プログラミングの独学から就職をするための方法【エンジニアが語る】

プログラミングの独学から就職をするための方法 プログラミング
プログラミングの独学から就職をするための方法【エンジニアが語る】

こんにちは。

この記事を読んでいるあなたは、

「プログラミングを独学で勉強してるけど、エンジニアに就職できるのかな?」
「プログラミングの独学からエンジニア転職をするための方法を知りたい」

このように思っているのではないでしょうか。

確かに、これまでエンジニアとして働いたことがない場合、

「本当にこのまま勉強を続けていけばいいんだろうか?」
「何か他にやるべきことがないのか?」

などが分からず不安になってしまいますよね。

そこでこの記事では、エンジニアの観点&企業側で面接官をやっていた経験から、以下の内容をまとめます。

この記事を読んで分かること
・プログラミングの独学からエンジニア転職ができるか?
・独学から最速でエンジニア転職を達成するための方法
・独学からエンジニア転職をするために注意すべき事項

この記事を最後まで読み終わる頃には、こういったポイントが具体的に分かるようになります。

あなたの貴重な時間を無駄にしないためにも、しっかりと理解してくださいね!

  1. 【結論】プログラミングを独学で就職することはできるか?
  2. この記事の信頼性
  3. 【前提】応募者に対して、企業側がどう思っているのか?
    1. 現場のエンジニアは、メチャクチャ忙しく助けがほしい。ただ、誰でもいいわけではない。
    2. 特に正社員を抱えるのはコストアップにつながるため、採用は慎重になりがち。
    3. これまで数多くの「採用失敗」の経験を積んでおり、採用には慎重になっている。
  4. 独学でプログラミングを勉強して就職するのが難しい理由
    1. 前提: プログラミングは適切なゴール設定と学習方法の選択をしないと、いつまで経っても目標を達成できない
    2. どのように学習していけばいいかが分かりづらい
    3. プログラミング学習自体が難しい
    4. エンジニアの現場で必要なスキルをつけづらい・経験をしづらい
    5. 未経験からのエンジニア転職をする場合、通常の転職エージェントが相手にしてくれない可能性がある。
  5. 最短でプログラミングを勉強してエンジニア転職やフリーランスエンジニアになる方法
    1. 独学でプログラミングの勉強をする
    2. プログラミングスクールに通う
    3. 実際にエンジニアとして働いている人と会ってみる
    4. エンジニア就職で使えるポートフォリオを作る
    5. 自分でWebサービスやアプリを作ってみる
  6. (補足)どうしてもプログラミングスクールに通わず、独学のみでエンジニア就職したい場合
    1. 前提: プログラミングスクールで身につけられるであろうスキルや経験をどうするか?を考える必要がある。
    2. 独学だけでエンジニア就職をする作戦: エンジニアとして最低限のスキル+その他の強みを掛け合わせる
    3. もしあなたにアピールするものがない場合
    4. もし本当に何もアピールするものがない場合は?
    5. エンジニア転職のスケジュール
      1. 準備期間を長く取りすぎず、プログラミングの勉強開始から半年を目処で転職活動を実施する
      2. プログラミングの勉強に加えて、面接官にアピールできるものを準備する
  7. エンジニアになるためのプログラミングの学習は、効率的に進めよう
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【結論】プログラミングを独学で就職することはできるか?

まずは、「プログラミングを独学で勉強してエンジニア就職ができるのか?」という疑問点に答えます。

結論としては、プログラミングを独学でエンジニアに就職することは可能です。

これまでに多くの人が未経験からプログラミングを勉強してエンジニアになっているのが何よりの証拠でしょう。

ただ、何となくプログラミングを勉強していればエンジニアになれるほど、甘くはありません

「とりあえずプログラミングを勉強したらいいんだよね?」

と思っている人は、プログラミングの壁にぶつかったり、転職ができなかったりと、ほぼ間違いなく途中で挫折します。

未経験からエンジニアに就職するためには、以下のような要素を踏まえて学習をする必要があります。

未経験からエンジニアに就職するために踏まえるべきこと
・効率のいいプログラミングの勉強
・プログラミング以外の、エンジニアとして必要な勉強
・転職エージェントからの手厚いサポート

これらを最短で達成するためには、プログラミングスクールに通うのが一番の近道でしょう。

・何故、独学でのプログラミングだけだとダメなのか?
・何故、普通に転職エージェントを使うだけだと内定がもらえないのか?
・何故、プログラミングスクールに通うのがいいのか?

こういった内容はこの記事の後半で説明しています。
詳細が気になる方はその内容まで読んでみてくださいね。

この記事の信頼性

僕は新卒から、メーカーでソフトウェアエンジニアとして働いていました。
そして、一度別の職種に移ったりしながらも、合計して5年間くらいプログラミングをやっていました。

また、今の職場ではチームのマネージャーとして、転職の面接官を担当していたこともあります。

こういった経験があるので、エンジニアの観点と企業側(採用側)の観点、両方の気持ちが理解できています。

この記事は、僕自身のこういった経験を踏まえて書いているます。

【前提】応募者に対して、企業側がどう思っているのか?

【前提】応募者に対して、企業側がどう思っているのか?

未経験からエンジニア転職をするにあたり、まずは現在の企業側のことを知っておくべきでしょう。
ということで、ここでは、

・企業側が今、どういう状態なのか?
・(エンジニアに限らず)未経験の人に対して、どのように思っているのか?

を、僕自身のマネージャーと面接官をやった経験を元に説明します。

未経験からエンジニアを目指したい人には厳しい内容が並んでいますが、そのどれもが真実です。

「転職活動をやり始めてみたら、全然内定をもらえなかった・・・」

とならないように、以下の内容はしっかりと理解しておきましょう。

現場のエンジニアは、メチャクチャ忙しく助けがほしい。ただ、誰でもいいわけではない。

企業で働いているエンジニアは、とにかく忙しい状態です。

基本的にエンジニアはスケジュールに追われる状態が続きます。
人によっては複数のプロジェクトを掛け持ちしたり、不具合を修正しつつ新しい機能の開発を行ったりします。

こんな状態であるため、「猫の手も借りたい」というのが正直なところです。
新しいエンジニアはできる限り早く採用したいと考えています。

・・・とはいえ、誰でもいいわけではありません

新しい人が入ってくるとある程度の教育コストがかかります。
その上、エンジニアとしてのスキルや経験がない人が入ってくると、プログラミングを教えたりする必要も出てきます。

ですので、多くの企業は、「早く人を採用したいけど、一定以上の人を見極めたい」というジレンマに陥っています

特に正社員を抱えるのはコストアップにつながるため、採用は慎重になりがち。

「終身雇用制度の崩壊」なんて言われていますが、日本では一般的に、正社員が理由もなく首を切られることはありません。
首を切られるとすると、何か犯罪を犯したり会社の名誉を著しく毀損した場合でしょう。

逆に言うと、多少仕事ができなくても正社員であれば仕事を続けていくことができます。

従業員側としては非常にありがたいですが、会社側としては「恒久的に発生するコストを抱える」ということになります。

企業はこのことがよく分かっているので、特に正社員の採用には慎重になる傾向があります。

「とりあえず目の前のプロジェクトを進める人が足りないから採用しようか」

なんて判断にはなりません。

この流れもあり、最近はプロジェクトが契約期間が終わったら人員を減らせる、エンジニア派遣やフリーランスにも注目が集まっていますね。

これまで数多くの「採用失敗」の経験を積んでおり、採用には慎重になっている。

どの企業においても、「あの人を採用したのは間違いだったね」と言われる「採用失敗」を経験しています。

「高い年収で採用したのに、年収分の働きをしていない」
「期待したような成果を上げられていない」

企業としては期待して採用したのに成果が上がらない人は、予想以上に多いです。

こういう成果が上がらない人を採用したことのある企業は、段々と採用に対して慎重になっていきます。

特に「未経験からのポテンシャル採用」に関しては特に敏感です。

これまで経験がない人をポテンシャル(可能性)だけで採用するのは、さらにリスクが高いからです。

企業は、「未経験からエンジニアになりたいです」という人をかなり警戒しているのが事実でしょう。

この章で説明した内容は、未経験からエンジニアを目指したい人にとってネガティブに見えるかもしれません。

ただ、このくらいシビアな現状を踏まえて準備しておかないと「いつまで経ってもエンジニア転職できません」なんてことになってしまいます

独学でプログラミングを勉強して就職するのが難しい理由

独学でプログラミングを勉強して就職するのが難しい理由

続いて、あなたが「独学でプログラミングを勉強して就職する」上で難しいポイントを説明します。

この章でも、引き続き厳しい内容が並んでいますが、このどれもが事前に知っておくべきことです。
「何となく勉強したらプログラミングできるようになるよね」という甘い考えは捨てた方がよいです。

前提: プログラミングは適切なゴール設定と学習方法の選択をしないと、いつまで経っても目標を達成できない

プログラミングは、未経験のあなたがこれまで触れたことがない外国語を勉強するようなもの、と言えるでしょう。

ここでは、プログラミングの学習を、例えば英語(あなたが学習したことがない外国語であれば何でもいいです)を勉強する例で置き換えて考えてみましょう。

「英語をできるようになりたい」といった場合、

・英語をどのくらいのレベルまで勉強すると「できるようになった」状態なのでしょうか?
 読めればいいのでしょうか?書いたり話したりするスキルは必要ですか?
 また、どのくらいの文章が読めればいいんでしょうか?
 (英語が「できる」にも、いろいろなレベルや内容がありそうですね)

何となく見つけた本を探して勉強するだけで、最速で上達するのでしょうか?
 入門書を繰り返しやるだけで、日常生活で使う英語ってマスターできますか?
 (日常生活で英語を使いたいのであれば、日常生活で使う単語や例文が乗っている英語の本を買うべきですよね)

このように、「英語ができる」にしても、いろいろなゴールや目的、内容があることが分かりますね。

プログラミングを独学で勉強して就職するケースも全く同じです。

・「プログラミングができる」とは具体的に何なのか?
・どのレベルまでプログラミングができればいいのか?
・「就職」という目標に対して、どうやって近づいていくのか?

こういった「何をどうすればいいかが分かりづらい」ことが、独学でプログラミングを勉強して就職をするときの最大の難関です。

この章では、この難関をいくつかの要素に分解して説明します。

どのように学習していけばいいかが分かりづらい

プログラミングの学習方法に関しては、ネット上に多くの説明サイトがあります。

「HTMLやCSSから始めるべきだ」
「Progateとドットインストールを周回すべきだ」
「一人での勉強はできる限り早く終わらせて、早くどこかの会社に就職した方がいい」

などなど。

これらのどれもが本当で、どれもが嘘です。
プログラミングを勉強する人の状況や目的に応じて、「どのように勉強したらいいか?」が異なるからです。

もちろん一般的に初歩的な内容から始めるべき、というセオリーはありますが、

・どの言語から始めるべきか?
・どのような学習をするべきか?

こういったものは、その人の目的次第です。

プログラミング学習自体が難しい

プログラミングを少しでもやったことがある場合よく分かるかと思いますが、プログラミングは基本的に難しいです。

特に初心者のときはよくハマります。

場合によってはエラーや不具合に悩まされて、丸一日頑張っても1つのエラーを解決することができないこともあるでしょう。

しかも、プログラミングは外国語とは違い、使っている環境やバージョンの組み合わせでのみ発生するエラーなんてものもあります。

こういう「特定の場合でのみ発生するエラー」も、プログラミングを難しくしている要因です。

エンジニアの現場で必要なスキルをつけづらい・経験をしづらい

エンジニアの現場で必要なスキルをつけづらい・経験をしづらい

独学だと、チーム開発の経験や、仕様を噛み砕いてプログラミングをする経験をやりづらいのも特徴です。

特に即戦力を求める企業からは、チーム開発をやった経験や、難しい要求仕様を実装したりする経験が求められます。

独学の場合、開発は基本的に一人でやりますし、難しい要求仕様が降ってくることもありません。
これらの即戦力に必要な経験をしづらいのも独学でプログラミングを勉強し、エンジニア転職をする難しさの1つでしょう。

また、エンジニアになるには、プログラミングができるだけだと不十分だったりします。

プログラミングだけができる状態は、外国語の学習の例で説明をすると、

「英語を読む練習はしました!が、全くかけません!喋れません!」

このように言っているの近い状態です。

もちろん運良く「英語を読むだけ」の仕事が見つかれば問題ありませんが、基本的に英語を使う仕事は、読んだり、書いたり、喋ったり、聞いたりしますよね。

エンジニアの仕事もこれと同じです。
エンジニアは、プログラミングをする他、

・企画者などが考えた仕様を理解したり認識のすりあわせを実施する
・作るサービスの全体像を考える
・不具合を修正する
・チーム開発をする

このように、いろいろなことを実施します。

未経験でプログラミングを独学し、エンジニア転職をするためにはこれらの経験も同時に積んでいく必要があります。

エンジニア経験があれば、これらの仕事の内容がどのようなものか?を理解できているので、一人で勉強を続けることができます。
未経験だと「何をやったらいいかが分からない」というのが一番難しいポイントですよね。

未経験からのエンジニア転職をする場合、通常の転職エージェントが相手にしてくれない可能性がある。

話は変わって、次は転職時の話です。

有名な話かもしれませんが、転職エージェントのビジネスモデルは「転職希望者の転職が完了したら、その人の(およそ)30%をもらう」というものです。

言い換えると、転職エージェントはいくら頑張っても、求職者の転職が決まらない限り、1円ももらえないことになります。

また、転職エージェントは一般的にかなり高いノルマが設定されており、彼らもかなり大変な思いをしています。
とにかく早く・高い売上を上げるために、転職エージェントは単価が高い人、転職が早く決まりそうな人の方を優先する傾向にあります。

一方、未経験からのエンジニア転職の場合は、どちらかというと単価は低くなりがちです。
また、未経験からの転職なのでなかなか転職が決まらないこともあるでしょう。

そうなると、転職エージェントとしては、どうしても未経験の人に対する優先度は低くなってしまいます。

結果的に、転職エージェントに登録したけど、なかなか案件を紹介してもらえなかったりします。未経験からエンジニアを目指すときの難しさが、このあたりにあります。

最短でプログラミングを勉強してエンジニア転職やフリーランスエンジニアになる方法

最短でプログラミングを勉強してエンジニア転職やフリーランスエンジニアになる方法

ここまで、未経験からプログラミングを勉強し、エンジニアになる難しさを説明してきました。

続いて、そんな難しさを乗り越えて、エンジニア転職をしたりフリーランスエンジニアになる方法を紹介したいと思います。

独学でプログラミングの勉強をする

まずは大前提として、しっかりとプログラミングの勉強をする必要があります。

プログラミングのスキルは、基本的に学習にかけた時間に比例します。

仮に全くプログラミングができない人であっても、数十時間、数百時間と勉強をしていく中で、少しずつできるようになっていきます。

また、エラーにハマる経験も重要です。

プログラミングをしていると毎日多くのエラーに直面します。
そんなエラーを1つひとつ解決していくこととで、

・エラーのパターンを理解できて、あまり時間をかけずにエラーを解決できるようになる。
・プログラミングの本質が少しずつ理解できてくる

こういった成長をすることができます。

プログラミングスクールに通う

もし、「どうしてもプログラミングスクールに通いたくない!」という場合
もしあなたが「絶対にプログラミングスクールは嫌だ!絶対に独学のみでエンジニア就職したい!」という場合の対策も記事の後半に載せてあります。

基本的には「使える武器は全て使って効率よく学習をする」ことをオススメしますが、金銭的な問題・気持ち的な問題でプログラミングスクールに通いたくない場合はこの後半の部分を読んでみてください。

独学だけだと、

どのような開発環境を使ったらいいのか?
・どのプログラミング言語を使ったらいいのか? 

などが分かりづらいですよね?

そんなときはプログラミングスクールを使うことを検討してみましょう。

プログラミングスクールでは、使った方がいい開発環境を習ったり、不具合があったときに講師に質問したり、チーム開発をしたりする経験をすることができます。

「独学では経験できないものや、時間がかかりすぎるもの」に関してはプログラミングスクールを使うのが一番の近道です。

プログラミングスクールのカリキュラムは、先人の知恵が盛り込まれているため、あなたのプログラミング学習のスピードを早めることができます

また、転職を助けてくれるプログラミングスクールや、転職保証をしてくれるプログラミングスクールなどもあります
特に未経験からエンジニアになりたい人は、一度プログラミングスクールがどのような内容なのか?はチェックしておきましょう。

あなたの目標に合わせたオススメのプログラミングスクールをまとめましたので、あわせて読んでみてください。

実際にエンジニアとして働いている人と会ってみる

実際にエンジニアとして働いている人と会ってみる
「プログラマーとして働くのってどういうことか?」
「エンジニアの一日ってどんな感じか?」 

これが分かっていない状態でプログラマーやエンジニアに転職するのはなかなか難しいです。

一度でもエンジニアやプログラマーの人と話しておくことで、エンジニアの仕事内容を具体的にイメージすることができるので、目標を達成しやすくなります。

これからエンジニアを目指したいと考えている場合は、早めのタイミングでエンジニアと会うことをオススメします。

ちなみに、僕のエンジニアとしての実体験をまとめた「エンジニアの一週間」のイメージもまとめてあります。

この記事を読んでいただくことで、「エンジニアとして働く」とはどういうことか?どのような一週間の過ごし方をするのか?を想像しやすくなるでしょう。

また、もし「近くにエンジニアがいない!」という場合は、プログラミングの勉強を兼ねてプログラミングスクールに通うことをオススメします。

現役エンジニアを雇っているプログラミングスクールもあるので、そういったスクールを選ぶことでエンジニアと直接話をすることができます。

エンジニア就職で使えるポートフォリオを作る

あなたの実力を証明するもの、それがポートフォリオです。

面接官が転職希望者であるあなたのスキルを知るには、ポートフォリオなど、目に見えるアウトプットを確認します。
特に未経験の場合は過去にエンジニアやプログラマーとしての職歴がないため、ポートフォリオは非常に重要です。

「あなたがどれだけ頑張ってきたか」
「あなたの実力が今どれくらいか?」

を証明するために、全力でポートフォリオを作りましょう。

もしあなたがポートフォリオの作り方を知っている場合は、あなたオリジナルなポートフォリオを作るのが一番よいです。

それがあれば、「あなたが工夫したポイント」をエンジニア就職のときの面接官に一番ダイレクトに伝えることができます。

ただ、「ポートフォリオって言っても、何をどうやって作ったらいいか分からない!」という場合も、プログラミングスクールに通うのがよいでしょう。

プログラミングスクールの中には、エンジニア転職に向けてポートフォリオを作るカリキュラムを組み入れているところもあります。

そういうスクールを選ぶことで、「ポートフォリオ、どうしよう・・・」という悩みから開放されてプログラミングの勉強に集中することができますね。

自分でWebサービスやアプリを作ってみる

あなたのオリジナルなWebサービスやアプリを作ると、本当のプログラミングのスキルをつけることができます。

これは、

・プログラミングの教材に載っているものを模写するだけではなく、頭で考えてプログラミングをする必要がある
・作りたいものを作るために「どのような実装をしたらいいか?」という、より実践的なプログラミングの経験ができる

というメリットがあるためです。

エンジニアが働く現場では、毎日が「どうやって実装したらいいだろうか?」を考える連続です。
何一つ、回答が用意されていることはないため、全て自分の頭で考える必要があります。

あなたのオリジナルなWebサービスやアプリを作ることで、「現役エンジニアが現場でやっているような作業」を疑似体験することができるというわけです。

あなたのオリジナルなWebサービスやアプリは、協力なポートフォリオとしても使えます。
もし何かオリジナルなものを作ることができれば、エンジニア就職の場ではフル活用しましょう。

(補足)どうしてもプログラミングスクールに通わず、独学のみでエンジニア就職したい場合

(補足)どうしてもプログラミングスクールに通わず、独学のみでエンジニア就職したい場合

この記事では、プログラミングスクールに通うことを前提とした説明がメインでした。
一方、プログラミングスクールに通わず、独学だけでエンジニアになることももちろん可能です。

もしあなたが「どうしてもプログラミングスクールには通いたくない!独学だけでエンジニアになりたい!」という場合は、この内容を参考にしてプログラミングの勉強とエンジニア就職の準備を進めてみてください。

前提: プログラミングスクールで身につけられるであろうスキルや経験をどうするか?を考える必要がある。

独学だけでエンジニア就職を目指す場合、一番問題になるのは、「プログラミングスキル以外の、エンジニアとして必要なスキルや経験をどうするか?」でしょう。

ここまで説明してきたとおり、エンジニア転職をする場合、企業からはある程度、即戦力で動けることが期待されます。

プログラミングスクールに通う場合、プログラミングスキル以外の、チーム開発やソフトウェア開発全般の知識はプログラミングスクールで習得することができました。

一方、独学だけでエンジニア転職をする場合、こういったスキルを身につけるのはかなり厳しくなります。
もちろんウェブや本で勉強することはできますが、どうしても実践経験が不足してしまいます。

そこで提案するのが、以下の作戦です。

独学だけでエンジニア就職をする作戦: エンジニアとして最低限のスキル+その他の強みを掛け合わせる

作戦の内容は以下の通りです。

・独学で身につけられるスキルはしっかり身につける (例: プログラミングや不具合修正スキル)
・ただ、最初からエンジニアとして十分なスキルを身につけることは諦める。
・転職の面接の場でのアピール方法を変えて、即戦力であることを伝える

プログラミングの勉強に関する部分はプログラミングスクールに通うケースと変わりません。
できる限りスキルを身につけて、エンジニアとして必要とされるレベルを目指します。

一方で、チーム開発やソフトウェア開発全般の知識は、(もちろんあるに越したことはありませんが)あまり深追いしないことをオススメします。
プログラミングの学習だけで手一杯になる上、独学だとこういった知識や経験を誰からも教えてもらうことができません。
事実上、チーム開発やソフトウェア開発全般の知識は身につけることが不可能と言ってもいいでしょう。

その変わり、あなたの現職や前職など、これまでの経験を活かすことで、「他のエンジニアでは提供できない価値を提供できるエンジニア」という立ち位置を目指すのがよいでしょう。

言い換えると、「エンジニアとしては採用されるギリギリ最低限のレベルではあるものの、その他のスキルをアピールすることで他のエンジニアとは差別化する」という作戦です。

もしあなたに営業の経験があるのであれば「ビジネスのことが分かるエンジニア」ですし、マーケティングの経験があるのであれば、「作ったモノの見せ方が分かるエンジニア」です。

一般的にエンジニアは「モノを作ること」に特化した人が多いため、ビジネスのことや見せ方に関してはあまり関心やスキルがない人が多くいます。

あなたは、「(最低限の)エンジニアのスキル x あなたの得意領域」でスキルの掛け合わせをすることで戦います。

こうすることで、エンジニアとして必要なスキルがやや不足していも、企業にアピールすることが可能となります。

エンジニアとして必要なスキルは、エンジニアとして就職できた後に、実践の中で身につけるのがよいでしょう。

もしあなたにアピールするものがない場合

ここで説明した作戦は、「何かあなたにプログラミングやエンジニアとしてのスキル以外で強みがある場合」でした。

もし、

「そんなアピールするスキルとかないよ・・・!」

という場合は、改めてこれまであなたがやってきたことを棚卸しすることをオススメします。

例えば、人と話すのが好きで、わかりやすく説明するのが得意であれば、「コミュニケーション能力がある」といえますね。

特にエンジニアはコミュニケーション能力に若干欠けた人が多いのも事実なので、「他の人とうまくコミュニケーションがとれる」というだけで強みになります。

こうやって何かしらの強みを見つけてアピールしましょう。

もし本当に何もアピールするものがない場合は?

もし本当に何もアピールするものがない場合は?

「必死で探してもアピールするものがない」という場合は、「独学だけでエンジニア就職をする」という作戦はオススメしません。

その場合は、セオリー通りプログラミングスクールに通い、エンジニアとして必要なスキルを身につけてエンジニアになるのがよいでしょう。

エンジニア転職のスケジュール

プログラミングスクールに通う場合は、プログラミングスクールの受講期間に終わりがあるため、比較的分かりやすいかと思います。

一方、独学だけでエンジニアを目指す場合はスケジュールもあなた自身で管理する必要があります。
そこで、ここではエンジニア転職をするためのスケジュールの目安をお伝えしたいと思います。

準備期間を長く取りすぎず、プログラミングの勉強開始から半年を目処で転職活動を実施する

プログラミングの勉強は非常に奥が深く、何年でも勉強を続けることができてしまいます。
ただ、独学での勉強を長く続けても実践経験を積むことができないため、できるだけ早くエンジニアとして就職することを目指しましょう。

とはいえ、プログラミングの学習を初めて1ヶ月や2ヶ月だと、さすがに勉強期間が短すぎるので、目安としては半年くらいコツコツとプログラミングの勉強をした後、エンジニアとしての就職活動を始めるのがよいでしょう。

半年経過後からポートフォリオを作ったり履歴書を書いたりすると、プログラミングの勉強を開始して1年弱である程度のアウトプットとプログラミングのレベルに到達していることでしょう。

プログラミングの勉強に加えて、面接官にアピールできるものを準備する

面接官は、面接の場で「あなたの実力がどのくらいのレベルなのか?」を知りたいと考えています。

そこで、あなたの実力をアピールできるようなWebサービスやアプリなどを準備しておくとよいでしょう。
それらに、「あなたならでは」の工夫が盛り込まれているとさらに良いです。

その他、Githubに上げたソースコードでもよいでしょう。

Github上では、「過去にどのくらいの頻度でソースコードをアップロードしたか?」を見ることができます。
毎日継続的にプログラミングをしてソースコードをアップしていることが分かれば、面接官の心象も良くなります。

エンジニアになるためのプログラミングの学習は、効率的に進めよう

エンジニアになるためのプログラミングの学習は、効率的に進めよう

ここまでで、プログラミングの独学でエンジニア転職ができるということ、そしてその方法に関して説明してきました。

独学でもプログラミングの勉強や転職準備や転職活動を頑張ることで、エンジニアになることは可能だということが分かっていただけたのではないでしょうか。

とはいえ、全てを独学で勉強しようとすると、なかなかハードルが高いのも事実です。

効率よく進めていかないと、せっかく勉強を頑張っているのになかなかエンジニアとして就職できないなんてことにもなりかねません。

人生の時間は限られています。

もしあなたが「エンジニアを効率よく最速で目指したい」と思うのであれば、プログラミングスクールに通ってみたり、このブログの他の記事を読んでみることをオススメします。

あなたの目標別に、オススメのプログラミングスクールをまとめているので、是非読んでみてください。

「プログラミングスクールに通うのが効率がいいのは分かったけど、いきなり通うのはちょっとなぁ・・・」

もしかすると、あなたはこのように思っているかもしれません。

プログラミングスクールに通うのはやはり勇気が必要ですし、お金も時間も必要ですからね。

もし、「今すぐにプログラミングスクールに通う勇気が持てない」という場合は、このブログ内の他の記事を読んでみることをオススメします。

このブログは、エンジニアの経験を踏まえて、「プログラミング未経験の人が、どのようにプログラミングを勉強したらいいか?どうやったらエンジニアになれるのか?」などの情報をまとめています。

エンジニアとしてリアルに現場で働いた経験を踏まえて書いているので、必ず、あなたの参考になるはずです。

エンジニアとして就職する目標は遠い目標かもしれませんが、こういうところから一歩ずつ、前に進んでいきましょう。

この記事は以上です。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

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