30代未経験でプログラマーになるには【30代の強みを活かせ】

30代未経験でプログラマーになるには【30代の強みを活かせ】 エンジニアの紹介
30代未経験でプログラマーになるには【30代の強みを活かせ】

こんにちは。

この記事を読んでいるあなたは、

「30代未経験でプログラマーになりたいんだけど、本当になれるのかな?」
「30代未経験からプログラマーを目指すには、どのようなことに気をつけていればいいのかな?」

このように悩んでいるのではないでしょうか?

プログラマーという未知の職種で働く不安がある上に、今、プログラマーとして働いている人の多くは20代から現役でバリバリやっていたりします。

ですので、30代未経験からプログラマーを目指そうと思っているあなたが不安に思うのも、当然です

とはいえ、30代の今からプログラマーを目指すのは、全く遅くないですし、諦める必要はありません。
30代だからこそ活かせる強みがあり、企業はそんなあなたの強みに期待しているのも事実です。

そこでこの記事では、以下のような内容をまとめています。

この記事を読んでわかること
・30代のプログラマーに求められること
・20代プログラマーではダメな理由
・30代未経験から最速でプログラマーを目指すための作戦と、やるべきこと

この記事を最後まで読んでいただくことで、30代未経験の今からでも、プログラマーになり他の人以上に活躍できること間違いなし!です。

最後までしっかり読んで、「プログラマーになる!」という目標を実現してくださいね!

  1. [結論]30代からプログラマーになるには、プログラミングはそこそこ+30代の強みを持っていることが重要
    1. 30代未経験からプログラマーになることはできる!
    2. 30代未経験の人がプログラマーを目指す上で必要なもの
  2. IT企業が30代エンジニアに求めていること (この記事の信頼性)
    1. ケース1: 優秀な20代プログラマーに見えてきた問題点
      1. 20代プログラマーの問題点1: 目の前で起こっている問題を、他の人と共有できない
      2. 20代プログラマーの問題点2: 議論のときに、全体最適となる答えを出せない
      3. 20代プログラマーの問題点3: 「言われたことだけをやる」という姿勢
    2. ケース2: プログラミングスキルはそこそこだけど、安定感のある30代プログラマーBさん
      1. 30代プログラマーの優れている点1: プログラマーとして必要なプログラミングスキルを兼ね備えている
      2. 30代プログラマーの優れている点2: 「チームとして何をやるべきか?」を考えることができる
      3. 30代プログラマーの優れている点3: タフな議論であっても、建設的な議論することができる
  3. [前提]会社は、30代未経験からプログラマーになる人に何を求めているのか?
    1. 何故、会社は20代プログラマーを採用しないのか?
    2. 30代プログラマーに会社が求めるもの: プログラミング力を含めた総合力
  4. 30代未経験からプログラマーになるために必要な3つのスキル
    1. プログラマーとして必要最低限のプログラミングスキル
    2. 30代だからこそ提供できる、コミュニケーション能力やプロジェクト推進能力
    3. 30代という、他の人にナメられない年齢
  5. 30代未経験からプログラマーになるために目指すべき姿と、やるべきこと5つ
    1. 30代未経験から目指す姿: プログラミングは「まあまあレベル」、でもチームからは信頼されるポジションを目指す
    2. 30代未経験からプログラマーになり、活躍するためにやるべきこと5つ
      1. プログラミングの勉強は、どこかの領域に特化して頑張る
      2. 問題発見力、問題を整理する力、それを他の人にわかりやすく伝える力を身につける
      3. プロジェクト内のタスクの管理や調整、人員計画などをやって、「チームリーダーをやりました」と言えるレベルにする
      4. 他の人と会話をしても冷静でいられる心を身につける
      5. 即戦力となるスキルを身につける
  6. 最後に

[結論]30代からプログラマーになるには、プログラミングはそこそこ+30代の強みを持っていることが重要

[結論]30代からプログラマーになるには、プログラミングはそこそこ+30代の強みを持っていることが重要

まずはこの記事の結論です。

30代未経験からプログラマーになることはできる!

特にここ最近は、ITエンジニア不足により30代以上のエンジニアであっても採用したいと思っている企業が増えています。

ちょっと前であれば「35歳以上の人は転職できない」なんて言われてましたが、その常識も変わりつつあります。

昔は新入社員を採用し、その人が戦力になるまでじっくり育てる企業も多かったでしょう。

ただ、今の日本企業でそんなことをやれる体力がある企業は、かなり少なくなってきています。

新卒一括採用の風習も少しずつ無くなっていくでしょう。
逆に、年齢が30代以降であっても、優秀で企業が雇いたいと思う人であれば、雇われる可能性は上がってきています。

30代未経験の人がプログラマーを目指す上で必要なもの

そして、30代未経験からプログラマーを目指す上で求められるのは、以下のようなスキルです。

30代プログラマーに求められるモノ
・プログラマーとして必要最低限のプログラミングスキル
・30代だからこそ提供できる、コミュニケーション能力やプロジェクト推進能力
・30代という年齢

1つ目、2つ目は「まあ、そうだよなぁ」と思われたかもしれません。

プログラマーである以上、プログラミングスキルは必要です。
また、他の人とも一緒に働くのでコミュニケーション能力が必要だったり、30歳であればプロジェクトを推進していく力も必要です。

一方、3つ目、「え、それ?」と思ったことでしょう。

一見すると、変なモノに思われるかもしれません。

ただ、「30代であること」は、実は30代未経験からプログラマーを目指すあなたの強い武器になります

30代には、20代の若々しさや吸収力、体力がないかもしれません。
ただ、その代わりに、30代の人にはこれまで培ってきた、プログラミング以外のスキルや経験があります

それらのスキルや経験を十分にアピールすることにより、30代未経験からでもプログラマーになることは十分に可能です。

IT企業が30代エンジニアに求めていること (この記事の信頼性)

IT企業が30代エンジニアに求めていること (この記事の信頼性)

僕は今、IT企業でプロジェクトマネージャーとして、多くのプログラマーと一緒に働いています。
プログラマーの人の年代は20代〜40代で、いろいろな年齢の人が在籍しています。

このプロジェクトは外部の企業も一緒に共同開発をする、非常に大規模で複雑なプロジェクトでした。

プロジェクトの規模が大きく、プロジェクトマネージャー1人だと到底、プロジェクトの管理はしきれない、という悩みを持っていました。

毎日、僕の見えないいろいろなところで、問題が起きるので、当時の僕としてはもぐらたたきゲームをやっているような感触でした。

ケース1: 優秀な20代プログラマーに見えてきた問題点

そのプロジェクトには、Aさんという20代プログラマーがいました。

彼はプログラミングスキルとしては非常に優秀な人です。
大学の頃からプログラミングの勉強をしてきているのもあり、プログラミングはかなりトップレベルと言ってもよい状態でした。

プログラミングをさせれば、他の年上のプログラマーと比較しても彼が一番上かもしれない・・・という状態でした。

ただ、彼には以下の問題点があったのです。

20代プログラマーAさんの問題点
・目の前で起こっている問題を、他の人と共有できない
・議論のときに、全体最適となる答えを出せない
・「言われたことだけをやる」という姿勢

20代プログラマーの問題点1: 目の前で起こっている問題を、他の人と共有できない

彼の問題点は、「彼の能力をプログラミングスキルに全振りしてしまっているため、その他の必要なスキルが若干欠けている、という点でした。

もちろんプログラマーの一番の仕事はプログラミングをすることです。
それは疑いの余地がありません。

ただ、Aさんは、起こっている問題を他の人と共有するのが苦手だったのです。

Aさんの上司や、僕を含めた他の関係者は、その問題をいち早く知って対策を検討する必要があります。

ただ、Aさんの報告がないため、問題にも気づけないことがしばしばありました。

20代プログラマーの問題点2: 議論のときに、全体最適となる答えを出せない

ソフトウェアの開発プロジェクトには、立場の違う人が多く参加しています。

プログラマーの他、プロジェクトマネージャー、テスターやビジネス担当者など、実に様々な人間です。

立場が違えば、何を「良い」とするかは異なります。

もし意見が食い違ったときは、プロジェクトが成功に近づくように、全体最適を考える必要があります。

言い換えると、全体最適を考えた結果、プログラマーとして好ましくない選択をすることもある、というわけです。

ただ、このAさんは、この「全体最適」をする作業が非常に苦手でした。

違う立場の人と議論になったときは、プログラマーである彼の主張を押し通すことに終始してしまいます。

結果、プロジェクトとして一番最適な選択ができなかったり、他の立場の人が疲弊してしまう、という事態が起きていました

20代プログラマーの問題点3: 「言われたことだけをやる」という姿勢

Aさんは、プログラマーとしては優秀です。

仕事を頼めば素早く、正確にこなしてくれます。
ただ、彼から、「このタスクに誰も着手していないから自分がやっておこう」という行動はとりません。

あくまで、上司や他のチームメンバーから頼まれたときのみ、プログラミングをやるスタンスです。

もちろんそれでもいいのですが、上司も他のチームメンバーも、暇ではありません。
目の前の作業でバタバタしているときは、Aさんに仕事をお願いする時間さえありません。

「自分から仕事を進んでこなしてくれればよかったのに・・・」

そのチームの上司からは、このように思われた、と聞きました。

もちろんここに書いた問題点は、個人差があるでしょう。

また、30代のプログラマーであっても同様の問題を持っている人もいます。

ただ、僕がこれまでに見てきた人は、概して20代など、より若い世代のプログラマーがこういった問題点を抱えているように思います。

人間、社会人としての経験を積んでいく上で、少しずつ人間力が身についたり、人間性が丸くなっていくようです・・・。
20代は、まだまだギラギラと尖った人格が全面に出るのかもしれませんね。

ケース2: プログラミングスキルはそこそこだけど、安定感のある30代プログラマーBさん

ケース2: プログラミングスキルはそこそこだけど、安定感のある30代プログラマーBさん

続いては、プログラマーBさんの紹介です。

プログラマーBさんは、30代プログラマーで、プログラミングのスキルはそこそこです。

プログラミングだけを考えると、先ほど紹介した20代プログラマーAさんの方が優秀でしょう。

ただ、Bさんはプログラミングスキル以外で必要となるスキルが非常に優れている人でした。

彼は、開発チームで起こっている問題を周りの人と共有したり、今後の進め方や優先度を一緒に相談することができる、会社やプロジェクトマネージャーとしては非常にありがたい存在でした。

30代プログラマーBさんの優秀なポイント
・最低限度のプログラミングスキルを兼ね備えている
・「チームとして」何をやるべきか?を考えることができる
・タフな議論であっても、物怖じせずに議論することができる

30代プログラマーの優れている点1: プログラマーとして必要なプログラミングスキルを兼ね備えている

Bさんも、トップレベルのスキルとは言えませんでしたが、プログラミングができました。

ただ、他のプログラマーからするとプログラムの書き方がイマイチだったり、もう少し改善するべきポイントがある・・・というレベルです。

簡単に言うと、現場で働いているプログラマーのスキルとしては中の下、と言った感じです。

僕も何度か、Bさんが他の人から、

「この部分のプログラムはイマイチですよ?」
「このように修正した方がいいですよ?」

というコメントを受けているのを見てきました。

とはいえ、もちろんプログラミングの基礎は十分理解していましたし、やろうと思えば一人で作りたいものを作れるレベルです。

Bさんはこのレベルに到達できていたので、現場でも(一部他の人の手助けをもらいながらですが)活躍することができました。

30代プログラマーの優れている点2: 「チームとして何をやるべきか?」を考えることができる

ここ最近、世の中の流れが特に早くなってきています。

僕が携わっていたプロジェクトもその例外ではなく、プロジェクトの変化のスピードはかなり早いものでした。

今日の決断が明日には変わっている・・・なんてこともしょっちゅうです。

今の時代、どの会社もプロジェクトの流動性は高くなってきているので、他の会社でも似たようなものだと思います。

そんな流れの早い状態で求められるスキルは、「プロジェクトをとにかく前に進めるスキル」です。

30代プログラマーBさんは、数多くのチームのメンバーがいること、そして上司の手がまわっていないことに気づき、他のメンバーのタスクの管理などを行いました。

いわゆる「プログラマーのリーダー」のような立ち位置で動いたわけです。

これを20代の人がやり始めると、人によっては、「なんでアイツが20代で若いのに偉そうにしてるんだ・・・」なんて思う人もいます。

こういったリーダーのような立ち振舞いは、30代以上になったからこそできることです。

「年齢が上の人がリーダーやマネージャーをやる」という年功序列的な考えは大分減ってきているかと思います。
とはいえ、年下の人が上に立つのを、快く思わない人が一定数いるのも事実です。

Bさんは30代という年齢を最大限活かして、プログラマーのリーダーとしてチームをまとめることに成功しました。

30代プログラマーの優れている点3: タフな議論であっても、建設的な議論することができる

ソフトウェア開発のプロジェクトはプロジェクトマネージャーやデザイナーなど、プログラマー以外の人がいます。

違う立場の人は、プログラマーとは違う考え方や目標を持っているため、何をいつまでにすべきか?どのように進めるか?が食い違うことがあります。

30代プログラマーのBさんは、プロジェクトの後半での突然の要求変更に対しても、

・何故それが大事なのか?
・今の開発状況がどのような感じで、何をすべきだと考えているか?

を物腰柔らかく、論理的に説明していました。

年齢を重ねてコミュニケーション能力が高まっているBさんだからこそ、このような立ち回りができた一瞬でした。

この記事は、実際に僕の周りにいるプログラマーのAさん、Bさんの他、いろいろな年代のプログラマーを見てきた経験をベースにしています。

ですので、信頼性は十分にあると思っていただいてよいでしょう。

[前提]会社は、30代未経験からプログラマーになる人に何を求めているのか?

[前提]会社は、30代未経験からプログラマーになる人に何を求めているのか?

それでは続いて、会社が30代未経験からプログラマーになる人に求めていることを説明します。

何故会社は、20代ですでにプログラマーとして働いたことのある人ではなく、30代で未経験の人を採用するのでしょうか?

30代未経験からプログラマーになる人に求められるものの前に、20代プログラマーだと何故ダメなのか、を説明しましょう。

何故、会社は20代プログラマーを採用しないのか?

もし会社がプログラマーにプログラミングスキルだけを求める場合、もちろん20代のプログラマー経験のある人を採用します。

それは、

・即戦力としてプログラミングをしてくれる
・30代より20代の方が年収が低い傾向にあるため、支払うお金が少ない
・20代の人の方が伸びしろが大きい

こういった理由があるからです。

ただ、会社がプログラマーに求めているものはプログラミングスキルだけではありません。

この記事の前半でも説明したとおり、ここ最近、時代やプロジェクトの流れが早くなってきています。

その結果、決まったものをプログラミングするのではなく、何を作ったらいいのか?を定義できる人を求める傾向が強くなってきています

何を作ったらいいのか?を定義するには、プログラミングスキルだけでは不十分です。

世の中の流れを知っている必要がありますし、他の人と一緒にものを生み出すための会話力が必要もあります。
正解がない中、試行錯誤するために、泥臭く頑張れることも必要でしょう。

20代プログラマーの場合は、社会人として働き始めてまだ数年で、30代の人に比べるとどうしても人生経験は少なくなってしまいます。

「流れの早い時代で、最先端のWebサービスやアプリを作りたい!」

こう思う企業は、プログラミングにスキルを全振りしている20代プログラマーではなく、プログラミングのことをある程度わかっていて、プロジェクトをうまく推進してくれる30代プログラマーを採用することになります。

30代プログラマーに会社が求めるもの: プログラミング力を含めた総合力

ここまで説明したように、会社は30代のプログラマーには、プログラミング力も含めた総合力を期待しています。

その総合力を持って、難しいプロジェクトをリードしてほしい、と考えているのです。

この「総合力」とは、この記事の冒頭で説明した、以下の3つのスキルと特性が該当します。

30代プログラマーが持つべき3つのスキルと特性
・プログラマーとして必要最低限のプログラミングスキル
・30代だからこそ提供できる、コミュニケーション能力やプロジェクト推進能力
・30代という年齢

これらの3つのスキルと特性を持っていれば、30代未経験からでもプログラマーとして転職することは可能です。

30代未経験からプログラマーになるために必要な3つのスキル

30代未経験からプログラマーになるために必要な3つのスキル

それでは続いて、30代未経験からプログラマーになるために必要なこれら3つのスキルの内容を説明していきます。

プログラマーとして必要最低限のプログラミングスキル

30代であったとしても、プログラマーであることに変わりはありません。

ですので、まず最初に必要になるのが、必要最低限のプログラミングスキルです。

プログラミングができることのメリットは、自分でプログラミングができること以外にも、以下のようなメリットがあります。

プログラミングができることのメリット
・ソフトウェア開発の勘所がわかる
・どのような開発が難しくて、どのような開発なら簡単かが分かる
・エンジニアやプログラマーの気持ちが分かる

プログラミングのスキル自体は、新しいプログラミング言語やフレームワークの勉強をする必要があります。

一方で、ここで紹介したメリットは、一度理解してしまえば一生使えるスキルになります。

ソフトウェア開発をする上でこのスキルがあるのと無いのとでは、天と地くらいの差があります

もしあなたがプログラマーとして活躍したいのであれば、まずは前提となるプログラミングのスキルを身につけるようにしましょう。

30代未経験からどのようにプログラミングの勉強をするべきか?は、この記事の後半で開設しているので、そちらも読んでみてください。

30代だからこそ提供できる、コミュニケーション能力やプロジェクト推進能力

続いて、企業が30代のプログラマーを採用する、直接的な理由がこちらです。

30代プログラマーの場合、20代の人と違い、人生経験や仕事をしてきた経験も多いでしょう。

企業は、その経験を元にしたコミュニケーション能力やプロジェクト推進能力に期待して、30代のプログラマーを採用することになります。

30代にもなれば、自分一人でプログラミングをするだけではなく、チームで成果を上げることも期待されます。

「チームで成果を上げる」というと難しく聞こえるかもしれませんが、これまでいろいろな仕事や人生経験をしてきた30代以上のあなたであれば、そんなことはありません。

今のプロジェクトの状況や問題点を客観的に見たり、プロジェクトの関係者と冷静に相談することができ、着実にプロジェクトを推進することができれば、それだけで十分です。

「そんなの、誰でもできるんじゃないの?」

と思うかもしれませんが、意外とできていない人が多いのが現状です。

特にプログラマーは他の職種の人と比べて会話をする量が少ないせいか、特に苦手な人が多い印象です。
もしあなたが他の人とのコミュニケーションや物事の決定をするのが得意であれば、十分にプログラマーとして活躍できる可能性があります。

30代という、他の人にナメられない年齢

この項目は、スキルというよりは「30代以上」という特性が重要、という話です。

1つ前の項目と近い内容ではありますが、プロジェクトを推進する上では、他の人との会話を避けては通れません。

場合によっては、他の人を説得する必要も出てくるでしょう。

もし20代の人がそういった会話をする場合、(特に日本はこれが顕著かもしれません)年上の相手の人からなめられてしまうこともあります。

「何を言うかより誰が言うかが大事」

という言葉があるように、同じ内容を発言したとしても、20代より30代の人の意見の方が通りやすかったりします。

特にプロジェクトを推進する上では、他の人に説明や依頼をすることも頻繁に発生します。

「あなたが30代であること」は、そんな説明や依頼をやりやすくするために、実は非常に重要な要素です。

僕も、昔からプロジェクトマネージャー的な仕事をやってきましたが、20代の頃よりも、30代になった今の方が、圧倒的に他の人に納得してもらいやすくなりました。

もちろん、年齢を重ねて説明能力が上がったというのもあるでしょう。
ただ、それと同時に「年齢が30代になった」というのも、大きな要因の1つだと考えています。

30代未経験からプログラマーになるために目指すべき姿と、やるべきこと5つ

30代未経験からプログラマーになるために目指すべき姿と、やるべきこと5つ

それでは最後に、あなたが30代未経験からプログラマーになるためにどのような姿を目指したらいいのか?どのようなことをやったらいいのか?を紹介します。

この内容を知っておかないと、

「プログラミングを1,500時間勉強したのにプログラマーになれませんでした・・・」

という悲惨な状態になってしまうかもしれません。
絶対に、最後まで読んで理解してくださいね。

30代未経験から目指す姿: プログラミングは「まあまあレベル」、でもチームからは信頼されるポジションを目指す

以下の記事でもまとめたように、プログラミングの習得は非常に時間がかかります。
一般的には、大体1,000時間くらい勉強するとプログラマーとして現場で働けるレベル、と言われます。

また、プログラミングは現場で働ける様になった後も、さらに高度な内容を覚える必要があったり、新しいプログラミング言語やフレームワークを覚える必要があるため、正直勉強に終わりはありません。

さらに、他のプログラマーの人はもっと若いうちから現場でバリバリ働いているため、彼らと同じレベルに到達するのはかなり厳しい、と言えるでしょう。

ですので、「プログラミングだけ」のスキルだけを磨くのではなく(もちろんプログラミングの勉強は必要ですが)、あなたが持っている他の強みを活かすことをオススメします。

30代未経験からプログラマーになるには、「プログラミングスキル」x「30代のあなただからこそ持っている強み」、この掛け算を利用しましょう。

30代のあなただからこそ持っている強みは、すでにこの記事でも紹介している通り、

・コミュニケーション能力やプロジェクト推進能力
・30代という、他の人にナメられない年齢 

この2つとなります。

プログラミング(まあまあのレベルでOK)や、これら2つのスキルを生かしてプロジェクトを推進することができれば、十分に30代未経験からでもプログラマーになれますし、現場でも活躍することができます。

30代未経験からプログラマーになり、活躍するためにやるべきこと5つ

それでは続いて、30代未経験のあなたがこれからプログラマーを目指して活躍するために、やるべきことを5つ紹介したいと思います。

プログラミングの勉強は、どこかの領域に特化して頑張る

まず1つ目は、プログラミングの勉強です。

プログラマーを目指す以上、もちろん頑張る必要があります。

ただ、30代という年代もあり、あまりにも広い領域には手を広げすぎないようにするのオススメです。

・Webアプリのフロントエンドを勉強して
・Webアプリのバックエンドを勉強して
・iOSアプリの勉強もして

・・・このように手を広げすぎると、現場で使えるレベルに到達するのに時間がかかりすぎてしまったり、最悪のケース、どれも中途半端になって使い物にならない可能性さえあります。

特に30代であれば、20代の人よりも年齢を重ねていることを考えると、あなたの目標達成につながらない無駄な努力は避けたいところです。

ですので、僕は、集中的に勉強する領域を、

・フロントエンド
・バックエンド
・スマホアプリ (iOSかAndroidのどちらか)

これらのうち、いずれか1つ絞ることをオススメします。

一点突破で勉強し、まずはプログラマーになることを目標にしましょう。

もし他の領域の開発をやりたい場合は、プログラマーとして働きながら勉強していけば大丈夫です。

問題発見力、問題を整理する力、それを他の人にわかりやすく伝える力を身につける

問題発見力、問題を整理する力、それを他の人にわかりやすく伝える力を身につける

プログラマーは問題は気づいているものの、その問題を整理して他の人に伝えることができない、あるいは面倒と思う人が多い傾向にあります。

プログラマーが問題を整理したり伝えたりするのが苦手な理由
プログラマーは、特に仕事中、目の前のプログラミング作業に集中しています。

プログラミング作業と問題をまとめる作業は、頭の使い方を大きくスイッチする必要があり、意外と大変です。
それもあって、多くのプログラマーが問題を整理したり伝えたりするのを苦手としています。

これからプログラマーを目指すあなたにとって、他のプログラマーが苦手な箇所 = チャンスとなるポイントです。

他のプログラマーと差をつけるためにも、今のプロジェクトの問題を発見・整理したり、それを他の人にわかりやすく伝えられるようにしておきましょう。

もしあなたが今、プログラマー以外の仕事をしていたり、地域の集まりなどに出ているのであればチャンスです。

必ずどの集団やグループにも問題はあるため、それを見つけて整理、他の人に伝えられるような訓練をしましょう。

特にあなたが仕事をしているのであれば、その仕事の中でこの訓練ができるとより良いでしょう。

「問題発見・整理とそれを他の人にわかりやすく伝える」という能力は、どんな仕事にとっても共通です。

プログラマー以外の仕事をする中でその訓練ができますし、そこで何か成果を残すことができれば、

「前職でxxxという問題を見つけたので、整理、他の人に伝えることで解決しました」

というエピソードとして語ることができます。

[余談]「プログラマーの言っていることが分かりづらい」と言われる理由は?
プログラマーは常日頃からプログラムの一行一行に渡るまで管理しています。
ですので、気づくポイントが非常に細かい事が多いです。

一方、プロジェクトマネージャーや企画者やビジネス担当者はプログラムの細かいところまで把握しているわけではありません。
彼らはもう少しざっくりとした目線で物事をとらえています。

その状態で、いきなり粒度の細かい話をされても、プロジェクトマネージャーや企画者、ビジネス担当者は「え、何のこと・・・?」となってしまいます。

このことを理解できていないプログラマーの人は、周りから「あのプログラマーの言うことはよく分からない・・・」と思われてしまうことになります。

プロジェクト内のタスクの管理や調整、人員計画などをやって、「チームリーダーをやりました」と言えるレベルにする

タスク管理や調整、人員計画はプログラマー以外でもそれ以外でも同じようなものです。

プログラマーになったときに、「前職でタスクの管理や人員計画をやった経験があります!」といえるのは非常に強いアピールポイントになります。

多くのプログラマーはプログラミングが大好きである一方、でこういった管理系の業務があまり好きではありません。

もしあなたがこういったが得意なのであれば、非常に強い優位点になります。

今の仕事の中でこういった経験ができるのであれば、進んでやってみましょう。

今、IT系の企業でも人が足りず、プログラミングの作業自体は業務委託として他の会社の人にお願いしたり、フリーランスのプログラマーに任せたりしています。

こういった人たちを束ねることができるチームリーダーができる人は非常に求められています。

他の人と会話をしても冷静でいられる心を身につける

特に一部のプログラマーは、「オブラートに包んで話す」ことが苦手な人も多いです。

プログラマーになった後、あなたはそういった、「あなたに向けて剛速球を投げてくる」人と一緒に仕事をすることになります。

そんな言葉にいちいちイライラしていては、あなたのプログラマーとしての活躍が遠のいてしまいます。

ですので、今のうちからどんな人と会話をしても冷静でいられるような心を身につけましょう

プログラマーに限らずどの仕事でも「イラッ」とすることはあると思うので、そのときに冷静な気持ちをキープする訓練をするのがオススメです。

即戦力となるスキルを身につける

そして最後に、プログラマーとして即戦力となるスキルを身につけましょう。

「即戦力となるスキル」とは、具体的にはチーム開発や不具合管理、その他システムに関する全般の知識を指します。

とはいえ、一人でプログラミングを勉強していると、こういったスキルや経験をするのはなかなか難しいでしょう、

そこで僕がオススメしているのは、プログラミングスクールに通うことです。

プログラミングスクールの中には即戦力となることを目指しているコースもあります。

こういったコースの中には、チーム開発、セキュリティ、不具合の修正方法など、プログラマーとして働き始める上では必ず身につけておくべきスキルを習得できるものもあります。

「早くプログラマーになって活躍したい!」

と思う場合、こういったスクールを使ってみることをオススメします。

即戦力のプログラマー排出を目指しているのは、以下のようなプログラミングスクールとコースです。

即戦力のプログラマーになるためのコースがあるプログラミングスクール
最大56万円の給付金を受けられる!
DMM WEBCAMP

推薦状の発行やキャリア支援も実施!
CodeCampGATE(コードキャンプゲート)

学習の進捗管理からモチベーション維持のサポートまで実施!
tech boost (テックブースト)のブーストコース

その他にも、いろいろな目的別のプログラミングスクールを以下の記事にまとめています。

「即戦力じゃなくても、プログラミングの基礎からしっかり勉強したい」

などあれば、こちらの記事も読んでみてください。

最後に

最後に

この記事では、30代未経験からプログラマーになるための方法をまとめてきました。

30代から新しい目標に向かって頑張ることができるのは、その時点であなたが優秀な証です。

そのやる気と目標を忘れず、プログラマーまでの道のりを楽しみながら努力していただければと思います。

このブログでは、この他にもプログラミングに関する悩みに対するアドバイスや、プログラマーやエンジニアになった後の実際の状況などをまとめています。

気になる場合は、この下のリンクなどから他の記事も読んでみてくださいね!

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
この記事は以上です。

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