを修正するとよいか?を考える)
・問題の修正が他の箇所に悪影響を及ぼさないかを考える (やろうとしているプログラムの修正が、他の箇所に影響を及ぼさないか?を検討する)

1つの不具合を修正するだけでもこれだけやることがあります。

プログラマーになる前に目指しておくべきレベル

「論理的思考力」のパートと似た内容ですが、あなたが独自でWebサービスを立ち上げる中で出てくる不具合を解決する経験を積みましょう。

Webサービスの不具合を修正するには、フロントエンド・バックエンドの両方の挙動やログを見る必要があります。
プログラマーになる前には、そのくらいの経験を積むことができていれば、十分かと思います

忍耐力【重要度: ★★★★☆】

概要: プログラマーの作業の中にはなかなか思う通りに進まないことも多いため重要

プログラマーには忍耐力も必要です。

忍耐力がないと、論理的に物事を進められないですし、問題を解決することもできません。

プログラマーの仕事は、思う通りに進まないことも多々あります。

原因の分からない問題が発生して、なかなか原因が分からないこともあるでしょう。
他のチームの影響の開発が遅延した影響を受けて、あなたの所属するチームで頑張ってリカバリしなければならないこともあるでしょう。

そんな時にも、忍耐強くプログラミングの作業や不具合解決を進めていく必要があります

プログラマーになる前に目指しておくべきレベル

独学、プログラミングスクールの課題、あるいはあなたが作るWebサービスを最後まで完成させたり、不具合を修正することができれば問題ありません。

特にプログラミング初心者の頃は、問題が起きたときに「何が問題なのか全くわからない・・・」なんてこともあると思います。
その状態を乗り越えてプログラミングの学習を進めることができれば、プログラマーになる前に身につけておくべき忍耐力としては十分かと思います。

コミュニケーション能力【重要度: ★★★★☆】

コミュニケーション能力

概要: プログラマーは一人で進められる仕事ではないため、他の人と円滑にやりとりする能力が重要

他のいろいろなところでも言われているかと思いますが、プログラマーは1人で仕事を進めることはできません。

一見すると一人で仕事を進められそうですが、

・何を作るか?
・現状がどうなっているか?
・何か問題が起きていないか?

などを随時、プロジェクト関係者に情報共有したり、議論したりする必要があります。

プロジェクト関係者との情報共有が分かりづらかったり議論で何を言っているか分からない人は、

「この人、何言ってるか分からなくてプロジェクトの阻害になってるな・・・一緒に仕事したくないな・・・」

なんて思われることもあります。

特にプログラマーの場合、以下の2つが大きく乖離しているケースが多いです。

・プログラマーである、あなたが普段見ている世界 (担当の部分を狭く深く)
・プロジェクトマネージャーである、他の人が普段見ている世界 (プロジェクト全体を広く浅く)

この2人が何も考えずに会話をすると、お互いに「何を言っているのか分からない・・・」という状態が発生します。
ですので、プログラマーと他のプロジェクト関係者がコミュニケーションをする際は、お互いがお互いに歩み寄らないと、全く言いたいことが伝わらない会話になってしまいます。

プログラマーになる前に目指しておくべきレベル

コミュニケーション能力に関しては、プログラマー以外の仕事であっても鍛えることができます。
また、プロジェクトの状況や関係する人によって求められるレベルも変わるため、一律「プログラマーになる前に目指すレベル」があるわけではありません。

とはいえ、プログラマーを目指す以上、コミュニケーションの能力は必須で必要になります。

・相手が何を考えているのか?
・今、何を伝えるべきなのか?
・どう言ったらわかりやすく伝わるのか?

こういったものを工夫しながら、他の人とコミュニケーションしてみましょう。

情報収集力【重要度: ★★★★☆】

概要: プログラミングをする中で問題解決の糸口を見つけるために、情報を収集する能力が必要

プログラミングをやっていると、誰しもが、

・プログラムが思った通りに動かない
・不具合が出て、途中でプログラムが止まってしまう

といった現象に直面します。

あなたがすでに解決したことのある現象であれば特に問題ありませんが、実際、直面する現象の99%くらいがこれまでに見たことのないものです。
その都度、あなたは公式ドキュメントを読んだり、ウェブで検索したりして解決方法を探すことになります。

このときに必要になるのが「情報収集力」です。

「情報収集力」とは具体的には、

・今あなたが必要としている情報はどこに書かれているのか?
・どうやって必要な情報にアクセスしたらいいのか?

といった、「調べる力」のことです。
この情報収集力がないと、いつまで経っても問題を解決するための糸口を探せなかったりします。

プログラマーにとって、情報収集力はなくてはならないスキルです。

プログラマーになる前に目指しておくべきレベル

プログラミングの勉強中やWebサービスを作っているときに出てくる問題や不具合は、あなた一人で解決できるようになっておきましょう。

はじめのうちはプログラミングスクールの講師や他の人に解決方法を聞くのもよいですが、いつまで経っても他の人に聞いているようだと、この情報収集力が身につきません。

このスキルがない状態でプログラマーになってしまうと、プログラマーとして働いているときにその都度時間がかかってしまい、非常に苦労することになります。

スケジュールやタスク管理能力【重要度: ★★★☆☆】

概要: プログラマーとして仕事をする上で、他の人の仕事との関わりも発生するために重要

プログラマーは、自分のタスクの管理や、どのくらいでそれが終わりそうか?を管理する能力が必要です。

何故なら、プログラマーが携わるソフトウェアの開発プロジェクトはほとんどの場合で締め切りが決まっており、その締め切りまでにプログラミングを終わらせて納品する必要があるためです。

ですので、プログラマーとして働く上では、以下のようなスケジュールやタスク管理能力が必要になります。

・いつまでに何を終わらせておく必要があるかを把握すること
・あとどのくらいかかりそうなのか?を理解しておくこと

プロジェクトによっては、プロジェクトのスケジュール管理はシステムエンジニアやプロジェクトマネージャーがやってくれることもあります。
ただ、彼らもあなたの担当している部分の細かいところまでは分からないため、いずれにしてもスケジュールや管理能力は必須になります。

プログラマーになる前に目指しておくべきレベル

プログラマーとはいえど、タスク管理やスケジュール管理は他の業種とほとんど変わりません。
ですので、今あなたが働いている会社やプロジェクトにおいて、担当領域のスケジュールやタスク管理をできるようになりましょう

高い好奇心【重要度: ★★☆☆☆】

高い好奇心

概要: IT業界はトレンドや技術の移り変わりが激しく、それについていくために必要

「情報収集力」と近い話ですが、新しいものに好奇心を持つことは大事です。

プログラマーが働くIT業界は、日々、トレンドが移り変わり、新しい技術が生まれます。

そんなトレンドや新しい技術に対して好奇心を持ち、追いかけていくことも、プログラマーの仕事のうちの1つだったりします。

ですので、プログラマーになった後でもニュースを見たり新しい技術を学び続けるような姿勢が重要です。

プログラマーになる前に目指しておくべきレベル

プログラマーになる前の段階であれば、「新しい技術に好奇心を持つ」ことの優先度は下がります。
「最新の技術についていくこと」というよりは、まずはプログラマーとして基本的な技術を知っていることのほうが重要です。

ですので、もし目の前のプログラミングの学習が忙しかったり、他のことで手が回らないのであれば一旦この「高い好奇心」の項目は忘れてしまってよいでしょう

そして、プログラマーになった後に、最新のトレンドを追いかけるようにすれば何とかなります。

企業としても、最新のトレンドばかり追っていてスキルがないプログラマーよりは、トレンドから若干遅れていても、基本的なプログラミングスキルがある方を好みます。

ソフトウェア開発手法に関する知識【重要度: ★☆☆☆☆】

概要: プログラマーとして働くために、会社でのソフトウェア開発の知識も必要

ソフトウェア開発には、ウォーターフォールやアジャイルといった開発手法があります。
プログラマーとして働く場合は、このどちらかの手法で開発することがほとんどです。

ウォーターフォールとアジャイルのどちらの開発手法を使うか?は、会社やプロジェクトの特性によって異なります。

プログラマーとして働く場合、こういった開発手法とその特徴に関しても知らないと、実際に働き始めて戸惑うことになります。

プログラマーになる前に目指しておくべきレベル

まず、ウォーターフォールとアジャイルという開発手法に関してウェブで調べて勉強しておきましょう。
この2つの開発手法の特徴と違いを理解できていれば、プログラマーになった後に戸惑うことはなくなります

また、必要度が★1つなのからも分かる通り、プログラマーになる前に、この2つの開発手法自体を完璧に理解する必要はありません。
知っておく、くらいのレベルで十分です。

広い視野【重要度: ★☆☆☆☆】

概要: プログラマーの仕事は、最終的には事業や他の部署の人の仕事に繋がるため、必要

プログラマーが仕事をする目的は、何かしらの事業の拡大や成功を目指しています。
つまり、プログラマーの作業は直接的ではないにせよ、会社のビジネスや事業につながります。

ですので、プログラマーも会社の事業のことをしっかりと理解しておいた方がよいです

事業の流れや方向性を知っていれば

「この部分はあまり優先度が高くないから若干力を抜いてもいいな」
「この部分は事業の根本の部分だからしっかり作らないといけないな」

なんてことが分かるようになります。

その他にも、他のエンジニアの動き、他社の動き、市場の動きに対して視野を広く持っていれば、

・他のエンジニアの手が回っていない作業をやろう
・他社に負けない機能にするいはどうしたらいいか? 

なども考えられるようになります。

プログラマーになる前に目指しておくべきレベル

「あるべき論」としてはプログラマーも事業のことを理解しておくべきです。

ただ、★1つであることからも分かるように、それほど重要ではありません。

「視野の広さ」はその会社である程度長くやっていれば自然と見えてくるものでもあるため、プログラミングの学習などが忙しい場合は一旦後回しでもよいでしょう。

プログラマーに必要なスキルを最短で身につける4つのステップ

プログラマーに必要なスキルを最短で身につける4つのステップ

ここまで、プログラマーに必要なスキルを重要度ごとに説明してきました。

続いてそれらを、どうすれば最短で身につけられるか?を説明したいと思います。

ここまで読んできていただいて分かる通り、プログラマーに必要なスキルには、いろいろな種類があります。
プログラマーに必要な様々なスキルを最短で身につけるには、以下の4つのステップを踏むのをオススメします。

1ステップ目が終わっていないのにいきなり2ステップ目以降にチャレンジしても、途中で挫折したり、そもそもプログラマーになれなかったりします。
1つずつ、着実にこなしていきましょう。

ステップ0: あなたが今携わっている仕事や他の経験を利用してスキルを磨く

身につけるべきスキル: 他の仕事にも共通するスキル

コミュニケーション能力
ロジカルシンキング (論理的思考力)

プログラミングの勉強を行わなくても、プログラマーとして必要なスキルは身につけることができます。

あなたの今の仕事を通じて、コミュニケーションやロジカルシンキングの能力を鍛える工夫をしましょう。

例えば何かを説明するときに、ダラダラと話すのではなく、

「議論ポイントは3つあります。それは・・・」

というように論理的な説明ができるように工夫することができます。

※ちなみに「議論ポイントは3つあります」という言い方は、コンサルがよく使うやり方です。

ステップ1: プログラミングの本で勉強したり、プログラミングスクールなどで教えてもらう

身につけるべきスキル: プログラミングの基礎に関連するもの

プログラミングスキル
高いITリテラシー

ステップの概要: プログラミングの基礎やその周辺知識を勉強

プログラマーに必要なスキルを身につけるための最初のステップは、プログラミングの基礎を勉強しているタイミングです。

あなたは本やウェブサイトを使ってプログラミングの勉強をしたり、プログラミングスクールに通って勉強をするかと思います。

本やウェブサイト、プログラミングスクールの勉強を通じて、プログラミングスキルやITリテラシーなど、プログラマーとして必要な基礎的なスキルを身につけられるようにしましょう。

具体的には、以下のようなスキルをつけることが目標になります。

・プログラミングをどのように学習するとよいかを知る
・開発環境のインストール方法や基本的なプログラミングのやり方などを知る
・不具合が出たときの解決方法を知る

この最初のステップ基礎的なスキルをつけることで、初歩的なところでハマって使ってしまう時間を最小化したり、効率的な勉強ができるようになります。

「そもそも、独学での勉強の方法がわからないよ!

という場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
プログラミングとは?から、プログラミングの始め方などの全体像を説明しています。

また、

「プログラミングスクールがいっぱいありすぎて、どのスクールに通うといいか分からない!」

という場合は、以下の記事がオススメです。

ステップ2: 一人で試行錯誤しながらWebサービスを立ち上げる

ステップ2: 一人で試行錯誤しながらWebサービスを立ち上げる

身につけるべきスキル: 一人でプログラミングができるためのスキル

プログラミングスキル
高いITリテラシー
ロジカルシンキング (論理的思考力)
問題解決力
忍耐力
情報収集力

ステップの概要: プログラミングスキル以外にも、プログラマーが現場で必要となるスキル全般の習得

2つ目のステップは、独学やプログラミングスクールで基礎的な勉強が終わった後、より実践的な知識をつけるステップです。
Webサービスを作ったり、ポートフォリオを作ったりと、あなたのオリジナルなアウトプットを作りつつ勉強をしている状態が該当します。

プログラミングスクールによっては、この2ステップ目もカリキュラムに入っていることがあります。

このステップでは、1ステップ目と同じ要にプログラミングスキルやITリテラシーを身につけつつ、論理的思考力や問題解決力、忍耐力、情報収集力を身につけることになります

こういった力は、プログラマーとして転職活動をするときに非常に強いアピールポイントになります。

特に最近はどのプログラミングスクールもしっかりと教えてくれるため、プログラミングスクールに通うだけでは、他の候補者と差別化をすることが厳しかったりします。

ですので、最近は、プログラミングスクールに通うだけではなく、この2ステップ目でいかに頑張れるか?の重要性が増しています。
ここで頑張ることにより、他のプログラマー希望者と差別化したり、企業から「ほしい!」と思われる人材になることができます

このステップではプログラミングスクールと違い、誰も回答を教えてくれません。
そして、ポートフォリオやWebサービスを作っているときに、これまで見たことのないエラーも発生すると思います。

未経験からプログラマーになる場合、おそらくこのステップが一番大変だと思います。
ただ、このステップで頑張れるか?が未経験からプログラマーになるための大きな分岐点です。

大変だと思いますが、頑張りましょう。

ステップ2を乗り越えて、プログラマーの面接を受け始める判定基準は?

ちなみに、このステップ2を乗り越えたかどうか?の基準は、あなたのオリジナルなWebサービスを1つ以上(できれば2つ)、作り終わったタイミングです

Webサービスを1つ以上作ることで、必要な技術には一通り触れて、よくある不具合も一通り解決してきた状態かと思います。

このレベルまで到達することができれば、企業としても、

「サービス立ち上げに関する一通りの経験はしたことがあるんだな」

と判断できるため、未経験であってもプログラマーとしての採用可能性がグッと高まるでしょう。

ステップ3: プログラマーになってから現場で身につけるもの

ステップ3: プログラマーになってから現場で身につけるもの

身につけるべきスキル: プログラマーとして必要な知識全般

スケジュールやタスク管理能力
高い好奇心
ソフトウェア開発手法に関する知識
広い視野 

ステップの概要: プログラマーとして働いていく上で必要なスキルの習得

3ステップ目は、プログラマーとして働き始めた後になります。

初心者からプログラマーを目指す場合、プログラマーになるまでも非常に大変ですが、プログラマーになった後も非常に大変です

プログラマーになった後は、プログラミング自体の大変さはやや軽減するものの、以下のような必要性が出てきます。

プログラマーとして働きはじめた後に必要になるもの
・自分のタスクを管理して、時間通りに終わるか?をコントロールする
・会社や事業の動き、市場のトレンドについていく
・会社でやっている開発手法に合わせて開発をする

これらの経験やスキルは、一人でプログラミングを勉強している間はほぼ不要です。
ただ、プログラマーとして働く上では必須のスキルとなります。

もちろん、これらのスキルもプログラマーになる前に身につけておいた方がいいことは間違いありません。

ただ、未経験からプログラマーを目指す場合、ここまで手を広げるとパンクしてしまったり、いくら時間があっても足りなくなってしまいます。

ですので、これらのスキルはプログラマーになった後、現場で身につけるというやり方をオススメします。

最後に

ここまで、プログラマーに必要なスキルを紹介してきました。

プログラマーには様々なスキルが必要で、それをどのようなタイミングで身につけるとよいか?を理解することができたのではないかと思います。

この情報を元に、あなたがプログラマーになれるか?はあなたの頑張り次第です。

情報を知って満足するだけではなく、プログラミングの本を買ってみたり、プログラミング教室の無料体験に申し込んでみたり、一歩前に進んでみましょう。

一歩前に進むことで、見える世界は変わります。

あなたがこの記事の情報を参考にしつつ、プログラマーに向けて一歩前に踏み出せることを心より願っています。

この記事は以上です。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

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