こんにちは。
この記事を読んでいるあなたは、

「インターンシップに興味があるんだけど、学生のときにインターンシップに参加することの目的って何だろう?」
「企業は何故、インターンシップを実施しているんだろう?どんな目的なんだろう?」
このように思っているのではないでしょうか?
そこで、この記事では、「インターンシップに参加する目的」に関して解説したいと思います。
以下3つの項目で説明します。

・インターンの目的を知っておくのが重要な理由
・学生が、自由に時間をあえて使ってインターンに参加する目的と意味
・企業があえてコストを使ってインターンを実施する目的と意味
最後まで読んでいただくことで、インターンシップのことをより立体的に理解できたり、ンターンに参加するときに、よりスキルが身につくなどの成果があります。
特に学生の場合は、「企業が何を考えているか」を知っておくことで、インターンシップ中に取るべき行動や、就職活動における効果的なアピール方法を知ることができます。
必ず最後まで読んで、インターンシップを有効に使えるようにしてください!

インターンの目的を知っておくのが重要な理由
インターンは「参加して終わり」ではありません。
インターンはあくまで社会人として働いたり、学生を採用したりするための準備段階です。
ですので、「何故参加する必要があるのか?」をしっかり意識しておかないと、

「参加して楽しかった!でも、次にはつながらなかった」
「参加したけど特に何も学びがなかった・・・」
このような結果になりかねません。
せっかくインターンに参加するのであれば、以下のように有効に使いたいですよね?
・学生ではできない経験を詰む
・就職を有利に運ぶ
「あなたのスキルを上げるため」であれば、「どのようなスキルが足りないか?」を見極める観点を持って、インターンに参加する必要があります。
「就職を有利に運ぶ」であれば、就職の面接のときに「どのように説明できるか?」を頭の片隅に入れつつ、インターンに参加する必要があります。
また、「企業側が何故インターンを募集しているのか?」まで理解しておくくと、よりベターです。
企業がインターンの募集をするのには、高いコストがかかっています。
高いコストを支払ってもインターンの募集をするのには、必ず何かしらの目的やメリットがあるはずです。
企業側のメリットまで理解しておくことにより、インターン全体をより立体的に理解できたり、インターンに参加した後の成果を最大化することができます。
学生の間の貴重な時間を使ってインターンに参加するのですから、明確な目的を持って、しっかりと成果を出せるようにしましょう。
この記事の信頼性
僕自身はインターンには参加していなかったのですが、複数の友達がインターンに行っていたのと、社会人になってからインターン生を受け入れていました。
ですので、いろいろな角度からインターンに参加する人の様子を見ることができました。
学生のときは、友達が「就職活動を有利にするため」にインターンに参加していました。
社会人になってからは、勤めていた会社が「一種の広告として」インターンを募集していました。
この記事では、僕自身の様々な観点から見た「インターンの目的」をお伝えすることができるため、信頼性はあると思っていただいてよいかと思います。
(前提)インターンって何?参加するメリットは?プログラミングは必要?
もしあなたが、

「インターンって何?」
「エンジニアのインターンに参加するメリットって何?」
「プログラミングスキルがないと参加は厳しいの?」
このように思っているのであれば、以下の記事を読んでみてください。
この記事では、
・エンジニアインターンでやること
・インターン案件の探し方
・プログラミングスキルが必要か?
こういった、インターンに参加するために必須の情報を説明しています。
学生がインターンに参加する目的と理由
それでは早速、学生がインターンに参加する目的を見ていきましょう。
社会や業界を知るため

ほとんどの学生は、社会で働いたことがありません。
インターンに参加することで、その業界がどのようなところなのか?企業の雰囲気がどんな感じなのか?仕事がどのように行われているのか?などをリアルに把握することができます。
業界や会社によっては、

「働いてみたら、想像と違った。こんなはずじゃなかった・・・」
なんてこともあります。
そのミスマッチを防ぐ目的で、インターンを利用することができます。
自分の方向性や適性を把握するため
社会で働いたことがない学生にとって、自分が今後やりたいことの方向性や、自分はどのような仕事が向いているか?という適正を理解できていません。
漫画を描くのが好きだった人が、仕事として漫画を描きはじめたら「実は辛かった・・・」といったように、自分のやりたいことと仕事として行うことは違ったりします。
また、
というように、想像と現実が大きく違うなんてこともあります。
こういったギャップから生まれる不幸を出来る限り減らすため、会社や仕事の現実を知るのもインターンの目的の1つです。
就職活動時のアピールに使うため
学生にとってはこれがインターンに参加する大きな目的かもしれません。
就職活動のときは、何かしらの「他の人とは違う」経験が求められます。
他の人と違う経験を持っていた方がアピールしやすいですし、面接官も判断しやすいからです。
インターンへの参加は、そういったアピールの1つとして使うことができます。
・実際の会社の雰囲気や仕事のやり方を理解し、
・それを踏まえて自己研鑽に励んできました。
こういった説明ができることで、就職試験の難易度は一気に下がるでしょう。
ちなみに就職活動のときにインターンのネタを使うのであれば、
・インターンに参加してやったこと
・どう感じたか?それを踏まえてどのような行動を起こしたか?
こういうものが必ず聞かれますので、

「インターンに参加しました!」
という一言だけで終わらないようにしておきましょう。
社会人とのコミュニケーションに慣れるため

学生の頃は、周りの人は親や教授を除くと、基本的には同年齢の人ばかりです。
ですので、年齢が離れた人とのコミュニケーションは社会人になってからが初めて・・・という人も多いかと思います。
一方、インターンに参加することで、あなたよりもかなり年上の人と話すきっかけが生まれます。
さらに、インターンは「仕事」として参加するため、会話の内容も学生のノリではなく、職場にふさわしい会話になります。
学生のときからこういった経験を詰むためにインターンに参加するという人もいます。
仕事に必要なスキルを身につけるため
はっきりと言って、学生と社会人のスキルは、いろいろな点でかなりの差があります。
・ITスキル
・コミュニケーションスキル
・マネジメントスキル などなど・・・
これらのどれをとっても、社会人のスキルの方が圧倒的に上です。
学生のうちから社会人になったときに必要なスキルを知るのも、インターンに参加する目的の1つです。
特に学生のうちは、周りに社会人がいないため、自分のスキルを客観視するのが難しかったりします。
学生のときに自分の実力を過信しすぎて天狗になっている人もいたりします。

そういう僕も、天狗になって鼻が伸びていた側の人間でした。
社会人になってその鼻は完膚なきまでにへし折られましたが・・・。
そこで、インターンに通うことで、「今、あなたのスキルがどのくらい社会で通用するか」を確認することができます。
今のあなたの実力が通用すれば引き続き自信を持っていいと思いますし、何か足りないことが分かったのであれば、その点を中心に鍛えていけば大丈夫です。
ちなみに、「学生のときのスキルで十分に社会人でも通用する」ということは以下の点を除いてあまりありません
・あなたに類まれなるセンスがあり、プログラミング以外も含めて、十分にやっていける (かなりレアなケース)
企業がインターンを実施する5つの目的
とにかく人が足りないので、インターンでも任せてしまいたい(特にスタートアップ)

特にスタートアップは人が足りません。
常に、優秀な人を募集しています。
とはいえ、正社員の募集にはコストや時間がかってしまうため、スタートアップのスピード感に追いつきません。
また、日本の法律上、正社員は一度雇ってしまうとなかなか首を切ることができません。
ですので、とにかく人が欲しい!と思う企業の場合、インターンで数ヶ月の間学生を受け入れることをしています。
インターンの人を入れるのは、企業としては以下のようなメリットがあります。
・正社員ではないので、例えば半年や1年くらいなどの決まった期間だけ人を確保することができる
つまり、「どうしても人手がほしい!」と思う期間のみインターンを採用し、働いてもらいます。
インターンは長くても数ヶ月で終わるため、プロジェクトの佳境を超えるための手段としてインターンを使っているところもあります。
優秀な人材を確保するため
1つ目の目的と近いですが、企業側が優秀な人を常に募集しているから、というのが2つ目の目的です。
スタートアップに限らず、大企業であっても常に優秀な人を募集しています。
そのために年中面接をして中途採用の人を採っているところもあります。
ただ、面接では
・どのくらい自社に馴染んでくれるか?
こういったものを見極めることは難しく、結果、

「折角お金をかけて採用したのに、結局戦力にならない・・・」
「使えないどころか、他の人の作業の邪魔ばかりしている・・・」
こういった悩みを持つ企業は後をたちません。
一方でインターンを実施することで、インターン生が自社で働く様子を見ることができます。
ある程度の期間働けば、
・実力がなくても、今後伸びる可能性はあるか?
・自社の雰囲気や文化に馴染んでいるか?
こういったものを知ることができます。
もし優秀な学生を見つけた場合、企業はその生徒に声をかけて、

「卒業したらうちで働かない?」
というようなオファーをすることがあります。
このように、入社前に実力や性格を見極めるためにも、インターンは利用されています。
企業の広報活動のため

インターンを募集するときは、以下のような方法で告知を行います。
・自社のウェブサイトで募集する
・大学経由で学生にアプローチ
これらの方法には、それぞれ違った広報活動が可能となります。
それぞれ順に見ていきましょう。
インターン生用の採用サービスに登録する
インターン生用の採用サービスに登録することで、まだその会社を知らなかった人にとっても、自社の存在をアピールすることができます。
特に中小企業やスタートアップなどあまり知られていない企業は、インターンのときから学生に知ってもらうことで、より優秀な学生を確保するために利用することもできます。
自社のウェブサイトで募集する
自社のウェブサイトで「インターン生募集中」という告知をした場合、「この企業は学生にも経験を積ませようとしてくれている」というポジティブなイメージを世の中に与えることができます。
普段の製品のマーケティングとは全く違う側面での活動であるため、インターンの活動や募集を、
・自社の認知度アップ
こういった目的に使う企業も多くあります。
大学経由で学生にアプローチ
インターンの募集は、大学経由で実施することも可能です。
大学経由で募集する場合、各企業は大学を通じて自社のことを知ってもらうこともできます。
これは特に中小企業やスタートアップなど、あまり学生に認知されていない企業にとっては自社のアピールをするための絶好の機会になります。
社員の教育の機会として利用するため
特に大きい企業の中には、若手社員の教育の場としてインターンを利用することがあります。
大きい企業は、入社して役職がつくまで10年以上かかったりと、「人を教える」経験をする場があまりありません。
人を教えることによって自分の理解が深まったり、分かりやすく物事を教えるためのスキルが身につくにも関わらず、です。
また、最近はコロナ禍の影響もあり、多くの企業で新卒採用の数も減っています。
一方、インターンであれば、以下のような特長があります。
・インターンで来る学生は、年齢的に若手社員よりも若い
そこで、企業はインターンを受け入れることで、若手社員の教育のために利用することがあります。
インターン生としても年齢の近い人に教えてもらえるために精神的なハードルが下がりますし、若手社員も自分のスキルを伸ばすための場として使えて、関係者全員にメリットがあります。
社会貢献活動のため

各企業は、目の前の売上を追い求めだけではなく、社会貢献をすることも必要です。
特に現在、時代の流れが加速していたり、高度なIT化が進んでいます。
インターンは、そんな時代の最先端で活躍できるような若手を育成するという側面もあります。
具体的には、インターンには以下のような役割が求められています。
・就職した後の状態を想像できるような機会を作ることにより、学生の就業意欲を向上させる
直近、新卒で就職した人の3年以内の離職率が30%を超えていると言います。
インターンは事前に会社で働くことができるため、離職率の低下にも貢献することができます。
ちなみに、インターンに関しては文部科学省、厚生労働省、経済産業省からも以下のような文書が出されています。
この文書にも、ここで説明したここと似たようなことが書かれており、インターンが国からも期待されていることが分かりますね。
まとめ
ここまで、学生と企業がインターンに参加したり募集したりする目的を説明してきました。
インターンに参加する前にその目的を理解しておくことで、身につくスキルや残せる成果が変わってきます。
特に大学生の間は「人生の夏休み」と言われるくらい、自由で貴重な時間です。
そんな期間に時間を使ってインターンに参加するのですから、漠然と参加するのではなく、しっかりと目的を持ってインターンに参加するようにしましょう。
目的を持ってインターンに参加することで、スキルがついたり社会人経験を前もってできたりと、あなたのキャリアを必ず有利に進めることができるようになります。
この記事は以上です。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
コメント