プログラミング勉强の意味がないケース【反面教師となる僕の体験談】

プログラミングの勉強は意味がない? プログラミング
プログラミングの勉強は意味がない?

こんにちは。

この記事を読んでいるあなたは、

「これからプログラミングの勉强をしようと思ってるけど、本当に意味があるのか?が不安で最初の一歩が踏み出せない」

「プログラミングの勉强をした結果、無駄な努力にならないか?が不安」

このように思っているのではないでしょうか?
特にこれからプログラミングを勉強しようとしている人が

「プログラミングの勉強は意味がない」

みたいなコメントを見ると、本当にプログラミングは勉強する意味があるんだろうか・・・?と不安になりますよね。

そこで、この記事ではそんなあなたに、以下のものを解説します。

 この記事を読んで分かること
・僕の体験談: プログラミング学習をやってよかった点・意味のないプログラミング学習
・一般的に、プログラミングの勉強をしても意味がないと言われる理由
・プログラミングの勉強をすることの必要性とメリット

この記事を読み終わる頃には、プログラミングの勉強に意味があるか?どんなメリットがあるのか?が理解できている状態になります。

  1. [結論]プログラミングの学習自体には意味がある。ただし、やり方を考えないとその意味がなくなってしまう
  2. 僕はプログラミングを勉强し、高い年収を実現した。ただ、意味のない学習だった時期もある (この記事の信頼性)
    1. 大学でプログラミングをはじめたおかげで、今では日本人の上位層10%以内に入る年収を獲得した
    2. 僕も一時期、意味のないプログラミングの勉强をやっていた。結果、プログラマーになって大変な思いをした。
    3. 今思えば分かる、意味のないプログラミングの勉强の例
      1. 次につながらない、「とりあえず動けばいい」というプログラミング
      2. 今後どのようなプログラマーになりたいのか?が見えないままプログラミングをする
      3. プログラマーは「プログラミングができればいい」と思っていた
  3. プログラミングの勉強が意味がないと言われる理由
    1. プログラミング学習をしても、そのスキルをどこにも活かせない
    2. プログラミングの学習開始直後のハードルが高く、挫折する人が多い
    3. 他のスキルに比べて習得までに非常に多くの時間がかかり、挫折する人が多い
    4. 高額なプログラミングスクール費用がかかるが、効果がでない人もいる
    5. プログラミングを勉強ししても、エンジニア転職などの目標を達成できないことがある
  4. プログラミングの勉強に意味があると言える理由とメリット9つ
    1. IT人材が不足しており、エンジニアとして活躍出来る可能性が広がるから
    2. ITエンジニアの平均年収が他の職業よりも高いため、稼げる可能性がある
    3. 仕事の幅が広がる、あるいは仕事の単価を上げることができる
    4. 論理的思考能力が鍛えられる
    5. 一人で稼げるスキルとしてプログラミングが必要だから
    6. DXが進み、非エンジニアであってもプログラミングの知識やスキルが必要になってきているから
    7. もはやエンジニアでなくても、プログラミングのスキルは必須になってきているから
    8. ITリテラシーを身につけることで自分の身を守る必要があるから
    9. エンジニアと会話できる
  5. プログラミングのデメリット
    1. 勉強に時間がかかる
    2. 初期投資のお金がかかる
  6. 学んだプログラミングスキルの活かし方
    1. エンジニアに転職する
    2. 自分でフリーランスとして仕事を獲得する
    3. 自分でWebサービスやiOS/Androidアプリを作って稼いだりポートフォリオにする
    4. 今いる会社がITに詳しくないのであれば、IT化を推進する
  7. プログラミングの勉強が本当に意味のないものになってしまうケース
    1. プログラミングが「とりあえず動けばいい」と思っている
    2. プログラミングを勉強する明確な目標がない
    3. 自分の目標とズレたプログラミングの勉強をしている
    4. プログラミングスクールに行けばスキルがつくと思っている
    5. いつまで経ってもプログラミングの勉強をしている
    6. プログラマーの仕事がどのようなものか調べずに勉强している
  8. プログラミング学習を意味があるものにするための4つの対策
    1. プログラミングの内容を1つずつ理解するようにする
    2. プログラミングを勉強する目的を明確にする
    3. あれもこれも手を出さないようにする
    4. 「いつまでに何をやるか?」のスケジュールをたてる
  9. プログラミング学習の始め方
  10. 最後に

[結論]プログラミングの学習自体には意味がある。ただし、やり方を考えないとその意味がなくなってしまう

まず、この記事の結論です。

 この記事の結論
・プログラミングの学習には意味がある。
・プログラミングを学習することにより、いろいろな仕事が選べるようになる上、年収アップも狙える。
・ただし、勉强のやり方によっては (過去の僕のように)意味がない勉强になってしまう可能性がある。
・必死に勉强するのは重要だが、事前にどのような勉强をするか?はしっかり考えるべき。

プログラミング自体には非常に高い意味があると思います。
もしあなたがこれからプログラミングを勉强しようか迷っているのであれば、強く背中を押したいです。

これからの時代、ITがもっと普及するにつれ、プログラミングを使えるメリットはより強くなるためです。

ただ、「とりあえずプログラミングを勉强する」だと、意味が無くなってしまう可能性があります。
せっかくプログラミングを勉强するのであれば、「何をしたいのか?どのような勉强をするのか?」をしっかり考えてから勉强するようにしましょう。

この記事では、これらの内容を1つずつ解説していきます。

僕はプログラミングを勉强し、高い年収を実現した。ただ、意味のない学習だった時期もある (この記事の信頼性)

大学でプログラミングをはじめたおかげで、今では日本人の上位層10%以内に入る年収を獲得した

僕は、大学のときに独学でプログラミングの勉强をはじめました。

きっかけは、大学3年生のときに、近くにいた先輩が、プログラミングでアート作品を作っているのを見て、「楽しそう」と思ったのがきっかけです。

そのアート作品は、「メディアアート」と呼ばれ、プログラミングや電子工作などのデジタル技術を使って何かしらのアート表現をするものでした。

その時代はおそらくメディアアートがかなり盛り上がっていた時期でした。
NHKのBSの番組でも、一般の人が応募したメディアアート作品を紹介する番組があったのです。

その先輩は、その番組に何度も「アーティスト」として出演しており、「僕もテレビ出たい!」と思ったのが、プログラミングを始めたきっかけでした。

僕はその後、独学でプログラミングを勉强しはじめました。

大学3年生と4年生のときはプログラミングの勉强と、作品作りにかなりの時間を使っていました。

結果的に作品は無事に完成し、(プログラム自体はボロボロでしたが)テレビ番組に出演することができました。

そこで「自分はプログラミングができる!」と勘違いした僕は、プログラマーの世界に進むことになりました。

今思えば、プログラミングのレベルも全然ダメだったので、完全に勘違いですが・・・

今はプログラマーから若干変わり、IT企業でプロジェクトマネージャーをやっています。

結果的に、日本人の上位層10%以内に入るくらいの年収をもらうことができています。

もちろん運がよかった、という話はありますが。

今思えば、プログラミングの勉强をやったおかげで、現在、多少は楽な暮らしができてるんだろうなぁ、と思います。

僕も一時期、意味のないプログラミングの勉强をやっていた。結果、プログラマーになって大変な思いをした。

ただ、振り返るのは簡単ですが、実際はかなり大変でした。

僕の独学でのプログラミング勉强のやり方がイマイチだったすぎて、社会人になった直後は本当に苦しかった記憶があります。

入社した遠所は、周りの人に全くついていけませんでした。

そのときは、周りの人のプログラミングのレベルが高すぎて、毎日、

「そんなことも分からないの?」
「それ、前に話したよね?」

なんて言われる始末でした。

そんなことを言われる度に、「はやくこんな会社もプログラマーも辞めてやる・・・!」なんて思っていました。

今思えば、大学のときにもう少し効率的なプログラミングの学習をしていれば、こんなに苦しむ必要はなかったと思います。

そのときは社会人になったばかりということもあり、プログラマーとしてのスキルはもちろんですが、社会人としての基礎スキルも足りていなかったのもあります。

とはいえ、大学の時に効果が高いプログラミングの方法を知っていれば、僕が社会人になった後、ずっと楽だったことでしょう。

今思えば分かる、意味のないプログラミングの勉强の例

今振り返ると、僕は数々の意味のないプログラミングの勉強方法をやっていました。

次につながらない、「とりあえず動けばいい」というプログラミング

僕は、プログラミングでアート作品を作り、テレビに出ることができました。

それはそれでもちろん喜ばしいことなのですが、プログラミングの本質的な力がつきませんでした。

その時の僕は、「プログラムの中身がどうか?」よりも、「とにかく早く完成させたい!テレビに出たい!」と思っていました。

プログラミングをやっていると、今作っているものを出来る限り早く動かしたい、完成させたいという気持ちになってくることがあります。

その結果、プログラミングの内容をあまり理解していませんでした。

また、エラーが出たときも試行錯誤して「(原因は分からないけど)エラーがなくなったからいいや」という進め方をしていました

今後どのようなプログラマーになりたいのか?が見えないままプログラミングをする

その時の僕は、とにかく作品を作り、テレビに出演することが目的になっていました。

ただ、今考えると、もしプログラマーとしてやっていきたいなら

・どのようなプログラミング言語のニーズがあるのか?
・どのようなプログラマーの種類があるのか?

などを調べて進めた方が、圧倒的に効率がよかったと思います。

プログラマーは「プログラミングができればいい」と思っていた

そのときの僕の、プログラマーへの理解は、「プログラマーであればプログラミングでカタカタやればいいんでしょ?」でした。

僕は結果的にプログラマーになったものの、正直プログラマーとは何か?を理解していなかったのです。

プログラマーの仕事内容や、プログラミング以外にどのような仕事があるのか?どのくらいのレベルのスキルが求められるのか?などを全く分かっていませんでした。

そのため、実際にプログラマーになった後、「え、プログラマーってこんなことをやるの!?」なんて驚きがありました。

人間、全く想定していない驚きの連続だと、非常に辛いですし、疲れてしまいます。

内容を全部理解ことができないにせよ、プログラマーとはどのようなものか?を知っておくべきでした。

もう少しプログラマーとは何か?について知っていれば、がむしゃらに勉强する必要がなかったし、プログラマーになった後も苦しむ必要がなかったんだろう、と思います。

この記事は、そんな僕の体験と反省をまとめています。

これを読んでいるあなたには、そんな無駄な勉强や苦労をしてほしくないと考えています。

プログラミングの勉強が意味がないと言われる理由

それでは早速ですが、「プログラミングの勉強なんて意味がないよ!」と主張する人の理由を説明します。

プログラミング学習をしても、そのスキルをどこにも活かせない

プログラミング学習をしても、そのスキルをどこにも活かせない

人によっては、

今プログラミングが流行ってるから勉強してみよう

というモチベーションでプログラミングの学習を始める人もいます。
そういった人は「プログラミングを勉強することで、どのような目標を達成したいか」が具体的に決まっていない状態で漠然と勉強をすることになります

目標を持っていれば「3ヶ月勉強したら転職活動をする」など、具体的な次のアクションに繋げられます。
一方で、目標がない場合は、プログラミングの何をどこまで勉強したらいいかが分かりません。


結果的に、

勉強したけど特に何も変わらなかったな・・・意味なかったかも

という結論になってしまう人もいます。

プログラミングの学習開始直後のハードルが高く、挫折する人が多い

プログラミング学習は開始直後のハードルが非常に高く、そこで挫折する人が数多くいます。
僕もこの壁を超えられずに挫折する人も数多く見てきました。

特に最初は、

・少し文字を書き間違うだけで英語で大量のエラーが出る
・そのエラーを調べようとしてもどうしたらいいか分からない

という状態だったりするので、実際以上にハードルが高く感じてしまうことがあります。

かなりの数の人が最初のフェーズで辞めてしまうため、

プログラミングの勉強を開始しても難しすぎるよ
他のスキルの方がいいよ

という発言が出てくることもあります。

プログラミングか?他のスキルか?
プログラミングと他のデザインなどのスキルのどちらがよいか?はもちろんあなたが達成したい目的次第です。
他の人のコメントに惑わされることなく、あなたの目指す目標を達成できるものを選びましょう。

他のスキルに比べて習得までに非常に多くの時間がかかり、挫折する人が多い

プログラミングは他のスキルに比べて、習得までに長い時間がかかります。

一般的に、一人前のエンジニアとして働けるようになるまでは一年間の実務経験が必要です。

この一年間は下積みの期間として、毎日黙々と頑張り続ける必要があります。
場合によっては、平日会社が終わった後や土日にプログラミングの勉強をする必要も出てくるでしょう。

この一年間を耐えられない場合、一人前のエンジニアとして働けるようになる前に挫折して辞めてしまう人もいます。

高額なプログラミングスクール費用がかかるが、効果がでない人もいる

プログラミング学習者の中には、「プログラミングスクールで勉強しよう」と考える人もいます。

実際に、各プログラミングスクールはそれぞれ非常に考えられたカリキュラムを提供してくれます。

ただ、プログラミングスクールに通ってどのくらいのスキルを習得することができるか?は、通う人の姿勢や頑張り次第です。

仮に高額なプログラミングスクールに通っても、通っている人が頑張らないのであれば、プログラミングのスキルは身につきません。

そういった人が、「高額なスクール費用だったけど、あまりスキルが身につかない」と言っているケースがあります。

 プログラミングスクールを選ぶときの注意点
もちろん、プログラミングスクール選びも厳密に行う必要があります。
決してどこでもいいというわけではありません。
通う前に「一番カリキュラムが良いところ / あなたと合っているところ」を選ぶのは必要です。

プログラミングを勉強ししても、エンジニア転職などの目標を達成できないことがある

プログラミングを勉強ししても、エンジニア転職などの目標を達成できないことがある

プログラミングを勉強して未経験からエンジニア転職を目指したとしても、その目標が100%達成できるとは限りません。

人によっては面接を何十社受けても落ち続ける人もいます。

こういった「失敗」の情報がTwitterなどで共有されてしまうため、

「やっぱりプログラミングの勉強って意味ないかも・・・」
「未経験からのエンジニア転職って難しい・・・」

というイメージが広まってしまいます。

プログラミングの勉強に意味があると言える理由とメリット9つ

続いて、プログラミングを勉強することの必要性とメリットをご紹介したいと思います。
これからの時代、プログラミングの必要性は高まりますし、たくさんのメリットがありますよ。

IT人材が不足しており、エンジニアとして活躍出来る可能性が広がるから

国の推定によると、2030年には最大79万人のIT人材が不足すると言われています。

基本的に人材が不足している市場は「売り手市場」なので、年収も上がる傾向にあり、プログラミングができる人にとっては非常にチャンスです。

こういったIT人材不足のトレンドをしっかりキャッチできるするためにも、プログラミングは必要となります。

ITエンジニアの平均年収が他の職業よりも高いため、稼げる可能性がある

dodaの「平均年収ランキング」によると、ITエンジニアの平均年収は452万円となっています。

この年収は、全職種の平均が409万円であることを考えると、ITエンジニアの平均年収かなり高い部類に入るでしょう。
プログラミングを勉強しITエンジニアになることで、他の職業よりも稼げる可能性が大きいのは、プログラミングを勉強する大きなメリットです。

ちなみにこの平均年収は全国平均であるため、東京や大阪などの都市圏に絞ると、さらに大きく年収が上がります。

現状の年収があまり高くない場合、プログラミングを勉強することで高年収の可能性が出てくるのは非常に魅力的ですよね。

 年収に関する注意点
このデータで1つだけ注意していただきたいのが、この年収がすでにエンジニアとして働いている人の平均年収である点です。
エンジニアを未経験の状態からこれくらいの年収をもらえるかは個別に確認が必要です。

仕事の幅が広がる、あるいは仕事の単価を上げることができる

仕事の幅が広がる、あるいは仕事の単価を上げることができる

プログラミングは、他の仕事とも非常に相性がよく、あなたの仕事の幅を広げたり単価を上げるには最適の手段となります。

例えば営業の経験があれば、ITコンサルのようにITの技術と営業力を同時に駆使する仕事ができます。
あるいは、Webディレクターなどの経験があれば、そこにITの技術をかけ合わせることで、プロジェクトマネージャーとして働くことができるようになります。

ITコンサルやプロジェクトマネージャーは、IT系の業種の中でもかなり高年収の部類です。

もしあなたがプログラミング以外の専門性を持っている場合は、その専門性とプログラミングのスキルをかけあわせることで、新しく単価の高い職種にチャレンジすることができます

論理的思考能力が鍛えられる

プログラミングは、全てロジックの積み上げです。
いろいろな機能やプログラムが、どのように関わり合って動いているか?を緻密に考える必要があります。

プログラミングを勉強すると必然的に論理的な思考が必要になるので、「論理的思考能力」を鍛えることができるのも、メリットの1つです
論理的思考能力は、エンジニアでなくても、社会人として全員必修と言ってもいいくらいのスキルです。

その証拠として、2020年から小学校でプログラミング学習が必修化されました。

小学校のうちからプログラミングの学習を通じて、「論理的思考能力を身につける」ことが目標になっています。

プログラミングには国も認めるくらい、論理的思考能力を鍛える効果があるということの表れですね。

一人で稼げるスキルとしてプログラミングが必要だから

これからの時代、会社がいつ倒産してもおかしくありません。

もしかすると、僕もこれを読んでいるあなたも、45歳くらいで早期退職の勧告を受けるかもしれません。

また、会社によっては週休3日、4日の制度を採用し、「個人スキルで稼ぎやすい」制度を導入している会社も出てき始めました。

みずほ銀行が導入するということで話題になりましたね。

このように、これからは会社に依存せずに自分の一人で稼げるスキルが非常に重要になってきます

プログラミングは、パソコン一台あればアプリやWebサービスを作れるので、副業やフリーランスとしての案件受注も簡単です。

プログラミングを勉強して、今後、今勤めている会社に何があってもいいように準備しておくのは、人生100年時代と言われる今、必須になってきています。

DXが進み、非エンジニアであってもプログラミングの知識やスキルが必要になってきているから

業務のデジタル化 (DX、デジタルトランスフォーメーションといいます)が進むことによって、業務のデジタル化が行われています。

特にこれまでアナログだった企業は

社内にデジタルに強い人がいないから、外部からエンジニアなど、DXを推進できる人を採用するか・・・

というように考えていたりします。

ただ、もしあなたがプログラミングのスキルを持っていれば、外部から人を採用することなく社内のデジタル化を推進することができるようになります

もはやエンジニアでなくても、プログラミングのスキルは必須になってきているから

もはやエンジニアでなくても、プログラミングのスキルは必須になってきているから

仮にあなたがデザイナーとしてイラストを書いるとしても、そのイラストをアプリやWebサービスに組み込むするのはエンジニアの人たちです。

ですので、「デザイナーだからエンジニアのことは知らなくていい」ということにはなりません。

もしあなたが渡したイラストに「エンジニア的な観点で」問題があった場合、エンジニアは

うわー、このデザイナー、アプリのこと分かってないなー。。。
やり直しを依頼しないとな・・・面倒。。

なんて思われています。

結果、あなたも再度イラストの書き直しが発生したり、手間ばかりかかってしまいます。

これからの時代、デザイナーなどの職種であっても、プログラミングのスキルを知っておくことは、非常にメリットになります。

僕の実体験としても、デザイナーにプログラミングの知見があると、エンジニアとのコミュニケーションが半分以下で済むこともありました。

デザイナーで、プログラミングのことまで見越したデザインを作れると、プロジェクト全体が一気に加速することがあります。

ITリテラシーを身につけることで自分の身を守る必要があるから

ここ最近はフィッシング詐欺も複雑化してきており、特に銀行の口座を持っている高齢者がひっかかっています。
銀行もいたるところで「フィッシング詐欺に注意」というメッセージを出し、注意喚起をしています。

フィッシング詐欺は、

このURLはいつも使っているURLではない::・
銀行にログインしようとしているのにHTTPSじゃなくてHTTPになっている・・・

ということが分かるようなITリテラシーを持つことで、ある程度防ぐことができます。

プログラミングを勉強すると、こういった知識も深いレベルで身につくので、結果として、あなたの資産やあなた自身も詐欺などから守ることにつながります

エンジニアと会話できる

これは、「あなたがプログラマーやエンジニア以外の職種である」という前提ですが、プログラミングを勉強することにより、エンジニアと会話をすることができるようになります。

一般的にエンジニアの使う用語は非常に難解ですし、的外れなことを発言すると、最悪の場合、エンジニアともめてしまうことがあります。

 エンジニアと揉める例
とんでもなく工数のかかる仕様を提案したり、大きくシステム改修が必要な要件をお願いしたりなどが、揉める可能性が高いです。
この問題は、プログラミングやエンジニアに対する理解があれば、ある程度は防ぐことができます。


エンジニアの観点からITやシステムを見ることができるのは、エンジニアと一緒に仕事をする人であれば必須のスキルになります。
プログラミングを勉強することにより、(仮にあなたがエンジニアにならない場合であっても)こういうスキルを身につけられるのは大きなメリットになります。

プログラミングのデメリット

勉強に時間がかかる

プログラミングの勉強には、かなり長い時間がかかります

一般に、以下のようなことが言われています。

・基本的なことが分かるようになるため、100時間くらいかかる
・1つの言語を習得するのに1000時間かかる
・エンジニアとして仕事ができるようになるため1年は実務経験が必要

どれもかなりハードルが高いですね。
僕が実際に独学でプログラミングの勉強を始め、「ある程度エンジニアとして仕事できるようになったな」と思えるまで、本当にそのくらいかかりました。

ただ、1000時間をかけない状態でも、エンジニア以外の職業としては十分に役立ちます。
例えば「ディレクター」などの職業の場合、「ある程度」のプログラミングを知っていれば転職することができます。

プログラミングの習得には時間がかかりますが、その時間をかけた分リターンはあります

初期投資のお金がかかる

プログラミングを勉強する場合、

・(必須)ノートパソコン
・(人によって)書籍やプログラミングスクール

こういった金額がかかります。

どのくらいのパソコンを買うか?どのような勉強をするか?によりますが、人によっては100万円くらいの投資が必要な可能性もあります。

ただ、このコストも数年間エンジニアとして活動すれば回収可能なことも多いです。

例えばあなたが年収300万円の仕事をしているとします。

一方で、ITエンジニアの平均年収は500万円を超えています。
もちろん、未経験からエンジニアになっていきなりこの金額をもらえることは少ないと思いますが、エンジニアとして活躍して年収を上げていけば、と最初に投資した100万円はいずれ回収可能ですね。

学んだプログラミングスキルの活かし方

学んだプログラミングスキルの活かし方

続いて、勉強したプログラミングスキルをどのように活かせるか?を紹介したいと思います。

ほとんどすべての人が、これから紹介する、いずれかの活かし方をすることになります。

エンジニアに転職する

一番分かりやすいのが、エンジニアへの転職でしょう。
数多くの人が、未経験からであってもエンジニアへ転職しています。
すでに説明した通り、ITエンジニアは平均よりも年収が高いため、あなたの年収アップやキャリアアップの手段として有効です。

自分でフリーランスとして仕事を獲得する

会社以外の枠組みとして、プログラマーとしてフリーランスで仕事を獲得するのも、プログラミングスキルの有名な活かし方です。
プログラミングを勉強している人の中には、

もっと自由に働きたい!そのためにプログラミングを勉強して自由に働きたい!

と思っている人も多いと思います。

自分でWebサービスやiOS/Androidアプリを作って稼いだりポートフォリオにする

プログラミングスキルを活かすと、あなただけのWebサービスやアプリを作ることができます。
Webサービスやアプリを作るには、

・フロントエンドとバックエンドの両方の知識
・Swift / Kotlinの知識 (iOS/Androidアプリ開発)

このようなプログラミング言語を覚える必要があるためハードルは高めになります。

ただ、自分が考えて自分が作ったものを他の人に使ってもらえるというのは、プログラマーとして非常に楽しい経験になるでしょう。

また、ここで作ったものはートフォリオとして使えるため、あなたがエンジニア転職をするときの武器としても使えます。

今いる会社がITに詳しくないのであれば、IT化を推進する

今いる会社がITに詳しくないのであれば、IT化を推進する

プログラミングを勉強したら、必ず転職しないといけないわけではありません。

もしあなたが所属している会社が、手作業でやる業務が多いアナログな会社であれば、それをデジタル化して効率を上げるのも1つのアウトプットだと思います。

デジタル化することにより、あなたの会社や部署の効率が上がれば、

・会社やチームにとっても
・周りの人にとっても
・あなたにとっても

プラスです。
もちろん、あなたの評価アップにつながることもあるでしょう。

また、プログラミングの学習で身につく知識は、プログラミング言語の知識だけではありません。
その他のIT系の知識、例えばクラウドストレージなどの使い方も理解したのではないでしょうか?

ですので、こういったIT系の知識を、今いる会社の業務改善に流用することも考えてみてよいでしょう。
例えば、議事録を紙に書くのではなく、オンラインサービスに保存して関係者と共有するのも1つの手段です。
このように、プログラミングをしている中で知った知識を流用できることはあると思います。

もちろん、企業秘密を会社外からアクセスできるような場所に置いたりはしないでください。
どの情報をどこに置くか?は会社とあなたの自己責任でお願いします。

プログラミングの勉強が本当に意味のないものになってしまうケース

それでは続いて、プログラミングの勉強が本当に意味のないものになってしまうケースをご紹介したいと思います。

プログラミングを勉強しても、ここに当てはまっているやり方をやっている場合、その成果が出ません。
是非最後までしっかりと確認して効率を上げていきましょう。

プログラミングが「とりあえず動けばいい」と思っている

過去の僕と同じ状態です。

プログラミングを勉强したり、あなたの好きなWebサービスやアプリを作っている中で、

「うーん、よく分からないけど動いたからいいか」

というように考えてしまうのであれば要注意です。

プログラミングには一行ごとに何かしらの意味があります。

それを理解しないままプログラミングの勉强を進めていくと、分からないものが雪だるま式に増えていってしまいます。

その結果、新卒でプログラマーになり、非常に苦労したのが僕です。

正直、一行ごとの意味を理解するのは大変ですし、時間もかかります。

ただ、もしあなたがプログラマーになりたいと考えているのであれば、今のうちからきちんと理解するようにしておきましょう。

そうしないと、後から100倍くらいの痛いしっぺ返しをくらいます。

プログラミングを勉強する明確な目標がない

今プログラミングが流行ってるし、自分もやってみようかな

と考えている場合です。

もちろんプログラミングを勉強すること自体は、非常にオススメです。

ただ、もしあなたが明確な目標がない場合、なかなかその成果が見えづらいですし、やる気も起きづらいのではないでしょうか?
ですので、プログラミングを勉強するときは「何となくやってみようかな」ではなく、明確な目標を持っておくことをオススメします

具体的には、

プログラミングを勉強してどうしたいか?どうなりたいか?

を明確にするのがよいでしょう。

また、プログラミングを勉強すること自体が目標になっている場合も要注意です。

プログラミングはあくまで「手段」であり「目標」ではありません。まず、プログラミングを通じて何をやりたいか?を先に考えるようにしましょう

自分の目標とズレたプログラミングの勉強をしている

プログラミングの勉強の目標とやっている内容がズレているとなかなか成果が出ません。
言い換えると、この2つが一致していれば、最大の効率を発揮することができます。
具体的には、以下のように「目標」と「勉強内容」が一致しているべきです。

・AIエンジニアになりたい→Pythonと機械学習の勉強
・Webエンジニアになりたい→フロントエンド系の言語 (JavaScriptやRuby)の勉強

もしプログラミングの勉強を始めている人は、一度「今の勉強を続けていれば目標が達成できるのか?」を考えてみることをオススメします

これからプログラミングを勉強する場合は、勉強を開始する前に「目標」と「学習内容」に一貫性があるかどうかを考えるようにしましょう。

 実際の進め方は・・・
理想は、ここまでで説明してきたやり方です。
ただ、本当のプログラミング初心者の場合、「AIを開発したい」としても、いきなりPythonと機械学習の勉強をするのはほぼ不可能でしょう。

その場合は、戦略的に分かりやすい言語から進めていくのはアリだと思います。
※もし分かりやすい言語から勉強を始める場合であっても、最終的な目標は忘れないようにしてください。

プログラミングスクールに行けばスキルがつくと思っている

プログラミングスクールに行けばスキルがつくと思っている

学生のときに「塾に行けば成績が上がる」と思っていた人と同じ間違いです。

プログラミングスクールはあなたの勉強をガイドしてくれますが、あなたの代わりに勉強をしてくれるわけではありません。
プログラミングスクールに行っても、結局頑張るのは自分です。
ですので、プログラミングスクールを使う場合であっても、

・あなた自身での努力は必要なこと
・いずれにせよ独学での勉強は必要なこと

こういったポイントは忘れてはいけません。

いつまで経ってもプログラミングの勉強をしている

もしあなたが未経験からのエンジニア転職を目指している場合、その転職に向けた準備をすべきです。
言い換えると、いつまで入門レベルのオンライン教材を周回しても、エンジニアには転職できません

これはフリーランスへの転職であっても何かアプリを作りたいと考えている場合でも同じです。

オンライン教材は、一番最初の入り口を理解するのには向いていますが、プログラミングの本当の力をつけるのにはあまり向いていません。

プログラミングの本当の力をつけるには、自分の作りたいものを決めて、それを達成するために試行錯誤する必要があります。

例えばエンジニア転職を目指すのであれば、

・入門レベルの教材を数回周回する
・ウェブ上などにあるサンプルプログラムを自分で修正してみる
・自分で作りたいものを作る
・それらをポートフォリオにしていく


というような、エンジニア転職に向けた学習や準備ステップを踏む必要があります。

具体的で効果的なプログラミングの勉強方法はこの下の「プログラミング学習の始め方」の項目を読んでみてください。

プログラマーの仕事がどのようなものか調べずに勉强している

これも過去の僕の事例で紹介しました。

プログラマーは、プログラミングをするだけが仕事ではありません。

それを知らずにプログラミングだけを勉强していると、

「え?こんなに人と会話することがあるの?」
「設計てものを事前にやるのか・・・」

このように、毎日が驚きの連続になってしまいます。

もちろんこれはこれで楽しいかもしれませんが、あまりに疲れるのでオススメしません。

また、必要なスキルを知らないまま勉强すると、不要なスキルの勉强に時間を使ってしまうリスクがあります

これからプログラマーを目指す場合、可能な限り、「プログラマーがどのようなことをやるのか?」を事前に理解しておくようにしましょう。

「プログラマーってどんな仕事?」をざっくり知るには、以下の記事も合わせて読んでみてください。

プログラミング学習を意味があるものにするための4つの対策

ここまでで説明してきた内容を踏まえ、プログラミングの学習を意味があるものにするための対策を見ていきましょう。

プログラミングの内容を1つずつ理解するようにする

プログラミングの勉强をするときに、「分からないけどとりあえず動いてるからいいや」という考え方をやめましょう。

例えばあなたは、

・サンプルプログラムをコピー&ペーストした後、その内容を理解しない
・おまじないとして記述したものをいつまでも理解しない

このようなことをやっていないでしょうか?

もちろん、プログラミングを始めたばかりの頃はサンプルプログラムをコピー&ペーストしたものを使うこともあると思います。
また、「おまじないとしてこれを記述すれば動きます」という説明を盲目的に信じることもあるかと思います。

ただ、ある程度学習が進んで中級レベルくらいになってきたタイミングで、

・サンプルプログラムのコピー&ペーストをして、内容を理解しない
・おまじないとして、何も言わず記載する
・(意味は分からないけど)とりあえず動いてるからOKとする

このような進め方はしないようにしましょう。

こういった内容は、確実に「知識の負債」になり、将来のあなたの足を確実にひっぱります。

最初は面倒だし大変かもしれませんが、問題点や不明点は1つずつ、解決していくようにしましょう。

プログラミングを勉強する目的を明確にする

「何となく今、プログラミングが流行っているからプログラミングを勉強する」
「まわりの人がやってるからプログラミングやってみようかな」
「何か稼げるらしいからプログラミングやろうかな」

こういう考え方でプログラミングの学習をするのは危険です。

プログラミングは不明点やエラーなどの数多くの壁にぶつかります。
プログラミングを開始するときの目標が曖昧だと、これらの不明点やエラーなどの壁を超えることができません。

「何故プログラミングを勉強したいのか?勉強した結果、どうなりたいのか?」を明確にしてからプログラミングの勉強を始めるようにしましょう。

あれもこれも手を出さないようにする

プログラミング初心者の人は、特に複数のプログラミング言語に手を出しがちです。

1週間でPythonをやって、次の週でRubyをやって、さらに次の週にPHPをやって・・・

こういった、プログラミング初心者の方コメントを見ることがありますが、このような「プログラミング言語のつまみ食い学習」は行うべきではありません。

各プログラミング言語は1週間や1ヶ月でマスターできるほど簡単ではありません。
また、プログラミングの学習は各言語の学習だけではなく、ソフトウェア設計やgitなどの周辺知識の学習も必要になります (むしろこういう知識の方が重要です)

特にプログラミングの初心者は「各プログラミング言語を触ってみる」ことに集中しがちですが、それだと使い物になるスキルが身につきません。

プログラミングの学習をするときは何か1つの言語に集中して勉強するようにしましょう。

プログラミングの基本的な考え方や文法は、各プログラミング言語で共通の部分も多いため、2つ目以降のプログラミング言語を学習するのはもっと後で問題ありません。

「いつまでに何をやるか?」のスケジュールをたてる

プログラミングの学習は非常に奥が深いため、どこかで終了することはありません。
基本的にずっと勉強し続ける必要があります。

もちろん勉強を続けることは大事ですが、これから「プログラミングを勉強してエンジニア転職したい / フリーランスとして案件を獲得したい」と思っているのであれば、要注意です。

何も考えずに勉強ばかりやると、いつまで経ってもエンジニア転職ができなかったり、フリーランスとして案件が獲得できないことになりかねません。

これを防ぐために、「いつまでにどのようなスキルを身につけたいのか?」「いつからエンジニア転職やフリーランスとして案件を獲得したいのか?」を考えておくことをオススメします。

「いつまでにどのようなスキルをつけたいか?どうなりたいか?」スケジュールをあらかじめ考えておくことで、ダラダラとプログラミングの勉強を続けてしまうのを避けることができます。

こういったスケジュールは、各プログラミングスクールのカリキュラムが非常に参考になります。

各プログラミングスクールのカリキュラムや内容は以下の記事から確認することができるため、こちらも合わせて読んでみてください。

プログラミング学習の始め方

続いて、「プログラミングってどうやって始めたらいいの?」と思っているあなたに向けて、プログラミングの始め方を説明します。

詳細は以下の記事に書いていますので、より詳しい内容を知りたい場合はこちらを読んでみてください。

この記事では、

・プログラミング学習の始め方
・一番スキルがつくプログラミング学習のやり方
・独学とプログラミングスクールのどちらがいいか?
・初心者にオススメのプログラミング言語

こういったものを説明しています。

最後に

ここまで、プログラミングの勉強が意味がないのではないか?という意見に関して考察してきました。
僕個人としては、ここまで説明してきたとおり、プログラミングには必要性もいろいろなメリットもあると考えています。

もちろん最初のハードルは決して低くないですが、そこを乗り越えると確実にあなたの人生にとって府rすになるスキルです。

この記事を読んだあなたが、

プログラミングの勉強をしても意味ないのかな?無駄になるのかな?

という不安を払拭し、プログラミングの勉強に集中できるようになれば幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事は以上です。

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