こんにちは。
この記事を読んでいる人は以下のような悩みを持っているのではないでしょうか?

・未経験からエンジニアなりたいがどのような求人を選んだらいいかわからない
・自分のスキルに合った会社の選び方を知りたい
・間違ってブラック企業を選んだら嫌だ
実際、エンジニアの求人はたくさんあります。
その中で、エンジニア未経験であるあなたに合っているか案件を探すのは、非常に難しいと思います。
例えば具体的な求人を見ても、
・求められているレベルが分からない
このように感じてしまうこともあるかと思います。
そこでこの記事では、こういった悩みを解決できるように、未経験からエンジニアに転職するときの求人の選び方をまとめます。
この記事を読んでいただくことで、以下のような内容を知ることができます。

・数多くのエンジニア求人の中から、自分に合う企業を探せる
・多くの求人の中から、手探りで会社を探す必要がなくなる
・結果として「お祈りメール」をもらって落ち込む回数が減る
この記事の信頼性
過去、僕は新卒でメーカーにエンジニアとして入社しました。また、今でもプロジェクトマネージャーとして日々色々なエンジニアと接しています。
ですので、最新の技術用語やその分野で求められる技術やスキルレベルを理解しています。
また、過去に転職をした際にいろいろな求人を見たり、転職をしたIT企業では面接官をやったりしました。
なので、
といった情報も理解しています。
この記事ではそういった経験を元に書いているので、信頼していただいてよいかと思います。
具体的な事例を使った説明

今回、抽象的な説明をしても分かりづらいと思います。
そこで、実際に転職サイトのGreenで実際に求人が載っているものをベースに説明します。
IT/Web業界の求人・採用情報に強い転職サイトGreen(グリーン)
Greenは IT や Web 業界の求人や採用情報に強い転職サイトです。
このGreenを使い下記の条件で求人を検索しました。

職種: システム開発(Web/オープン系)
求人に関する条件: 「未経験可」にチェックをつける
この条件でひっかかった、様々な企業を確認します。
その中から、今回の説明に使える募集を、以下の条件でピックアップしました。

1: 未経験エンジニアでも就職ができそう
2: 入社後もそれほど大変にならなさそう
この2つの条件は、両方とも大事です。
転職は、むしろ転職した後がスタートになるためです。

僕自身もエンジニアとして入社した後、非常に苦しみ、毎日会社をやめようか・・・と思っていました。
自分の性格やスキルなどで合わない会社を選んでしまうと、本当に大変です。
なので、条件の2つ目は条件の1つ目と同等かそれ以上に、大事です。
また、ここでは未経験からエンジニアに転職する場合の、案件の特徴をお伝えします。
この特徴を知っていれば、他の案件を見るときにも使えるスキルになるためです。
紹介する特徴はそれぞれ、
・選んではいけない案件
この2つに分けて説明しています。
それでは内容を見てみましょう。
未経験エンジニアが選ぶべき求人の特徴3選

未経験エンジニアから選ぶべき案件の条件は、大きく三つの条件があります。それぞれ説明していきます。
ウェブサイトの構築経験としか書いていないもの
応募資格のところに、以下のような記載があるものがあります。
つまり、使ったことがあるプログラミング言語の記述がない案件です。
これは何か特定のプログラミング言語を習得していなくても問題ない、ということになります。
もしあなたに
があれば応募できることになります。
応募資格のところにHTMLが入っているもの
あまり数は多くないですが、応募資格のところに
という記述を入れている会社があります。
プログラミングの勉強はHTMLやCSSから始めることが多く、比較的難易度の低い言語になります。
なので、もしあなたのプログラミング経験が少ないうちでもこういった案件は狙い目になります。
募集要項のところにディレクションが入っているもの

ディレクションって何・・・?
という方のために簡単に説明すると、ディレクションとは、社内外の関係者の間を調整し、プロジェクトを進行させる役割です。
一般的にソフトウェアプロジェクトでのディレクションは、
・遅れている人にリマインドをする
などの役割であることが多いです。
つまり、ディレクションの業務には
ということになります。
また、あなたがディレクションをして他のエンジニアと離していると、ソフトウェアの一般的な知見は溜まってきます。
さらに、もしあなたがプログラミングをある程度できるのであれば、
ということになり、他の人との差別化をすることさえ可能になります。
それでは次に未経験エンジニアが応募すべきではない案件を見ていきたいと思います
未経験エンジニアが選ぶべきではない求人の特徴9つ

必須要件に開発経験3年以上や実務経験などと書いてあるもの
応募資格のところに
という言葉が書いてある場合、入社後、ある程度のレベルの動きが期待されると想像されます。
もちろんあなたが過去に開発経験が長かったり実務経験があれば問題ないのですが、これから初めての会社を受けようという場合はお勧めしません。
一般的に、独学やプログラミングスクールでやる内容と、実務でのプログラミングは、雲泥の差があります。
例えるのであれば、以下のような状態といえます。
実務: ジャングル。何が起こるか分からない
そのくらい、独学やプログラミングスクールと実務は異なります。
実務では毎日、想定外のことが起こる場です。

とはいえ、独学やプログラミングスクールを否定するものではありません。
僕は独学やプログラミングスクールでの勉強は必須だと思っています。
あくまで状況が違う、という話です。
話はそれましたが、こういった案件は実践経験が必須になるので、未経験からの場合はおすすめしません。
あなたがやったことがない言語の開発経験が記載されているもの
応募要件に、
というような記述がある場合があります。
あなたがこれらの言語を使ったことがあれば問題ありません。
ただ、そうでない場合、「その1」と同様に、応募すべきではない案件となります。
こういった案件はそれぞれのプログラミング言語での経験が必須だと明確に言っているので、こういった案件に応募しても「お祈りメールの数が増えるだけ」になります。
プログラミングよりも抽象的なスキルが必要になる、「設計スキルが必要」なもの
未経験エンジニアから勉強するものは、基本的にプログラミングだと思います。
一方で、エンジニアは、プログラミング以外にも
が必要になることが多々あります。
もしあなたがソフトウェアの設計をしたことがない場合、応募はしない方がよいでしょう。

もしあなたが”UML”とか”クラス図”、”シーケンス図”といったような言葉をまだ知らないのであれば、それは間違いなくソフトウェア設計をしたことがない状態です。
ソフトウェア設計は、プログラミングする前に
・どのようにソフトウェアを作るか?
を設計する業務になります。
このソフトウェア設計スキルは、独学では勉強しづらいという特徴があります。
ですので、どこかの会社に入社して現場で学ぶのが一番の近道です。
より高いレベルのプログラミングスキルが必要になる「ゲーム制作」
エンジニアになろうという人の中にはゲームが必要な人もいるかと思います。
ゲームのプログラミングは人気職種のうちのひとつかと思いますが、未経験のエンジニアは応募しするべきではありません。
なぜならゲームのプログラミングでは、プログラミングスキル以外にも、数学の知識なども必要になり、さらに敷居が上がるからです。

もちろん、あなたがベクトルの内積や外積、三角関数など必要な数学を理解しているのであれば、応募してしまっても良いかと思います。
また、ゲーム系のプログラミングをする会社であってもこのような数学の知識が必要でない場合もあるため、本当にゲーム系の会社に就職したい場合は、一度会社に 確認するのが良いかと思います。
ちなみにゲームプログラミングの中で数学の知識を使うのは、例えば
で使ったりします。
この当たり判定には、ベクトルの内積を使ったりして計算することがあります。
プログラミングとは全く知見が必要になる「AWSやGCPなどのクラウドコンピューティング」
AWSはAmazon Web Service、GCPはGoogle Cloud Platformというサービスの頭文字です。それぞれAmazonとGoogleがやっている、クラウドコンピューティングサービスです。
これらの技術を使うと、お客さんが自分でサーバーを立ち上げなくても、最先端の技術を使うことができます。
あなたが未経験エンジニアの場合は、これらの文言が応募要件にある会社に応募してはいけません。
なぜならこれらの技術は、プログラミングとは全く違うスキルや知識が必要となり、この領域の勉強だけでも数年レベルの時間がかかります。
全く違う知見が必要となる「プロダクトマネージャー」
プロダクトマネージャーは、プロダクトの責任者で、プロダクトのロードマップを決めたり、開発チームと相談しながら、要件の優先度を決めたりします。
プロダクトマネージャーには、一般的に「技術」、「UX」、「ビジネス」の3つのスキルがバランスよく必要と言わています。
プロダクトマネージャーも、「プロダクトマネージャーカンファレンス」という講演会が毎年開かれているほど広く深い分野で、プロダクトマネージャー専門で仕事をしている人も多くいます。
よりストレスが多くかかる「客先常駐」
僕の経験からも言えるのですが、エンジニアになった直後は、日々の業務をこなすだけでも死ぬほど大変です。
それに加え、客先での慣れない環境やお客様とのコミュニケーションなどがあると、さらにストレスが大きくなります。
また、客先常駐の場合は、基本的にスケジュールがお客さんの都合によって変わるため、締め切りが近くなってくると、忙しくなったり、残業時間が長引く傾向にあります。
僕は未経験からエンジニアとして就職した後は、まずはエンジニアとして立ち上がることを最優先にすべきであると考えるため、客先常駐の仕事はお勧めしません。
エンジニアとしてのスキルがつきにくい「SES」
これは未経験エンジニアから転職しようとする人の中では有名かもしれませんが、SESになると、誰でもできる作業をやらされてスキルが伸びない可能性があります。
ですので、内定をもらえないからと言って安直に SESに なるのは、お勧めしません。
ただ一部の企業ではまともにプログラミングなどの作業をさせてくれる会社もあるので、これは応募しようとしている会社に、しっかりと業務内容を確認する必要があります。
逆にいうと、SESであってもしっかりとプログラミングのスキルが伸びるのであれば、(応募すべきではない案件7と逆のことを言っていますが)、応募するのはアリです。
その他「単純作業がメインとなりそうなもの」
その他、
などの文言がある場合は注意です。
アルバイトでもできるレベルの仕事であることもあり、せっかくエンジニアとして入ったのにあなたのスキルを活かせない可能性があります。
また、スキルアップもしないため、エンジニアとしてキャリアを積むことができなくなります。
これらの要件を満たす、未経験エンジニアにオススメの求人
Greenの上で上記の応募すべき、応募すべきではない要件を満たす企業を見てみると、およそ10件ほどになりそうです。
この10件は、あなたが内定をもらえる可能性が高い企業となります。

どの企業を受けたらいいか分からない・・・
このように悩んでいる方は、ここまで説明してきたような観点で転職先を探していただけるとよいかと思います。
これらの要件を満たす企業の年収は、決して高くないかもしれません。
ただ、僕は未経験からエンジニアになることができた、というのが非常に素晴らしいことだと思います。
一度企業にはいることができれば、その企業の中で違う授業に異動したり、業務内容を変えてもらうことは比較的楽にできたりします。
こうして企業の中で動くことにより、本当に自分のやりたい業種を狙ったり、年収の向上を狙ったりするのはいかがでしょうか。
まとめ

未経験からエンジニアになるためには応募すべき案件、応募すべきではない案件を踏まえて企業を選びましょう。
こうすることで、 闇雲に応募してそれらの企業から落とされるストレスを軽減できたり、最短経路でエンジニアになることができます。
こうやって入った企業の中で異動をしたり違う事業に関わったりすることによって、少しずつスキルや年収、市場価値を上げていくのが戦略になります。
未経験可のエンジニア求人の選び方の解説は以上となります。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
皆さんが未経験から、どこかの企業に内定をもらえることを心から願っております!
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