こんにちは。
この記事を読んでいるあなたは、

「プログラマーになりたいけど、やめといた方がいいのかな?」
「プログラマーはきついからやめとけて言われるけど、本当かな?」
と思っているのではないでしょうか?
プログラマーを目指そうというときに「やめといた方がいいよ」と言われると、不安になりますよね。
そこで、この記事では僕が過去、プログラマーだった経験や、ここ最近のIT業界の動向を踏まえ、以下の内容を解説します。

・実際に僕が「プログラマーはやめとけ」と言われた例
・一般的に「プログラマーはやめとけ」と言われる理由
・これからの時代プログラマーがオススメである理由
この記事を読むことで、「やめとけ」と言われる理由や、実際にエンジニアになるとどんないいことがあるのか?などを理解することができます。
最後まで読んで、「プログラマーを目指してもいいのかな・・・?」というモヤモヤを払拭してください!
僕も過去、「プログラマーはやめとけ」と言われた (この記事の信頼性)

僕も「プログラマーはやめといた方がいいよ」と言われた&そういう雰囲気があった。
僕は新卒でメーカーに就職してプログラマーになりました。
大学生のときの僕は、世の中の仕事が何をするのか?を全く知らなかったので、どの職業を選ぶか?は非常に悩みました。
自分でもいろいろ調べましたし、いろいろな人に意見を求めたりもしました。
僕は小さい頃からモノづくりが好きだったこと、そして大学ではプログラミングを使ったアート作品を作っていたのもあり、モノづくりができるプログラマーを進路の1つに入れました。
社会人になってもいろいろなモノづくりができる仕事が非常に魅力的に思えたのです。
ただ、その時の身近な人の反応や、世間一般から見た「プログラマー」へのイメージは決してよくありませんでした。
僕の身近な人たちは、「プログラマーはやめとけ」と言っていました。
そのほか、世間の雰囲気からも「プログラマーはやめといた方がいい」というメッセージを感じ取っていました。
家族や友達からは、「プログラマーは大変そうだからやめておいたら?」と心配された
僕が進路に悩んでいた大学3年生の終わり頃、家族や大学の友達に今後のことを相談していました。
両親は、子供である僕のことを思ってアドバイスをしてくれました。
子供が将来食いっぱぐれないように、変な道に行かないように、親身になってくれました。

「この前、テレビ番組でプログラマーが大変だって特集やってたけど大丈夫なの?
もう少し安定していて、楽な仕事とか選んだらいいんじゃないの?」
こんなアドバイスをくれました。
ちなみに、僕の家族にプログラマーをやっている人はいません。
彼らは「プログラマーが何か?どんな仕事なのか?」は分かっていませんでした。
彼らが持っているプログラマーに関する知識は、テレビ番組の特集で取り扱われるものが全てでした。
同じように、大学の友達にも今後の進路を相談しました。

「プログラマーって、一日中黒い画面に向かって仕事をするんでしょ?何が楽しいの?」
そんなコメントが返ってきました。
ちなみに彼もプログラマーがどのようなものか知りません。
むしろ彼は大学の教養課程であったプログラミングの授業が嫌いで、赤点ギリギリをとっているような人でした。
少なくとも僕の周りにいる人は、プログラマーがどんなものか理解していない人たちばかりでした。
みんな、それぞれ限られた知識の中にある「プログラマー」を想像して「プログラマーはやめとけ」というアドバイスをくれました。
ニュースやメディアで「プログラマーはブラックな働き方をする」と取り上げることがあるので、「やめとけ」というメッセージに見てしまう
ここ最近は随分と風潮が変わりましたが、僕が進路を選んでいるときは、メディアやニュースでプログラマーについて説明するとき、
・何日も家に帰れないことがある
・働いている人の顔は、みんな青白く不健康
こんな内容で紹介されていました。
ニュースは、ネガティブで刺激的な内容の方が視聴率がとれるので、こういった面がハイライトされるのでしょう。
こんなニュースを見てしまうと、

「やっぱりプログラマーってやめといた方がいいのかな・・・」
と思ってしまうものです。
実際、僕はかなり心が揺れました。
こういう、「世の中一般のプログラマーの扱われ方」があまりよくなかったことも、「プログラマーはやめとけ」と言われたり思われる要因の1つです。

プログラマーになった人の話をきいても、ネガティブな話が取り上げられがち

これは僕がプログラマーになった後の話ですが、他のプログラマーと話していても、

「今やってるプロジェクトが大変で、毎日家に帰るのが夜の11時なんだよねー」
という大変さ自慢をされます。
これは日本人特有かもしれませんが、自分の仕事内容を他の人に説明するとき、何故か大変な面をハイライトしがちです。

「毎日家に帰れるのが夜の11時」
「先週は2回徹夜した」
「プロジェクトが炎上して今週末は仕事をやらないといけない」
などなど。
こういった話を、まだプログラマーになっていない、何も知らない人が聞いたら、

「プログラマーを目指すのは、やめといた方がいいかな・・・」
と思ってしまうのも仕方ないことなのかもしれません。
実際、プログラマーになってやめといた方がよかったのか?
全然、「やめといた方がよかった」とは思いません。
むしろプログラマーになってよかった、と思っています。
在宅勤務も比較的浸透し、IT系以外の業種にもITが導入され始めてた現在、プログラマー以外によい選択肢はあるでしょうか?
これは僕の考え方なので人や状況によっては当てはまらないかもしれませんが、
・深夜勤務など不規則な生活でない
・この先(少なくとも10年以上は)食いっぱぐれない
・資格などなくても未経験から転職できる
こういった特徴を持つ職業を、僕はプログラマー以外に知りません。
今、もし仮にプログラミングやシステム系の知識がゼロになったとしても、僕がトライするのはプログラマーへの就職だろうと思います。
そのくらい、プログラマーという職業や、その先で積むことができるキャリアは非常に魅力的だと考えています。
この記事は、そんな「僕が実際にプログラマーとして働き、その先のキャリア(プロジェクトマネージャーやプロダクトマネージャーも経験)も積んだ地点から見える景色」を踏まえて書いています。
もしあなたが「プログラマーを目指そうか迷ってるけど、今後が不安!やめとけって言われるし!」と思っているのであれば非常に参考になるかと思います。
プログラマーになるのはやめとけと言われる10個の理由

それではまず、一般的に「プログラマーはやめとけ」と言われる理由を紹介いたします。
仕事が忙しく、残業が多い
プログラマーの仕事は忙しく、残業が多い傾向にあります。
多い時は月の残業時間が80時間を超えることもあります。
特にプロジェクト後半など、スケジュールに追われているときはどうしても残業が長くなりがちです。
覚える内容が多い
プログラマーとして活躍するには、社会人としての基本スキルに加え、
・プログラミングスキル
・その会社で独自に必要とされる知識やスキル
こういったものが必要になります。
プログラマーは、他の業種と比べて、必要とされるものが圧倒的に多いと言えるでしょう。
「とりあえずプログラマーになってから勉強しよう」だと、なかなかプログラマーとして戦力になれない可能性があります。
問題がしばしば発生する
特に新しいサービスのリリース直後は、問題が発生することがあります。

サーバやサービスの保守や運用をやるような人の場合、休みに出かけるときであってもパソコンは持ち歩く必要があります。
また、サーバが止まったケースでは、夜中に緊急の電話やメールがかかってきて対応が必要となる可能性もあります。
プログラマーの担当領域にもよりますが、こういった問題に常に対応する必要があります。
ストレスがかかることが多い
プログラマーには、実にいろいろな種類のストレスがかかることになります。

・スケジュール的なストレス
・他の人から無理難題を言われるストレス
・問題が発生して、それを限られた時間の中で解決するときのストレス
プログラマーになると、こういったストレスと戦いつつ仕事をする必要があります。
こういったストレスがかかるともちろん大変です。
もっとストレスのない仕事がいい・・・と思う場合は、別の仕事の方が向いているかもしれません。
常に勉強し続ける必要がある
プログラミングなどIT技術は常に進化しています。
例えば、プログラミング言語やフレームワークも常にバージョンアップしており、それに追従する必要があります。
場合によっては会社からも資格取得のための勉強を求められることがあります。
また、市場価値の高いプログラマーでいつつけるためには、自主的に勉強する必要もあります。
他の業種と比べて、プログラマーは休日や家に帰った後などに勉強する必要性が高い職業といえるでしょう。
ブラックなイメージがある
もちろん全てのプログラマーの働き方がブラックというわけではありませんが、プログラマーの仕事は忙しくてブラックな働き方というイメージを持たれています。
このイメージは主に、下請けや、その下請けで働くような会社に多い傾向にあります。

また、テレビ番組などで「プログラマーの社員が鬱になった」などのニュースを放送することも、ブラックなイメージを助長しているでしょう。
世界中のプログラマーと戦う必要があり、競争が激しい
日本でプログラマーをやる場合であっても、(間接的にですが)世界中のプログラマーと戦う必要があります。
アメリカのIT企業(GoogleやAppleなど)には優秀なプログラマーがたくさんおり、日々最先端のサービスを作っています。
日本の企業にいても、より単価の安いベトナムやミャンマーのエンジニアに開発を委託することもあります。
プログラマーとして働く以上、何かしらの形でこういった海外のプログラマーと戦い続けることになります。
アメリカからは品質の高いサービスが提供されることでしょう。
ベトナムやミャンマーなどの国のプログラマーは、あなたよりも安い単価で優秀な労働力を提供することができます。
一瞬でも気を抜いたら、あっという間にあなたの居場所はなくなってしまうかもしれません。
AIに代替される可能性がある

AIの技術が進化しており、プログラミング作業も自動化される、という話があります。
という言葉は、あなたも聞いたことがあるでしょう。
機械的にできる作業に関しては、レジ打ちの作業と同じように、プログラマーが仕事をする必要がなくなるかもしれません。

向かない人には、徹底的に向かない
プログラマーは、向き・不向きが非常にはっきりする仕事です。
ここまで大きな差がつく仕事は、他にないかもしれません。
プログラミングのセンスがある人・ない人で最大100倍くらいの差がつくこともあります。
プログラマーに向いている人は圧倒的な成果を出す一方、向いていない人は一日中プログラミングをするのも嫌になることがあります。
35歳までしか働けないイメージがある
一時期、プログラマーは「35歳定年説」と言われていた時期がありました。
35歳を超えた人は、プログラマーとして必要とされなくなっていく、というものです。
終身雇用が前提であれば、「35歳までプログラマー、そこから先は管理職で頑張る」というキャリアを積むことができました。
一方、最近はこの流れも変わりつつあり、35歳以上でもプログラマーとして採用される可能性は上がってきました。
ですので、あまりこのコメントは参考にしなくてもよいかもしれません。
会社側もこの流れの早い時代の中、新卒を採用して教育するより、スキルのある中途の人を採用したい、と考えるようになってきているからです。
これからの時代、プログラマーがオススメな理由

ここまで、一般的に「プログラマーはやめとけ」と言われる理由を説明してきました。
続いて、これからの時代、プログラマーがオススメな理由を紹介します。
手に職をつけることができる
プログラマーになれば、「比較的低コストで、圧倒的に確実なスキル」を身につけることができます。
他にこれほど費用対効果の高い職業はないと言ってもよいでしょう。
例えば医者であっても同様に手に職をつけることはできます。
ただ、何年もの勉強をして受験をし、大学に6年間通う必要があります。
合計すると10年くらいかかるのが一般的でしょう。
一方、プログラマーの場合、そこまでの時間はかかりません。
一般的に未経験からプログラマーを目指す場合、現場で働けるようになるのに1,000時間くらいかかると言われます。
これは1日3時間勉強すれば1年で到達できる時間です。
もちろん、1日3時間の勉強を1年間続けるのは楽ではありません。
さらに、プログラマーになった後も勉強を続ける必要があるのも事実です。
とはいえ、高年収と言われる職業に就くには、何年も勉強する必要があります。
そういう意味でプログラマーは非常に費用対効果の高い職業と言えるでしょう。
35歳以上であっても、働けるようになってきている。
今、年齢が高くても戦力になる人であれば、いろいろな企業からオファーがあります。
僕のまわりにも35歳以上の人は大勢いますが、かなりいろいろな企業から高い年収でオファーがあると言っています。
ITのメガベンチャーの経験者枠であれば、1,000万円近い年収でオファーされています。
こういった企業は、優秀なプログラマーを採用するのが大事と知っているので、このくらい高い年収を支払うわけです。
今は企業も、「35歳までの若い人だけほしい」なんて言ってられない時代です。
他の企業に勝つために、新卒でプログラマーを育てるよりも、35歳以上のスキルと経験がある人を採用して活躍してもらう、という考え方が主流になってきています。
プログラマーになってスキルと経験を身につけることで、
2: さらなる年収アップ+面白い仕事を任せられる
3: より高いスキルが身につく
という好循環が回り始めることになります。
プログラマーからさらに年収を上げるのも比較的、楽
プログラマーとして働いた経験は、それ以外のシステム開発系の仕事に流用可能です。
しかもシステム開発系の仕事の中には、平均してプログラマーよりも年収の高いものもあります。

こういった年収の高い職業になるのは、一般的に難易度が高いと言われています。
ただ、もしプログラマーとして働いて、以下のようなスキルを身につけることができれば、そんな難易度の高い職業に就くことも可能となります。
・システム開発の何が難しいか?どのくらいのスケジュールや予算が必要か?
・お客さんはどのようなことを言ってくるのか?
・アプリやWebサービスを成長させるために何をすればいいのか?
もし大手企業のシステムエンジニアやITコンサル、プロジェクトマネージャーになれれば、年収1,000万円超も可能です。
あるいは、スタートアップ企業の「CTO (Chief Technology Officer)として年収800万円 + ストックオプション」というオファーもあったりします。
こうやって見ても、プログラマーの将来性は明るいですよね。

本当にプログラマーとして働いてよかったな・・・と思います。
プログラマー自体で挫折しても何とかなる
プログラマーとして働くと、「その他の仕事をしても、プログラマーのときに得たスキルを活かせる」というメリットもあります。
例えばあなたがプログラマーとしてあまり長い期間働けず、プログラマーとしてのキャリアを挫折したとします。

ですので、人によっては、プログラマーになったにも関わらず「プログラミングが全くできない!」なんてことも起こりえます。
ただ、もし挫折してしまったとしても、そこで得たスキルはそれ以降も流用することができます。
プログラミングは全て論理的に考える必要があるので、論理的思考能力が身につきます。
また、システムを企画する人やビジネスを考える人と話す必要もあるため、コミュニケーション能力も身につきます。
他にもたくさんのスキルが身につきます。
これらのスキルはプログラマー以外でも確実に流用することが可能です。
「プログラマーはダメだったけど、そこから他の職業に転職したらうまくいった。しかも年収が上がった」なんてこともあるかもしれません。
さらに、(1つ前の項目と似た内容ですが)システム開発関連の仕事で、「ディレクター」という仕事もあります。
これは「自分ではプログラミングはしないけど、他の人にプログラミングやデザインなどの仕事を依頼したり管理する人」と理解していただければよいでしょう。
ディレクター自身がプログラミングをしないとはいえ、話をする相手がプログラマーだったりするので、プログラミングのスキルやノウハウを持っていることは確実に強みになります。
システム関連の肌感を持っているだけで、現役のプログラマーとはストレス無く話し合うことができます。
その他にも、システム開発関連の知識を必要とする仕事があります。
もしプログラマーとして挫折したとしてもそんな仕事ができるようになる、というのがプログラマーをオススメする理由の1つです。
ITリテラシーが高まるので、生活が楽になる。
最後は半分オマケですが、プログラマーになることによって生活が楽になる、というメリットです。
プログラマーになると、毎日パソコンを使って作業をします。
ですので、パソコン自体に関して詳しくなります。
仕事の速度を上げるためにショートカットのコマンドなども覚えていくでしょう。
また、仕事の内容によっては、ネットワークに関してや、Android/iOSのスマホアプリなどに詳しくなることができます。
これらの知識は、「生活の中で毎日使うけど、あまり詳しくないもの」だったりしますよね。
プログラマーになってネットワーク系のシステム開発を担当したり、Android/iOS系のアプリ開発を担当すれば、その領域に関しては誰よりも詳しくなることができます。

僕も過去、スマホアプリの開発やWi-Fi / Bluetooth関連のシステム開発をやったことがあるため、そのジャンルに関してかなり詳しくなることができました。
今でも、家族からはスマホに関して分からないことを質問されたりします。
プログラマーに向いている人・向いていない人

続いて、そんなプログラマーに向いている人・向いていない人の特徴を説明していきたいと思います。
プログラマーに向いている人
粘り強い人
プログラマーの仕事は、全般に強い忍耐が要求されます。
・ほぼ不可能と思われるようなスケジュールを要求される
・何を言っているか分からない企画担当の人間と議論をする
仕事をする中で、毎日こういったストレスにさらされることになります。
あなたが粘り強い精神力を持っていれば、これらのストレスの中でも、きちんと成果を上げることができます。
これからスキルをつけて活躍したい!という向上心を持っている人
プログラマーになることができれば、これから食いっぱぐれることがないスキルを身につけることができます。
あなたが「スキルを身につけて活躍したい!」という向上心を持っているのであれば、プログラマーに向いているといえるでしょう。
プログラマーになる前もなった後も、自主的にスキルを身につける努力が必要になります。
その努力を支えるためには高い向上心が必要です。
もしあなたが「あんまり勉強とかしたくないんだよなぁ。。」と思っているのであれば、プログラマーになるのはちょっと考えた方がいいかもしれません。
肉体労働をしたくない人
プログラマーは、典型的なホワイトカラーの働き方です。
肉体労働をすることは、ほぼありません。
「肉体労働とかしたくないんだよなぁ」と思っているのであれば、プログラマーがオススメです。
年収を上げたいと思っている人
プログラマーは、年収を上げたいと思っている人にもオススメできます。
プログラマーは、他の職業よりも平均して100万円くらい高い年収をもらうことができます。
また、その後システムエンジニアなどになることによりさらに高い年収をもらうことが可能です。
プログラマーは、年収を上げたいと思っている人には最適な職業といえるでしょう。
プログラマーに向いていない人

手っ取り早くスキルをつけたり、稼げるようになりたい人
もしあなたが未経験であれば、プログラマーになって稼げるようになるまで時間がかかります。
プログラマーになるために必要なスキルを身につけるだけでもおよそ1,000時間かかります。
さらに、そこから年収を上げていくためには数年レベルの時間がかかってきます。
プログラマーになるのは、今後長い目で見ればスキルや年収を上げられる可能性があります。
一方、「明日から稼げるようになる!」というものではありません。
「できる限り早く稼げるようになりたい!」と思っているのであれば、プログラマーはあまり向いていないかもしれません。
人とのコミュニケーションが苦手な人
プログラマーの仕事は、実はかなり高度なコミュニケーション能力が必要とされます。
他のメンバーと複雑な内容を論理的に議論する必要があります。

例えば、新しいシステムを立ち上げる時は、「どのような使い方をするか?(ユースケース)」を整理しつつ、「データの状態はどうなっているか?」「抜け漏れがないか?」などを整理することになります。
一般的にはExcelなどの表を作りつつ議論することになりますが、毎回、かなり頭をフル回転しつつ、議論をすることになります。
その議論では、かなり高度なコミュニケーション能力が必要となります。
もし「他の人とあまりコミュニケーションをとりたくないなぁ」と思うのであれば、あまりプログラマーはオススメしません。
プログラマーである以上、何かしらの形で他の人とのコミュニケーションは発生するからです。
プロジェクトマネージャーなど、プログラマーと会話をする立場としては、何を言っているか分からないプログラマーほど厄介なものはありません。
パソコン作業が苦痛な人
プログラマーの作業はほぼ全て、パソコンを操作することになります。
本当に一日中パソコンに向かっていると言ってもいいでしょう。
ですので、もしあなたが

「パソコンの作業が苦痛だ」
「一刻も早くパソコンを閉じたい」
と思うのであれば、プログラマーになると苦労する可能性があります。
プログラマーになるための心構えと準備

それでは最後に、プログラマーになるための心構えと準備を紹介したいと思います。
常に勉強し続ける覚悟を持つ
プログラマーになると、常に分からないことや新しく必要な知識が出てきます。
僕がプログラマーになった直後は、
・オブジェクト指向が分かっていないからその勉強をする
・作ったものを製品にリリースするための手段を勉強する
・チーム内レビューで「シーケンス図」というものが必要らしい。その勉強をしよう
・ActionScriptのプロジェクトに移ったので、ActipnScriptの勉強をしよう
・・・というように、常に不足している知識を補うための勉強をしていました。
また、プログラミングのスキルが上達した人であっても、
・新しいフレームワークが出たらしいのでそれを使ってみよう
・AppleがWWDCをやっているのでその内容を知っておこう
・プログラミングで有名な人の講演会があるらしいから、見に行ってみよう
このように、日々たくさんの勉強をする必要があります。
プログラマーになったら息を吸うように勉強をする覚悟をしておきましょう。
まずはプログラミングを勉強する
覚悟ができたら、まずは基本的なプログラミングを勉強してみましょう。
プログラミングを全くやったことがない状態でプログラマーになることはできないからです。
もしどんなプログラミング言語から勉強を始めたらいいか分からない場合は、以下の記事を読んでみてください。
また、プログラミングが早く上達するためのコツは、以下の記事にまとめてあります。
ある程度身についたら、プログラマーとして必要な他のスキルを身につける

プログラミングがある程度できるようになったら、プログラマーとして必要なスキルを身につけるフェーズになります。
具体的には以下のようなスキルが必要となります。

・チーム開発
・デバッグ
・要件定義
・などなど・・・
プログラマーは、チームで開発するためのスキルや、不具合があったときの修正スキルが必要です。
また、一般的にプログラムは「要件」と呼ばれる「どのようにプログラムが動くべきか?」を記載した指示書通りに作る必要があります。
その「要件」からプログラミングをするのも、なかなか難しく、コツのいる作業です。
こういった「プログラミング独学や他の仕事をしていると身につけられないスキル」はあまり知られていませんが、非常に重要です。
その他、プログラマーとして必要なスキルは以下の記事にまとめています。
全体が気になる方はこちらを読んでみてください。
これらのスキルがないと、プログラマーになった後に非常に苦労することになります。
そのスキルさえあればプログラマーとして通用すると思っていました (実際はプログラミングスキルも不十分でしたが)
ただ、実際プログラマーになってみると、チーム開発やデバッグの知識が必要ということが分かり、プログラマーになって非常に大変な思いをしました。
この記事を読んでいるあなたは、プログラマーになった後に余計な苦労をしないためにも、事前にプログラマーとして必要なスキルは身につけておくことを強くオススメします。
とはいえ、こういったスキルがどういうものか分からないですし、身につけるのって大変ですよね?
いきなり「チーム開発ができるようになってください」って言っても、僕だったら困ってしまいます。
そこでオススメなのが、プログラミングスクールに通うことです。
プログラミングスクールであれば、プログラマーになる前にこういった必要なスキルを教えてもらうことができます。

プログラマーになるために必要なスキルが最低限身につけばよいです。
そこで、僕の方で以下の条件を満たすプログラミングスクールを探しました。
・プログラマーとして即戦力として活躍できる知識が身につく
ここで紹介している3つのプログラミングスクールは、この2つの条件を満たすものだけです。

最大56万円の給付金あり
DMM WEBCAMP
推薦状の発行やキャリア支援も実施
CodeCampGATE(コードキャンプゲート)
学習の進捗管理からモチベーション維持のサポートまで実施
tech boost (テックブースト)
その他、あなたの目的別にオススメのプログラミングスクールは以下の記事にまとめています。
もし興味があれば、こちらも読んでみてください。
プログラマーになったら、頭の片隅で次のキャリアを考える
あなたがプログラマーになり、一人前のプログラマーとして活躍でき始めたら、そろそろ次のステップに行くタイミングです。
もしあなたが「プログラマーが大好き!」と思うのであればそれでもよいでしょう。
一方で、「もう少し活躍できる範囲を増やしたいな」と思うのであれば、システムエンジニア、ITコンサルやプロジェクト マネージャーなどになるのも視野に入れてみましょう。
これらのシステム開発に携わる職種は、プログラマーとして身につけたスキルを活かしつつ、より高い年収を期待できます。
今後、もっと活躍したい!稼げるようになりたい!という人はプログラマーを目指してみよう。

この記事では、「プログラマーはやめとけ」と一般的に言われる理由や、プログラマーがオススメな理由などを紹介してきました。
ここまで読んでくださったあなたであっても、

「とはいえ、未経験からプログラマーになるのは心配だ」
と思っているかもしれません。
もしそう思っているのであれば、一旦冷静になってあなたのキャリアや仕事に関して考えてみましょう。
あなたが今やっている仕事を続けていれば、今後安心ですか?
この先10年、20年後にその仕事が無くなったりしませんか?
もし、

「確かに今やっている仕事も今後なくなるかも・・・」
と思うのであれば、まずはプログラミングの勉強を初めてみるのはどうでしょう?
勉強をした結果、

「プログラミングって楽しい!」
と思えるのであれば、プログラマーを目指すのも良いでしょう。
大事なのは、今、最初の一歩を踏み出すことです。
最初の一歩が一番大変ですが、チャレンジする価値はありますよ?
この記事は以上です。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
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