プログラミング独学の勉強法【最速・200時間で完結する方法】

プログラミング独学の勉強法【最速・200時間で完結する方法】 プログラミング
プログラミング独学の勉強法【最速・200時間で完結する方法】

こんにちは。

この記事を読んでいるあなたは、

「プログラミングを独学で勉強するときの方法が知りたい」
「プログラミングを独学で勉強する具体的な進め方を知りたい」

このように思っているのではないでしょうか?

プログラミングを学習する際、独学は必須です。
ただ、プログラミング初心者にとって、独学でどのように勉強を進めたらいいか分かりづらいですよね?

そこでこの記事では、プログラミング初心者が、最短200時間の独学でプログラミング言語をゼロから習得する方法を説明します。

具体的には、以下のような内容となります。

この記事を読んで分かること
・初心者から、プログラミング言語を「最短200時間」で習得する方法
・僕が実際に新しいプログラミング言語を習得するときの学習方法
・プログラミングの独学を挫折せず効率よく進める方法

この記事を読むことで、プログラミング言語を習得する方法、そして今後プログラマー転職でも使えるWebサービスを作る手順が分かります!
今がプログラミング初心者の状態でも大丈夫です。

最後までしっかり読んで、プログラミングの独学を効率よく進められるようになってくださいね!

  1. この記事の要約
  2. 僕が新しいプログラミング言語を勉強したときの体験談&実践したこと(この記事の信頼性)
    1. 僕が新しいWebサービスを立ち上げた時の話
    2. このWebサービスで使っていた技術
  3. 200時間のプログラミング独学で目指せるレベルレベルは?
  4. [前提]未経験の状態から200時間でプログラミング覚えるための条件
    1. フロントエンドに注力する
    2. ウェブサービスを公開するところまではやらない
    3. フロントエンドのJavaScriptのフレームワークのReact, Vue.js, Angularいずれかのフレームワークを使う
    4. 細かいデザインなどは手をつけない
  5. どのように、最速200時間でフロントエンド系のプログラミング言語を覚えるのか?
  6. 最速200時間でプログラミング言語を習得するまでの手順
    1. Step 1: プログラミングの基礎を勉強 (合計80時間)
      1. 具体的に勉強するべき内容
      2. このステップの勉強をするときの心がけ
      3. 勉強をするときに気をつけるべきこと
    2. Step 1: 好きなフレームワークのチュートリアルを2周する (40時間)
      1. React、Vue.js、Angularのどれがいいか?
      2. React、Vue.js、Angularのチュートリアル
      3. チュートリアルを勉強する上で注意すべきポイント
    3. Step 2: チュートリアルをベースに少し改変してみる (40時間)
      1. 作りたいものを決める
      2. HTML (見た目部分)のレイアウトを変えてみる
      3. チュートリアルで書いた変数を変更してみる
      4. 新しくリスト画面やボタンなどの機能を追加してみる
      5. 新しい関数やクラスを追加してみる
      6. その他、フレームワークごとに重要そうな機能を使ってみる
    4. Step 3: 自分の作りたいサービスを作る(80時間)
  7. プログラミングの学習を挫折せず効率よく進める方法
      1. エラーが出たら、そのエラーメッセージを調べる
      2. 疲れたら休む
      3. 好きなものを作る
      4. どうしても一人で勉強できない場合はプログラミングスクールに行ってみる
  8. [最後に]プログラミングがどこまで身につくかを決めるのは、あなたの頑張り次第
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この記事の要約

まずはこの記事で書いている内容を要約します。

初心者の状態からプログラミング言語を最短・200時間で習得するには、以下のステップで勉します。

Step 1: プログラミングの基礎を勉 (80時間)
Step 2: フレームワーク(React, Vue.js, Angular)を1つ選び、チュートリアルを2周する(40時間)
Step 3: 自分の作りたいサービスを作る (80時間)

この流れは、僕が実際にAngularを覚えたときにやった内容なので、信頼性のある内容です。

詳細は、次の章で説明します。

僕が新しいプログラミング言語を勉強したときの体験談&実践したこと(この記事の信頼性)

僕が新しいプログラミング言語を勉強したときの体験談&実践したこと(この記事の信頼性)

僕が新しいWebサービスを立ち上げた時の話

僕は過去に、「Traca」と言われるWebサービスを作ったことがあります。
この「Traca」は、

「海外から来日して、駅の出口や電車の乗り方で困っている人に、日本人が手助けできる」

こんなコンセプトのWebサービスでした。

このサービスを作っていたのは数年前で、世界的な感染症が広まる前で、日本のいたるところで、いろいろな国籍の人を見ることができました。
その頃は僕も電車に乗っているときに、「東京タワーまで、どうやって行ったらいいのか?」なんて聞かれたりしました。

そんな人達を助けられるようなサービスがあるといいな、と思ったのがこのサービスを思いついたきっかけです。

感染症が世界中に広まってしまい、日本に来る人の数が激減し、開発が途中までで頓挫してしまっていますが・・・。

このWebサービスで使っていた技術

このWebサービスでは、フロントエンドはAngularというJavaScriptのフレームワーク、バックエンドはFlaskというPythonのフレームワークをメインに使って開発していました。

「日本に来ている海外の人を手助けしたい」という目標と同時に、「新しいプログラミング言語を勉したい」という目標も持っていた僕は、このサービスを作るプログラミング言語(フレームワーク)として、AngularとFlaskを使うことにしたわけです。

このサービスの作成には、およそ8ヶ月間くらいかかった記憶があります。
平日と土日で平均すると、1日あたり1.5時間くらい開発していたと思います。

この8ヶ月間の開発で、フロントエンド・バックエンドの開発、画面のデザイン、サービス名やロゴ検討まで全てをやっていました。

つまり、この期間の開発にかけた時間としては、

1.5時間 x 30日 x 8ヶ月 = 360時間

です。

このうちフロントエンドの開発だけに限定すれば、360時間の1/3、120時間くらいです。

元々C++やJavaのプログラマーだった僕が、Angularの知識がゼロの状態からWebサービスを作り上げられるまでに、大体120時間くらいかかった計算になります。

実際にフロントエンドの開発にかけた120時間のうち、僕がやっていたのは、

・Angular自体の理解
・少しずつ動かしてみる
・目標とするものを作る 

という内容でした。

ここでは簡単に「こんなことやりました」と紹介しましたが、実際に新しいプログラミング言語を習得するのは簡単ではないと思います。
特にプログラミング初心者の人からすると、

「一体どうやって勉を進めたらいいのか分からない・・・」

思ってしまうのではないでしょうか。

そこで、「これからをプログラミング初心者から独学で勉したい!」と思っているあなたに、僕が実際にやったことをお伝えします
僕が実際にやった方法なので、実際に「プログラミング言語を覚えられた」「Webサービス開発で利用した」という実績があります。

200時間のプログラミング独学で目指せるレベルレベルは?

200時間のプログラミング独学で何を目指すか?

具体的な勉強方法をお伝えする前に、200時間の勉で目指すポイントを共有しておきたいと思います。

それはズバリ、200時間の勉で、

・プログラミングの基礎を勉する
・フロントエンド系のプログラミング言語と合わせて、モダンなフレームワークも使えるようにする
・今後プログラマー転職をする際に、作った実績として使えるものを作る

というところを目指します。

200時間の勉でプログラミング未経験からそこまでやれるとすると、なかなかいい成果ですよね?

[前提]未経験の状態から200時間でプログラミング覚えるための条件

[前提]「プログラミング未経験の状態から200時間で覚える」ための条件

最後まで読んでいただいて「いやいや、そんな前提なのか!」と思われないために、まずは200時間でプログラミングを覚えるための前提をお伝えしておきます。

一般的にプログラミングを習得して現場レベルで使えるようになるためには、1,000時間くらいの勉が必要と言われています。

正直、その全てを200時間でマスターできるわけではありません。
かける時間が1/5になっている分、一部で制限があります。

その制限とは、以下の内容です。

200時間で独学でプログラミング言語を習得する際の制限
・フロントエンドに注力する
・ウェブサービスを公開するところまではやらない
・フロントエンドのJavaScriptのフレームワークのReact, Vue.js, Angularいずれかのフレームワークを使う
・細かいデザインなどは手をつけない

これら4つの制限さえ理解いただければ、200時間でプログラミングを習得することができます。

フロントエンドに注力する

今回、バックエンドには手をつけません。
フロントエンドとバックエンドは違うプログラミング言語で書かれることが多く、200時間の勉ではその時間をとることができないからです。

とはいえ、今回の勉強方法は、バックエンドを勉する時にも流用できる考え方です。
プログラミング言語同士の考え方は非常に似ており、何か1つのプログラミング言語の勉をすれば、他のプログラミング言語にも応用をすることができます。

ウェブサービスを公開するところまではやらない

ウェブサービスを公開するところも、追加の知識が必要になるためです。
まずはPC上のローカル環境で動かせるところを目指しましょう。

フロントエンドのJavaScriptのフレームワークのReact, Vue.js, Angularいずれかのフレームワークを使う

これら3つのフレームワークをオススメするのには、理由があります。

JavaScriptのフレームワークを使う3つの理由
・1: 開発が早い
・2: 見た目のよいサービスを作りやすい
・3: 現場でもよく使われる

これらのフレームワークには、標準で使える、便利なライブラリやコンポーネントが搭載されています。

これらのライブラリやコンポーネントを使うことで、開発速度を圧倒的に早めることができますし、CSSをゼロベースで書くよりも、圧倒的に見た目のいいサービスを作ることができます。

そして、これらのフレームワークは現場でも頻繁に使われているため、会社や案件によっては、これらのフレームワークが使えることが前提条件となっていたりします

こういった理由により、JavaScriptのフレームワークのReact, Vue.js, Angularのいずれかのフレームワークを使います。

ちなみに、僕が知っている範囲だと、一番使われているのがReactのように思います。次いでVue, Angularの順です。
また、一般的に3つのフレームワークの学習コストは「Angular(大) > React(中) > Vue.js (小)」だと言われています。

細かいデザインなどは手をつけない

細かいデザインも頑張った方が、見栄えは良くなります。
ただ、細かいデザインは非常に時間がかかることと、プログラミング言語を1つ覚えるという趣旨から外れるため、今回は200時間の対象外としています。

とはいえ、(すでに説明した通り) これらのフレームワークには、標準で見た目を良くする機能も入っており、カッコいい画面を作るのはそれほど難しくなかったりします。
問題になるとすると、フレームワークでカバーされていないようなUIを作るときでしょう。

どのように、最速200時間でフロントエンド系のプログラミング言語を覚えるのか?

どのように、最速200時間でフロントエンド系のプログラミング言語を覚えるのか?

詳細に入る前に、まずは200時間でどのような進め方をするのか?の概要を説明します。

これを読んでくださっているあなたは、おそらくプログラミングがほぼ未経験の状態ではないかと思います。
そんなあなたのために、200時間の時間の使い方を、前半・後半の2つに分けます。

前半・後半でやることまとめ
・前半(80時間): プログラミングに慣れる + 基礎知識を身につける
・後半(120時間): プログラミング言語の習得を頑張る + ポートフォリオを作

前半の80時間で、HTMLやCSSなど、フロントエンド系の開発をする上で必要なマークアップ言語の習得をします。

そして、JavaScriptのプログラミング言語を習得します。
これは、React, Vue.js, Angularのいずれのフレームワークにも使われているプログラミング言語です。

AngularはJavaScriptから発生したTypeScriptベースですが・・・

続いて、後半の120時間では、React, Vue.js, Angularのいずれかのチュートリアルでこれらのフレームワークに慣れつつ、JavaScriptやHTMLの実際の使い方を覚えます
ある程度プログラミング言語やフレームワークに慣れた後に、あなたの作りたいものを少しずつ作っていくことになります。

最速200時間でプログラミング言語を習得するまでの手順

最速200時間でプログラミング言語を習得するまでの手順

それでは、具体的に最速200時間でフロントエンドのプログラミング言語を使ってWebサービスを作るまでの手順を解説します。

Step 1: プログラミングの基礎を勉強 (合計80時間)

もしあなたがプログラミングを触ったことがなければ、まずは基本的なプログラミングの勉をしてみましょう。

具体的には、以下の内容をオススメします。

一番最初に勉する内容
・HTML(20時間)
・CSS(10時間)
・JavaScript(50時間)
・コマンドラインの使い方(HTML, CSS, JavaScriptなどの勉をしながら随時)
・gitの使い方(余裕があれば)

今回フロントエンドのプログラミングを勉するので、その基礎となるHTMLやCSSの知識は必須です。

これらの知識がないと、高度なフレームワークを勉するときの効率が悪くなってしまいます。

例えばHTMLの基本的な構造や、CSSのクラスでデザインを指定する方法は、今後「知っていて当たり前の知識」として出てきます。
もしHTMLやCSSの知識が曖昧だと、「何が分からないのか分からない」状態になってしまいます。
新しい内容に集中して勉するためにも、まずはHTMLやCSSの知識をしっかり身につけましょう。

もしあなたにある程度プログラミング経験があり、HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語を問題なく使えるようであれば、このステップを省略したり、かける時間を減らしてもよいでしょう。

具体的に勉強するべき内容

僕がオススメするのは、Progateドットインストールなどの教材です。
例えばProgateであれば、以下の内容を勉することをオススメします。

ProgateでHTML, CSS, JavaScriptを勉するのにオススメの講座
・HTML&CSS
・JavaScript

ドットインストールであれば、以下の内容がよいでしょう。

ドットインストールでHTML, CSS, JavaScriptを勉するのにオススメの講座
・詳解HTMLの各講座
・詳細CSSの各講座
・JavaScriptの各講座 (基礎とUIに加え、ミニアプリを作る講座まで進めてください。基礎とUIだけだと、JavaScriptの基礎文法をカバーできないためです)

ここで説明されている内容を一通り勉して、ある程度あなた自身で書けるようになることが目標です。

このステップの勉強をするときの心がけ

HTMLやCSS、JavaScriptにしても、「完璧に理解する」ことは不可能です。
どの言語も非常に奥が深く、全てを網羅できないためです。

ですので、

・この章で説明している時間を目安に一通り勉してみる
・多少分からなくてもOKとする
・後から必要になったらそのときに調べる

という方法で進めることをオススメします。

次のステップに向かうため想定レベル
・ProgateやドットインストールなどのHTML, CSS, JavaScriptなどの講座をほぼ理解できている
・HTMLやCSSの基本的な文法が理解できており、自分で書けるようになっている
・もし分からないことがあったら、自分で調べる力が身についている

勉強をするときに気をつけるべきこと

すでに説明しましたが、React Vue.js, Angularなどのフレームワークは、HTMLやCSSの記述が理解できていることが前提です。

a, div, p, button, h1などのHTMLが使えて、それらの要素をCSSで装飾する方法は理解しておくようにしましょう。
そうしないと、確実に次のステップで混乱します。

例えば「あれ?divってどうやって使うんだっけ?」と思う場合は、Step 0のおさらいをしてからStep 1に進むようにしましょう。

Step 1: 好きなフレームワークのチュートリアルを2周する (40時間)

Step 1: 好きなフレームワークのチュートリアルを2周する (40時間)

続いて、React, Vue.js, Angularのいずれかのフレームワークのうち、あなたの好きなものを1つ選びましょう。
そして、選んだフレームワークのチュートリアルを2周します

React、Vue.js、Angularのどれがいいか?

結論としては、基本的にどれでも大丈夫です。
使いやすそうだな、と思うものを選んでよいと思います。

とはいえ、強いてどれかを選ぶのであれば、Reactがオススメとなります。

理由は、以下のような感じです。

React
○Facebookが開発しており、安定してフレームワーク自体の開発が続けられそう
○JavaScriptベースのフレームワークなので、Step 1で勉した内容がそのまま使える

 

Vue.js
機能はシンプルなので導入しやすい
✕どこかの会社が開発しているわけではないので、開発が続けられるかはコミュニティの盛り上がりによりそう

Angular
Googleが開発しているフレームワークで安心感がある
✕機能は豊富であるものの、学習コストが高い

とはいえ、それぞれのフレームワークも似ている部分も多いので、どれか1つを習得すると他のフレームワークの習得も比較的容易です。
なので、あまり難しく考えすぎずにどれかを選んでみることをオススメします。

React、Vue.js、Angularのチュートリアル

この3つのフレームワークのチュートリアルは、以下のリンクからたどることができます。

どのチュートリアルを見ても、

・基本的なアプリの構成
・HTML上への表示方法
・フォームから入力された情報の受け取り方法

など、各フレームワークを使う上で必須となる知識を習得することができます。

 それぞれのフレームワークのチュートリアル
Reactのチュートリアル
Vue.jsのチュートリアル
Angularのチュートリアル

チュートリアルで勉するときは、1周だとあまり覚えられないので、2周することをオススメします。

本当に2周もチュートリアルをやる必要があるのか?
チュートリアルは、最低でも2周はやるべきです。
1回で完璧に理解するのが難しいので、1回でカバーできない分を含めて2周することをオススメします。
ちなみに僕の先輩のスーパープログラマーがRuby on Railsの勉をするとき、Ruby on Railsのチュートリアルを3周まわっていました。

もう他のプログラミング言語で十分なスキルを持っている人であっても、新しいプログラミング言語やフレームワークの勉をするときはチュートリアルを3周もするのです。
特に「これからプログラミングを勉したい」と思うのであれば、最低2周はまわるようにしましょう。

1周のチュートリアルが僕の経験上20時間くらいでまわることができます。
それを2周して、40時間の勉となります。

チュートリアルを勉強する上で注意すべきポイント

チュートリアルで勉するときは、チュートリアルを終わらせることが目的にならないようにしましょう。

特に勉に疲れてくると、

「とりあえずチュートリアルに書いてある内容を、脳死して写経する・・・」

という状態になりがちです。
ただ、それだとせっかく勉をする意味が半減してしまいます。

改めて・・・ですが、チュートリアルで勉する目的は、以下の通りです。

・それぞれのフレームワークの文法を知る
・どのようなことができるかを知る

ここで手を抜くと、次のステップで「あれ、何も理解してない・・・」なんてことになります。
大変ですが、頭で理解しつつチュートリアルを進めるようにしましょう。

次のステップに向かうため想定レベル
・いずれかのチュートリアルが2周終わっていること
・基本的な文法や、データの取り扱い方法などに関して理解できていること

Step 2: チュートリアルをベースに少し改変してみる (40時間)

Step 2: チュートリアルをベースに少し改変してみる (40時間)

各フレームワークのチュートリアルが終わったら、自分の作りたいサービスを作るための準備期間に入ります。

Step 1のチュートリアルは、補助輪をつけた状態での勉でした。
チュートリアルに沿って勉することで、どのようにスタートすればいいか?次に何をやればいいか?が分かったかと思います。

一方、次のStep 3では、あなたの作りたいWebサービスをゼロから作ることになります。
あなたは、何から始めたらいいか?どのように進めたらいいか?を全て自分で決める必要があります。

実はこのStep 1とStep3の間には広くて深い溝があります。
プログラミングを始めたばかりの人は、この溝を超えられずに、

「プログラミングって難しい・・・」

となってしまうケースもあります。

そこで、Step 1とStep 3のつなぎ役として、Step 2の「チュートリアルをベースに少し改変してみる」をやってみることをオススメします。

具体的には、以下のような進め方がオススメです。

作りたいものを決める

まずは、具体的に作りたいものを決めましょう。
作りたいものが明確になっていれば、何をすればいいかが分かりやすいですし、やる気も出やすいからです。

特にこのStep 2は本格的に作りたいものを作る前の「練習期間」です。
目的なく練習だけをやっていると中だるみしてしまう可能性があります。

そこで、作りたいものを明確にし、一直線で進めるようにしておくことが重要です。

「作りたいものなんて思いつかないよ・・・!」

と思う場合は、以下の記事も合わせて読んでみてください。

HTML (見た目部分)のレイアウトを変えてみる

まず最初に着手するのが、HTMLのレイアウトを変えてみる部分です。

いきなりJavaScriptやTypeScriptで書かれたプログラムを書き換えても問題はありません。
ただ、下手に書き換えると意味不明なエラーが出て混乱してしまう可能性があります。

そこで、一番難易度の低い部分から、少しずつ書き換えてみるのをオススメします。

具体的には、

・少し改行の数を増やしてみて、レイアウトがどのように変わるか見る
・HTML上に適当に文字を入れてみて、画面上のどこにその文字が表示されるのかを見る

こんな感じの進め方でよいです。

「こんなの簡単すぎるよー!」

と思われるかもしれませんが、React、Vue.js、Angularなどのモダンなフレームワークは、何も知らない人が見ると入り組んだ構造に見えます。

「文字を入れてみたけど、あれ、表示されない?」
「文字は表示されるけど、想定とぜんぜん違うところに表示される?」

なんてことは日常茶飯事です。

この「あれ?」という経験をすることで、プログラミング言語やフレームワークに対する理解が深まります。

ですので、是非、いろいろなところに文字を入れたりしてみましょう。

チュートリアルで書いた変数を変更してみる

チュートリアルで書いた変数を変更してみる

続いて、JavaScriptやTypeScriptで書かれたプログラムの変数名を変国してみましょう。

おそらく想定していないところでエラーが出て、

「あれっ・・・?」

となるかと思います。

特に、HTML側で使われている(バインドされている)変数を書きかえると、それぞれのフレームワークの仕組みを理解しやすいのでオススメです。

いろいろな箇所の変数を書き換えてみて、

「この部分の変数は、こんなところにつながっているのか」
「どうもこの変数を書き換えたらダメらしい」

という構造を覚えていきましょう。

新しくリスト画面やボタンなどの機能を追加してみる

ここから、少しずつ自分なりのプログラムにするための作業になります。

おそらくチュートリアルでは、リスト画面やテキストボックスなどのUIを使ったかと思います。

このステップでは、それらに加えて、さらに新しいリスト画面やテキストボックスなどの画面を追加してみましょう。

このとき、レイアウトや見た目は何でも問題ないですので、

・画面上の操作がJavaScriptやTypeScript側とつながる
・JavaScriptやTypeScript側の変数の状況に応じて、画面上の表示が変わる

こういった内容まで勉できればOKです。

「画面上の操作がJavaScriptやTypeScript側とつながる」は、具体的にはJavaScriptやTypeScript側でログが書き出されているのを見るのが一番よいでしょう。

新しい関数やクラスを追加してみる

最後に、あなたのオリジナルな関数やクラスを追加してみましょう。

特にクラスを追加するときは、各フレームワークの重要なプログラムを変更する必要があります。

チュートリアルで勉しているときは「おまじない」として書いていたプログラムの意味が分かってくるのもこのタイミングです。

その他、フレームワークごとに重要そうな機能を使ってみる

この段階はあなたが選んだフレームワークによって大きく異なりますが、共通で覚えておいた方がいいのは、

・APIの作り方
・HTTP通信
・Serviceの使い方

といったあたりでしょう。
これらが使えるようになれば、あなたの使えるプログラムにグッと幅が出ます。

この段階まで実施すれば、「自分である程度、オリジナルなプログラムは書いた」というレベルに到達するでしょう。

Step 2では、ここまでの内容を40時間くらいで勉してみることをオススメします。

「40時間も長いよ・・・」と思われるかもしれませんが、想定しないエラーで丸一日ハマったりするので、40時間はあっという間です。

Step 3: 自分の作りたいサービスを作る(80時間)

Step 3: 自分の作りたいサービスを作る(80時間)

最後のStepとして、あなたの作りたいサービスを作ってみましょう。
理想は、完全にゼロからプロジェクトを作って、少しずつ拡張していくことです。

このタイミングからは、あなたはチュートリアルを頼ることなく、一人でプログラミングをすることになります。

とはいえ、チュートリアルで身につけた知識は十分に使うことができます。

そしてここまで勉をしてきたあなたは、「どこを見れば何が書いてある」ということも何となく頭に入っているのではないでしょうか?

それはチュートリアルの特定ページかもしれませんし、誰かの書いたブログかもしれません。

これからサービスを作っていくにあたり、その知識を持っていることで、調べる時間を圧倒的に短縮できるようになります。

プログラミングの学習を挫折せず効率よく進める方法

プログラミングの学習を挫折せず効率よく進める方法

ここまで、プログラミングの勉の方法を説明してきました。
最後に、プログラミングの学習を挫折せずに効率よく進める方法を説明したいと思います。

エラーが出たら、そのエラーメッセージを調べる

ある程度プログラミングの勉をした人からすると、当然のことと思われるかもしれません。

未知のエラーが出たら、その都度、エラーメッセージを調べるようにしましょう。

エラーメッセージの調べ方を知っているのと知らないのとでは、プログラミングの勉強効率が全く違います。
というより、エラーメッセージの調べ方を知らないと、プログラミングの勉はできないと言ってもいいくらいです。

「画面上に英語の赤い文字で何か書かれてる・・・」

というようにスルーすることなく、エラーのメッセージはきちんと把握するようにしましょう。

疲れたら休む

プログラミングに疲れたら休むのも大事です。

仮にあなたが(この記事でまとめたように)200時間でプログラミング言語を習得できたとしても、やはり200時間はそこそこ長い時間がかかります。

もちろん頑張ることも重要ではありますが、疲れているときはきちんと休み、頭が働いている時間に勉するようにしましょう。

好きなものを作る

1つ前の項目とも重なりますが、プログラミングの学習で挫折しないようにするためには、好きなものを作るのが一番です。

「こんなもの作りたい!」

という希望があれば、必然的にプログラミングの学習も楽しくなります。

チュートリアルを勉する期間を過ぎたら、あなたも「こんなもの作ってみたいな」と思えるもの探すようにしましょう。

どうしても一人で勉強できない場合はプログラミングスクールに行ってみる

この記事では、プログラミングを独学で勉するための勉強方法をまとめてきました。

ただ、この記事に書いてある内容をやってみた結果、

「一人だと勉できないかも・・・」

このように思うかもしれません。

その場合は、プログラミングスクールに通ってみるのも1つの手段です。

プログラミングスクールは、あなたの目的に合わせていろいろなものがあります。

特に、いくつかのプログラミングスクールではキャンペーンをやっているところもあり、今ならオトクに入会することもできます。

僕のエンジニア経験を踏まえたプログラミングスクールは、以下の記事にまとめていますので、興味があればこちらも合わせて読んでみてください。

[最後に]プログラミングがどこまで身につくかを決めるのは、あなたの頑張り次第

[最後に]プログラミングがどこまで身につくかを決めるのは、あなたの頑張り次第

この記事では、200時間の短時間でプログラミングを独学で勉するときの方法を紹介しました。
僕が試行錯誤した経験を踏まえているので、この通りに進めていただければ、ある程度プログラミングスキルが身につくこと請け合いです。

とはいえ、最終的に頑張るかどうかはあなた次第です。
この記事に書いてある内容を読んで満足してしまっては、スキルは身につきません。

ここまで読んでくださったあなたが次にやるべきは、リアルなプログラミングの学習です。

さあ、実際に開発環境を立ち上げて、最初の一行を書いてみましょう。

あなたにプログラミングのスキルが身につき、目標が達成できることを心よりお祈りしております。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
この記事は以上です!

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