こんにちは。
この記事を読んでいるあなたは、

プログラミングの勉強を始めたが、難しくて挫折しそう・・・
プログラミングを勉強しようとしているけど、難しいって聞く。それって本当?
というような、疑問や不明点を持っているのではないでしょうか?
プログラミング学習は、かなり多くの人が途中で挫折すると言います。
そしてこれを読んでいるあなたがプログラミングをしたことがあれば、意味の分からない単語や大量のエラーに悩まされたことがあるのではないでしょうか?
この記事を読んで分かること
この記事ではこういった悩みや不明点を持っているあなたに、以下のような内容を説明します。

・プログラミングが難しい理由
・プログラミングが難しくて挫折しそうなときの対策
・プログラミング学習を続けやすくするためのポイント
・あなたを勇気づける話 (過去よりもプログラミングが簡単になってきている)
この記事の信頼性

僕自身は、大学のときに独学でプログラミングを勉強し始めました。
そのときは現在よりも、もっと情報がなかったため、本当にいろいろなものが手探りで、毎日本当にいろいろなエラーに悩まされていました。
正直何度も心が折れそうになりながら、結果的には何とかプログラミングの勉強を頑張ることができましたが、あの苦労をこれを読んでいるあなたにして欲しくありません。
この記事はそんな過去の苦労や工夫をベースにしているので、参考にできる部分もたくさんあると思います。
プログラミングが難しい理由9つ

ここから先は、実際にプログラミングが難しいと思われる理由を9つ説明していきます。
そもそもプログラミングに苦手意識を持っている
初心者から始めた人は、もしかすると

プログラミングは難しいものに違いない・・・
このように思っているかもしれません。
特に未経験の人がプログラムを見ても、何を書いているのかさっぱり分からないことでしょう、
ただ、プログラミングはあえて難解に作られているわけではないですし、過去に多くの人がプログラミングをできるようになっているのも事実です。
ですので、あなたもしっかりと勉強すれば確実にプログラミングができるようになるので、始める前から苦手意識を持つのはやめましょう。
もちろん、「1ヶ月でマスターできる」というわけではありませんが、プログラミングに対してあまりにも身構えすぎないのが重要です。
プログラミング言語が日本語と比べると、完全に異なるから
プログラミングにも文法はあるものの、その文法は、日本語の文法と大きく異なります。
つまり、新しくプログラミング言語を覚えるのは、例えば英語を覚えるのくらい、ハードルが高いと思った方がよいです。
しかも、日本語や英語であれば多少文法を間違っていても相手に伝わることはあります。
ただ、プログラミングは完全に指定された通りの文法にしないと正しく動きません。
これは、機械を相手にしているからこその難しさです。
普段の生活では使わない文法や動きをする
日常生活の中で、
なんて言い方をすることは、絶対ありませんね。

・publicといえば「公共の」という意味だし、
・intなんてよく分からないし、
・普段書いている文章だと、()も{}も、あまり意識せずにどちらを使ってもOK
こんな感じだと思います。
ただ、プログラミングでは、そのどこかで1文字でも間違ったりすると、一発でエラーが出ます。
これがプログラミングが難しいと思われる理由です。
また、publicとかintとか、日常生活や自然文を書く中では絶対に出てこない呪文を覚える必要もあります。
これもまた、プログラミングが難しいと言われる理由になります。
エラーの文言が難しい
プログラミング中に何かを間違ったときには、エラーが表示されます。
このエラーの文言は、プログラマーが間違っている部分を指摘してくれる情報なのですが、
とか言われたりしても、

・Syntax・・・しんたっくす?何それ?
・何故エラー?何がエラー?
・line 1だから1行目だと思うけど1行目のどこに必要なの?
・'[‘が期待されてる(expected)ってどういう意味?
というように、初心者からするとそのヘルプとなる情報が不足していたり、逆に混乱を招くこともあったりします。
プログラミングの大量のエラーに心が折れる
プログラミングが難しいと思われる理由として、
という点もあるのではないでしょうか。
例えば、全角スペースが入ったり、{ }などのカッコが抜けるだけでも、大量のエラーが出ることがあります。

場合によっては、1つ全角スペースが入ったりカッコが抜けたりするだけで100個くらいエラーが起きることもあります。
初心者のときに大量のエラーメッセージが表示されたときの絶望感は・・・僕もよく覚えています。
これは、普通に日本語の文章を書いているときだと起こらないものなので、プログラミング特有の難しさと言えるでしょう。
ただ、大量のエラーが出るのは一般的に「文法エラー」であることが多く、文法を覚えて正しい文法で書ける様になった後は、こういったエラーはあまり見なくなります。
英語が必要になる箇所が多い
プログラミング中は、APIのドキュメントを読んだり、ちょっと複雑なエラーが出てくるだけで、すぐに英語が必要になります。
これは、プログラミング言語自体を作っているのがアメリカなどの海外が主だから、というのが理由です。
プログラミングを勉強する上で、英語を読むのは避けては通れないと言ってもよいかもしれません。
仮に初心者のうちは何とか日本語の情報だけでやり過ごすことができたとしても、段々とレベルが上がってくるにつれて、日本語に翻訳された情報だけではなく、より情報の新鮮度の高い英語のウェブサイトなどを読まないといけないケースも増えてきます。
特に英語にアレルギーがある人にとっては

・プログラミング難しい・・・
・そしてAPIのドキュメントやエラーの解決方法を記載したウェブサイトが英語で、またそこも難しい・・・
というような二重苦になってしまいます。
とはいえ、APIドキュメントに使われている英語は割とワンパターンだったりするので、これも慣れれば読めるようになったりします。
コードをすべて理解しようとしてしまいがち
プログラミング学習のときのアンチパターン (やってはいけない学習方法)としても有名なのですが、
という人がいます。
特に、真面目な人や、これまでにしっかりと受験勉強をしていい成績をとってきた人に見られる傾向です。
ただ、特にプログラミング初心者のときは完全に理解しようとすると、全く勉強が進みません。
プログラミングの奥が深く、そんなに簡単に全部を理解することができないためです。
ですので、プログラミング勉強の初期の頃は、

まあ、3割くらい理解したからいいか!
というくらい、おおらかな気持ちでいることが重要です。
学習しても、プログラミングが上達している気がしない
特にプログラミングを勉強している人は、

早くプログラミングをマスターしてエンジニア転職したい!
こう思ってる人も多いのではないでしょうか?
もちろん、目標を早く達成できることはすばらしいことですし、最速で上達できるように勉強方法は工夫すべきです。
ただ、工夫したからといって1ヶ月や2ヶ月でプログラミング言語が上達するか?と言われると、そんなことはありません。
どうしても、1年や2年という長い期間勉強が必要になります。
ですので、あなたが出来る限りプログラミングをできるようになりたいと思う気持ちが強ければ強いほど、「プログラミングが思ったように上達しない」という悩みを抱えることになります。
いろいろなプログラミング言語がありすぎて、どれから手をつけたらいいか分からない
プログラミング言語には、本当にたくさんの種類があります。
さらに、それぞれの言語には、「フレームワーク」と呼ばれる、各プログラミング言語をより便利に使うための機能も存在します。
特に初心者のときは、

こんなにたくさんの言語のうち、何から学習したらいいんだろう
自分に合ったフレームワークって何なんだろう
というように迷ってしまうかもしれません。
どのプログラミング言語もフレームワークも一長一短なので、初心者のタイミングで、一人でこういったものを選ぶのは難しいといえるでしょう。
プログラミングが難しくて挫折しそうなときの対策4つ

ここまで、プログラミングが難しいと言われる理由を4つ挙げてきました。そのどれも、初心者が乗り越えるには高いハードルだったかもしれません。
とはいえ、初心者がプログラミング学習をできないか?と言われると、全くそうではないと考えています。
これから上げるような4つのポイントさえ押さえれば、問題なくプログラミングを上達させることができると考えています。
分からない単語の意味を調べる
例えば、下記のようなJavaScriptのプログラムがあるとします。
window.onload = function() {
setInterval(function() {
var date = new Date();
document.getElementById(“time”).innerHTML = date.toLocaleString();
}, 1000);
}
</script>
おそらくこのプログラムを最初にみたときは、

呪文だ、、、わからない・・・
となってしまいます。
ただ、そこから、

・windowとは何?
・onloadって何?
・functionって何?
というような内容を1つひとつ調べていけば、少しずつ、それぞれの言語に関して詳しくなっていきます。
最初は非常に地道な作業が必要となりますが、一度こういう言葉に関して調べれば、一気に理解が進みます。
特にJavaScriptではwindow, onload, functionなどの単語は頻繁に出てくるので、これらを抑えるだけでも、プログラムの理解が進みます。
逆に、分からないものをいつまでもそのままにしておくと、ずっと分からない状態で苦しむことになるので、最初が頑張りどころです。

とはいえ、一回目で完全に理解することは難しいので、プログラムを書きながら「ほどほどに」理解していくのをおすすめします。
1回目に分からなくても、何回か書いているうちに急に理解できるようになった、ということもよくあるので、「ほどほど」に理解を深めつつ進めていくのをおすすめします。
そういうものだと割り切る

ある程度プログラミングが上達すれば、簡単に思えるはず・・・
という期待をされている方の希望を打ち砕くようなコメントですが、プログラマーとして会社で働いていたとしても、余程の天才でない限りは、

プログラミング、簡単だな
と思えることはありません。
もちろん、ずっと続けることにより、基本的な文法ミスで引っかかることは少なくなっていきます。
一方で、
・さっきまで動いていたのに突然動かなくなってしまう現象
・利用している環境による制約が引き起こす問題
などなど、毎日、本当にいろいろな問題に直面することになります。
謎のエラーは何年プログラミングをやっていてもハマりますし、大変です。
ただ、それくらい難しいからこそ他のライバルが挫折して勉強をやめていくし、市場価値も高い、ということになりますね。
エラー文言に慣れる

エラーの文言は、最初はとっつきにくいのが事実です。
先程挙げた、
に関しても同様のことが言えます。
慣れてくると、

このエラーはどこかで見たぞ・・・。
Syntax errorだから何か文法ミス(書き間違い)をしたっぽい
NullPointerExceptionだから、どこかNullのオブジェクトを参照しようとしたのか
という風に、パターンが分かってきます。
このパターンはプログラミング言語によってまちまちなのですが、それぞれの言語に慣れてくれば、50%くらいのエラーは簡単に解決できるようになってきます。
残りの50%は、
・使っているライブラリ特有のものだったり
・そのプロジェクト内の、他の部分のプログラムに起因するものだったり
というように、より難易度は上がってきます。
この残り50%のエラーに関しては、現場で活躍するエンジニアが日々、格闘しているものです。
こういったエラーに慣れることは、現場でより早く活躍するための1つの手段になります。
プログラミングを勉強することにより達成したい目標を、別のスキルも使って実現する
これは若干この記事の主題と外れるのですが、非常に有用な方法なのでお伝えします。
もしプログラミングが難しすぎて心が折れそうになったら、再度、あなたがプログラミングを勉強している目的や理由を思い出してみてください。
おそらくあなたがプログラミングを勉強しているのは、

・エンジニアとして転職したいから
・フリーランスとして案件を獲得したいから
といったものではないでしょうか?
こういう目標なのであれば、プログラミングが完璧にできなくても、達成することはできます。
エンジニアの中には、プログラマー以外にも、
・プロジェクトマネージャー: プロジェクトのスケジュールを管理したり、対応すべき機能や要件を検討したりする
こういった役割の人も多く働いています。
なので、プログラミング一本でエンジニアになる必要はありません。
プログラミングはもちろんできればBetterなのですが、
によって、エンジニアになることは十分に可能です。
なので、プログラミングが難しくてどうしても無理!という人であっても、その場で諦めないでください。
そして、その他のシステムエンジニアやプロジェクトマネージャーといった、役職も含めて検討してみていただければと思います。
プログラミング学習を続けやすくするためのポイント3つ
簡単な言語やフレームワークから手をつけるようにする
あなたを含め、プログラミングを勉強している人の多くは、プログラミングを勉強して何がしたいか?という目標を持っていると思います。
もちろん目標を持つことはいいことなのですが、

ちょっとこのプログラミング言語、難しい・・・
と思う場合は、戦略的に他のプログラミング言語をやってみるのも1つの手です。
というのも、プログラミング言語は、どの言語であっても根本は同じだったりするので、そこが理解できれば他の言語にも転用できるからです。
また、プログラミング言語以外の知識も同時に必要とするような「AIの開発」や「ゲームの開発」は一般的に難易度が上がります。

AI開発もゲーム開発も数学の知識が必要とされ、そのハードルがプログラミングと同等、もしくはそれ以上に高かったりします。
ですので、「難しいな・・・」と感じたら、まずはPythonの勉強だけにフォーカスしてみる、というように、分割して勉強
いきなり最初から完璧にやろうとしない
いきなり最初からプログラミングの全部を理解しようとしてはいけません。
まずは基本を軽く勉強した後、実際に手を動かして自分の作りたいものを作るのをオススメします。
具体的には、以下のような進め方がよいです。
・2: ウェブにあるサンプルアプリを少しずつ変更して、何を変更すると、どのようなことが起きるか?を知る (この時点でも自分で書けなくていい)
・3: サンプルアプリを変更して作りたいものを作る (変数や関数の定義、if分やループ文くらいができればいい。あとは調べながら)
・4: フルスクラッチで作りたいものを作る
特に初心者の頃は、教材をやっているときに全てを覚えようとしてしまいますが、はっきり言って一回で全てを覚えるのは無理です。
教材で勉強しているときは、
が分かるくらいで十分です。
このくらい低い目標設定であれば、やっていけそうですよね?
ここで説明した内容は、以下の記事で詳細を説明しています。
もっと知りたい!という場合はこちらも合わせて読んでみてください。
自分を褒める & 人に褒めてもらう
モチベーションの上げ方は人それぞれですが、一般的に他の人に褒めてもらった方が嬉しいし、また頑張ろう!ってなりますよね?
もし家族や恋人や友達で、プログラミングの勉強に理解をしてくれる人がいる場合は、その人に思いっきり褒めてもらいましょう。
もし近くにそういった人がいない・・・という場合は、Twitterで、
こういったタグがあるので、そういったタグをつけてつぶやくと、他の人から「いいね」やコメントがもらえたりして、モチベーションを上げることができます。

最近ちょっとモチベーションが停滞気味・・・
という人はトライしてみてください。
最後に
ここまで、プログラミングが難しいと思われる原因や、その対策などを説明してきました。
正直、プログラミングを始めた頃は、ほとんどの人が

プログラミング、難しいな・・・
と感じると思います。
ただ、この記事に書いてある内容を理解していただいた上で、地道に勉強を続けていれば、確実に少しずつ理解できてきます。
プログラミングは、本当に最初のハードルが高いため、そこを乗り越えてしまえば後は何とかやっていけます。
最初が一番の踏ん張りどころなので、是非とも頑張って、そこを乗り越えていただきたいと思っています。
今回の記事は以上です。
以後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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